続・金持ち父さんへの道

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冨のイメージ

去る20日に金持ち父さんへの道(The journey to financial freedom)という題のエッセイを書いてみた。
日本株投資を本格化させて3ヶ月余り、8月には「節約するより勉強を」なんて偉そうなことを書いてしまったので、自分でも少し1つの株を掘り下げてみたのだ。


以前から注目していたのはエッセイでも取り上げたヤフー(4689)株なのだが、なぜこの株はこんなに高いのに何人もの人が買おうとするのかってことだった。
単にキャピタル・ゲインを得られればいいのであれば、何もこんなに高い株を買わずともほかに様々な銘柄があるのだから常識で考えればこの株は高すぎて手を出す人が少なくても不思議でも何でもない。

おそらくピーター・リンチ(Peter Lynch)なら絶対に避けるであろう、超人気産業の超人気会社がヤフーと言えなくもないからだ。

ヤフー株が投資家を魅了する理由、それはヤフーが行ってきた概ね半年に1回の恒例行事、つまり株式分割の魔術だ。
これによってどんなに高値で買ってもいずれは儲かるという魔法に投資家がかかっているのだと私は思った。

実際にチャートを見ると、ITバブルの最盛期に1億でこの株を買ったとしても、次回の株式分割以降に株価がヤフーにしては割安(こういう言い方は変だが事実だ)な300万円程度の株価になれば理論上(買った後に1株も売ってないという条件で)、利益が出る計算になるのだ。

いつまでこの魔法のようなことが続くかは誰にもわからない。
しかし、宝くじに夢を託すよりははるかに確率が高いと私は思う。

このエッセイを書いたあとで、感想をいくつか掲示板などでいただいたので紹介しようと思う。

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40代・男性・自営業

ハッサンくんの夢想が、とどのつまり金持ち父さんになることだったら、仮にそうなれたにしろ、実に惨めな人生を終えることになるだろうな。
パラダイムという言葉を、聞いたことはないか?

現在の物質至上主義のパラダイム(枠組み)の中で、金持ちになりたいと夢想するのはやむを得ないにしろ、少なくとも経済的成功が幸福に結びつかないという例は、枚挙に暇がない。
ましてやそう夢想し、金持ちになれなかった時のことを考えてみたまえ。

俺だったら、首吊るがな。
もっと他の事、夢想しなさい。
金よりココロのほうがいいと思えるようになったら、しめたもんだ。

お金が欲しいというのと幸せになりたいというのは、両方が目的たりえんのだよ。
金があれば幸せになるというのは、ロジックとして存在せんのです。
幸せで、しかもお金がある人はいるでしょうね。

でも、その人の幸せと、お金とは何らの相関関係がないと言えばわかりますか?
これは先に書いた、「パラダイム」を理解しとかんと難しいかもね。
哲学、思想に属する言葉だが、これを理解せんと何やっても実りはない。
パラダイムについては、自分で勉強するように。(爆)
投資だの、金儲けだの、どうでもよくなるだろうがな。(爆)

30代・女性・主婦

私はいいエッセイだと思いました。
私が世界で一番ほしいもの、それは「お金」でえす!!!!!!
だってお金で買えないものはもうだいたいそろってる。
株式投資、痛い目にしか遭ったことないから、二の足踏んでいる状態です。
勇気づけられるが・・・実行できるかなあ。

20代・女性・会社員

金持ち父さんの話を読みました。
あと、昨日、写真の学校に行ったんですが、先生が「金買え」と。金(かね)を安定して置いておきたい気もしているんで、金についてネットサーフィン中。株は…。(文中にある普通のリスク背負っちゃっている人だなー)
最近またやけに将来について考えるようになりました。はい。

40代・男性・会社員

投資で儲けるには、人間としての器を大きくしないと、どんなにいい情報つかんでもあまり儲けられないもの。
どんな銘柄でも年間通してみれば、50%程度の変動はあるもの。

みんなが儲けられるはずなのだが、実際は安いときには買えず、高いときに買ってしまうものなのだ。
投資には、腹の据わった人間に成長すべきで、チャレンジ精神は幸せつかむ第一歩ではないかな。

投資で痛い目に遭うのは、それはすべて自分が悪いのです。
「欲」が正常な判断力を曇らせるからなのです。
株で、ここが底だと思って買う。とどっと下がる。
ここが天井だと売る。怒濤の上げ相場。
うまく行かないもの。

それは、欲が判断力を鈍らせているからなんです。
自分なりのルールで程々を知る。
百戦錬磨の相場師になれます。
自分の醜い欲をコントロールする。
そうすれば、そこそこに微笑んでくれますぞよ。

株が上がる・・・って、お金の価値が下がるってこと。
絶対的基軸はどこにも存在しないはずなのだが、存在すると思う人が多すぎる。
ともすれば、自分の前の見えている世界だけでものごと判断するようになるもの。

いろいろな株に投資し、いろいろな通貨を所有する。
これって極めて臆病な人間のすることなんだな。ほんとは。
実を言うと銀行の積立貯金・・・すごい投機家なんだな。

お金も水の如く、流れるがよし。澱むは好ましからざるもの。

40代・男性・会社員

金持ち父さんが言っていた、金持ちになる利点。
好きな時に旅行ができる。
寄付したい所に寄付できる。
カルロスは好きな時に旅行しとるし(爆)
やほお株の分だけ寄付したとしても、同じことだわな。
違うか?違うな。(爆)

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感想をいただいた方々についてはこの場を借りて謝意を述べたい。
また、何年か後に私、そして彼らがどういうコメントを残すかというのも楽しみがである。
ただこれだけは言えると思う。

  • 金で幸せは買えない。自分の周りに愛も友情もない中で札束に囲まれても哀れなだけだ。これは真理である。
  • でも物質社会において貧乏は幸せを感じる暇を与えない。これも真理だと思う。

最後に、「(カルロス掲示板も模様替えして)張る→ロス→破産の夜逃げの顛末掲示板とか・・。」
これだけは勘弁願いたいものだね。
破産で夜逃げするハメになって幸せかい?

最後に、200万という余資(余裕資金)は常日頃からそれで株式投資をしてる人でないと、いくら「花の独身貴族」や「有閑マダム」でも出せないというのが実情かと思う。

私にしてみれば「楽して億万長者になる最適な方法」と思ったのだが、そうできない人が圧倒的に多いのが現実なのかもしれない。
そうでなければ世界の先進国の国民はほとんど金持ちなのだろうから・・・

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