昨日の日経平均株価の終値は7,162.9円と、バブル後最安値を更新し、昨夜のダウ(Dow Jones Industrial Average: ^DJI)も203.18ドル安の8,175.77ドルと下げ止まらなかった。
当然、今日の日経平均も安値更新するという観測の中、私はあえて日経平均のコールワラントに手を出した。
HSBC香港にも日経平均に連動するワラントはあるが、やはり出来高を考えると日本の証券会社を使った方がいいだろうと、指値をしておいた。
なぜ、ワラントかというと、追証を気にする必要がなく、当たれば少額でも利益が出やすいからだ。
投資対象はゴールドマン・サックスのeワラント、日経平均(銘柄コード101)コール634回、権利行使価格9,000円、満期が2009年9月9日だ。
そして午前9時、マナーモードにしておいた携帯に約定のメールが入る。
かなり下に差したにもかかわらず、いきなり約定とはこりゃ失敗かと心の中で毒付く。
せめてもの期待は前場で下げて、午後上がることだが、10月の奈落相場でそんなことが期待できるのか。
私の頭をよぎったのは去る23日にまた性懲りもなく仕組債が発売されることがウェブサイトに掲載されていたことだ。(2008.10.23 ブルームバーグ 【売出債-確定】SEKが円建て日経連動デジタルクーポン債‐三菱UFJ)
9月4日のコラム「仕組債で儲ける方法」で書いたように歴史的に見てこの類の債券を買った投資家はほとんど儲からないようになっている。
理由はノックイン対象となっている指数や株式銘柄がノックイン水準に達してしまうことが多いためで、その論理からいくと、受渡日の10月末の終値からさらに35%以上、日経平均は下がるということになるからだ。
簡単に言えば10月末の日経平均の終値が7000円だとすれば、そこから2013年10月24日(5年後)までに4500円まで下がると言えるからだ。(ちなみに9月発売の仕組債はわずか1ヶ月でノックイン水準に達した)
まさに大竹慎一氏の「日経平均4000円時代が来る」そのものの世界ではないか。
この本が出たときは2005年5月、日本市場全体が久々の上昇相場で沸いていた頃、そんなことはさすがにないだろうと思っていたら、わずか3年で現実になろうかという水準に落ちた。
それでも私の淡い期待が成就して、今日の日経平均は一時7000円割れしたものに、終値は459.02円高の7,621.92円だった。
とりあえず1週間から10日くらいは猛吹雪の中の山小屋の暖炉という気分を味わえるかもしれない。
果たして本格反騰はいつなのか。
いずれにしろ、今回だけは仕組債を騙されて買わされた日本の投資家が儲かることを願ってやまない。
もし、そうでなければ、日本は本当にアルゼンチン・タンゴを踊ることになるからだ。
コメント
ワラント、仕組み、よくわからないですね、頭悪いのかな。w
日経平均急反発 一の矢はネーキッド・ショート・セリング禁止
オツカレです。
売り方の慎重姿勢が急反発に繋がったのだろうか。
[28日 東京 CNN]日経平均、急反発 一時7000円割れも終値は459円高
東京株式市場は25日、日経平均株価が5営業日ぶりに急反発し、前日終値比459円2銭(6.41%)高の7621円…
たびちゃんのようなFXのプロが何言ってるんですか(笑)
まあ、証拠金がなく、満期があるFXと思えばいいかと思います。
ベース(これを原資産とかいいますが)になるのは株、指数、為替などです。
CDFって、どうですかね。資料取り寄せているんですが、、これなら、株もFXと同じでいけそうで。ミニ日経は先月やっと、やり方、覚えまところで、、金融商品、使い方にうとくて。w
CDFじゃなくてCFDじゃないっすか。
http://www.cmcmarkets.co.jp/
私が入っているworldinvestorsで話題になってましたよ。下げ相場でも投資できるって・・・
でも基本はオプションのような気がしますが
東京株
東京株、3週間ぶりに一時8000円割れ