今回の台湾・香港旅行でHSBC香港のオーシャンセンター支店に行ったとき、日本語が話せるジョン万次郎ことジョン・ラウ氏(John Lau)が私に勧めたファンドが、表題にあるHSBC Global High Yield Bond(fund code: U62517 毎月分配型)だ。
このファンドのFact Sheetの組み入れ債券の格付けを見ると、5月に勧められて買ったAllianceBernstein – American Income Portfolio(fund code: U62407 毎月分配型、豪ドル建の年利回り約8%)に比べると、かなりリスキーな商品だ。
彼曰く、今年の6月20日に出したばかりのファンドだが、今後数年は値上がり益と配当金(豪ドル建の年利回り約9%)の両方が期待できると言う。
相手の言うがままに出たばかりのファンドを買うのはバカみたいだが、在職中(!?)なら多少の冒険もできるかと思って投資してみることにした。
そもそも私が今回、HSBC香港へ行った理由は、7月27日のコラム「8月から香港での人民(中国)元投資が非居住者でも可能に」で書いた人民(中国)元建の金ETF「恒生人民幣黄金ETF(Hang Seng RMB Gold ETF) (83168)」でも買ってみようと思ったからだ。
現在は、香港非居住者が人民元建の商品をオンラインで購入することはできないので、香港へ行ったときでないと投資できないからだ。
もっとも私が香港に渡航したときは、中国本土で反日デモが吹き荒れていた時期、国賊的(!?)な投資をするのもどうかと思ったが、念のためにジョンさんに聞いてみると、今は人民元建投資は妙味がないと言う。
彼が言うには、人民元の対米ドルレートは大きく下がることはないが、期待したほど儲からないだろうし、現時点で、人民元建投資は香港人の間ではあまり人気がないらしい。(だから非居住者の金を取り込もうとしているのか?)
株式相場も今の中国ではそれほど期待できないので、私が投資できるのはせいぜい人民元預金、それならほかの商品にした方がいいと言う。
結局のところ、私は人民(中国)元建の金ETF(83168)の購入を見送ることにした。
最後に、私は香港非居住者がクレジットカード(HSBC Advance Visa Platinum Card)を作るにはどうしたらいいか聞いてみた。
もちろん、新型キャッシュカードへの切替後(HSBC香港、新型キャッシュカード切替に伴い海外ATMサービスも変更)のことを考えてのことだ。
ジョンさん曰く、非居住者の場合は、原則として最低50,000香港ドル(約50万円)の定期預金を積まないといけないとのことだ。
しかし、クレジットカードの審査担当者がOKすればこの限りでないので、試しに申請してみないかと言う。
審査の結果は約2週間後、OKならばクレジットカードが送付され、ダメなら通知書が自宅に届くらしい。
果たしてどうなることやら・・・
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