India Fund (IFN)からのお年玉

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冨のイメージ

私がTD Ameritradeで買っているIndia Fund (IFN)がビッグなプレゼントをくれた。
昨年12月27日付の配当金が今月14日に口座に入金されていたのだが、1株当たりUS$8.18とかなり高額なものだった。

内訳は普通配当金(Ordinary Dividend)がUS$0.13、短期資本所得(Short Term Capital Gains)がUS$0.73でこの2つは米国源泉所得税(10%)の対象、残りの長期利得分配金(Long Term Gain Distribution)がUS$7.32で、こちらは米国非居住者は非課税のようだ。

もっとも配当権利落ち(ex-date)となった12月27日の株価は、インドの隣国、パキスタンでブット元首相が暗殺されたことも相俟って暴落したので、こんなことなら高額配当しなくてもよかったのに、と思うことしきりである。

単純に言えば、たった100株(権利付売買最終日=payableの12月26日の終値換算でUS$7,090=約81万円)の保有者でも配当金がUS$800(約91,000円)もあったということだ。

私の場合、米国の証券会社を使っている割には、投資先がどちらかと言うと米本国の企業よりもADR(American Depositary Receipt=米国預託証券)の方が多い。

その理由は米国以外の、最近ではBRICsを始めとする新興国の企業の株に直接投資できる醍醐味があることと、その配当性向の高さによる。

かつて私が持っていたオランダの銀行株、INGは世界市場がどん底だった2002年でさえ高い配当金を出し続けていたし、今でも持っているブラジルの銀行株、Banco Bradesco (BBD)のチャートは、ITバブル時代のヤフー(4689)を思わせる。

しかも配当金もそれなりのものがあり、ブラジルが米国市場の強い影響を受けるという要因を除けば一押し銘柄である。

さて、これらADRに投資する場合、自分で投資先を探すとすれば、企業情報を分析するのには時間もかかるし相当の語学力も必要だ。

そのようなときは、投資の王道である経済が好調な国の銀行株を買うか、その国のトピック(例えばインドならIT、ロシアなら資源とか)ということでいいのではなかろうか。

ちなみに私が参考にしているサイトでStocks Abroad.comというのもある。
今のところ市場の情勢は極めて不安定だが、2月の欧州企業の四半期決算で悪材料が出尽くせば光明が見えてくるだろう。

それまでは忍の一字なのかな。

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