クレジットカード付帯の海外旅行傷害保険は注意が必要

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相談する女性

私は去る14日のコラムで、今回の旅行中「二度」死にそうになったことを書いた。
こんなことを淡々と書いているが本当に死んでいたら新聞の小さなベタ記事で「海外旅行中の邦人が事故死」と書かれていたことだろう。

それ以外にも私は二度、着替えの入ったバッグを盗られた。
一度目は「置引き」、二度目は「車上荒らし」にあったためだ。

わすか2週間の旅行中に、荷物を二回盗られ、二度死にそうな目にあった人の話を聞いたことはあるだろうか。
私はない。

自分自身、20数年の海外旅行経験でこれだけのトラブルに見舞われたのは初めてだ。

ただ、着替えが盗られたといってもほとんどが捨てる予定だったものだというのは不幸中の幸いだが、中には当時の時価でAU$200(約16,000円)したセーターや、旅行記の下書きをしようとして入れていたe-mobileを失ったのは痛かった。
実のところ一番痛かったのは日本の電子機器(デジカメや携帯)の充電器でこれはほとほと参った。(汎用性がないので海外では入手が困難なのだ。)

そして、その盗難にあったことに対する保険金の請求のために、私はウェブサイトを確認してみた。

私が持っているクレジットカードは、デルタスカイマイルシティクラシックVISAカードと、マイレージ・プラスセゾンカードの二枚で、いずれも海外旅行傷害保険が付帯されることになっている。

ところが、前者はシティアシストとして、「海外旅行に行く場合、空港に行くまでのタクシー、リムジンバス、鉄道料金等、公共交通乗用具の料金や、宿泊を伴う募集型企画旅行の料金をシティカードでお支払いいただくだけで、旅行保険が適用になります。また海外に行ってから、公共交通乗用具の料金をシティカードで支払えば、その時から保険が適用されます。」とある通り、旅行代金のカード払いを条件に付帯されることになっている。

一方、後者は何もしなくとも自動的に付帯されることになっている。
高額の年会費を負担してる方が条件が悪いというのも何か釈然としないものがあるが、ここではそれには触れないでおく。

私は有償で航空券を買う場合は、マイル加算のために必ずクレジットカード払いにしているので、ほとんどの場合、問題はないのだが、微妙なのは特典航空券の場合だろう。

確認したわけではないが、特典航空券の場合でも税や燃油サーチャージ分は別建てでカード払いにさせられることが多いので、実質的にはそれでクリアできるのではないだろうか。

もし、不安なら空港までの足をカード払いにすれば、その時点から保険が適用されるのであればそうすればいい。(保険会社とクレジット会社との間で確認は取れるようだが、証拠のためにチケットや領収書を取っておくことは言うまでもない)

いずれにせよ、カードの申し込み画面の、海外旅行傷害保険は付帯しているいうのを鵜呑みにせず、自動付帯なのか条件付なのかを確認しておいた方がいいだろう。

それと米国やオーストラリアのように医療費が嵩む地域での保険で担保される限度額だ。
最高300万円、ニューヨークで入院しなければならなくなったとき、これで足りたかどうかはわからない。
そういった意味では私は運が良かったというべきなのだろうか。

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