エアーアジアは無事に飛ぶのか?

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デンパサール・ングラ・ライ国際空港(Denpasar Ngurah Rai International Airport)

私が今度の海外旅行で使うフライトにエアーアジア(Air Asia)というものがある。

最初に知ったのはそれゆけ個人旅同好会の東組宴会部長の俊哉氏のタイ北部への旅行記だ。
激安フリーク(!?)の彼自身も最初は不安だったようで「まともに飛ぶのであろうか?」というコメントを残しているが、どうやら無事に飛んだようで、この後も何事もなく旅行を続けている。

マレーシア在住者、あるいは旅行者のサイトを見ても、このフライトは「お薦め」と書いてある。

で、私が俊哉氏の旅行記を読んだとき、一瞬思い出したのは、マイケル・ムーア(Michael Moore)の書いた「アホでマヌケなアメリカ白人(Stupid White Men)」という本の一節だった。

「(アメリカン航空がパイロットに生活保護課へ行くなという通知を出したのを聞いて)俺は飛行機に乗りたくなくなった。人間の動物的な生存本能ってやつがこう言うのさ-タコベル(Taco Bell)のバイトのガキより安い給料の奴が運転する機械で、空なんざ飛んでいられるか。(I did not want to get on that plane. You see, there’s something about us humans and our basic animal instincts for survival – and one of these instincts, probably traceable back to the caveman days, is: Never, ever let someone fly you up in the air who’s making less than the kid at Taco Bell.)」

要するに何が言いたいか。
2005年5月7日付の「別の目で見た尼崎脱線事故」で書いたように、どうやってパイロットの給与が捻出されてるのか、機体のメンテンスはどうしてるのか、考えただけでも恐ろしくて予約に二の足を踏むということだ。

しかし、このたびの旅行計画では何と2区間(当初は3区間)も予約を入れたのだ。

なぜか?
そもそも私の今回の旅行はマイレージの特典旅行なので、ノースウェスト航空(NW)で日本と東南アジアを往復する。

この会社は1993年のグアム旅行のときは、リストラのし過ぎで、機内食は不味い、スチュワーデスは呼び止める間もなく多忙といった具合、当然ながら緊急事態になれば誰も救助要員はいないといった雰囲気がありありと感じられたものだ。

今でも整備点検のために離陸が遅れる、というのは風物詩で、つい最近も8月20日から経費削減(リストラ)を巡る労使交渉が決裂して、整備士がストライキに入って1週間、その間は、1500人の代替要員と外部業者を動員してやっていると、幹部のアンディ・ロバーツ氏(Andy Roberts, Northwest’s executive vice president of operations)は胸を張っているらしいが、整備不良があったときの実害は乗員乗客が被ることになるのは当然の成り行きだ。

こんなフライトに乗るならエアーアジアに乗るのも同じことだと私は覚悟を決めたのだ。

かくして私は2週間後に旅に出る。
ところで、FAQを見てみると、エアーアジアはチケット代を安くするために、チケットは原則としてインターネットかコールセンターを通じての発券、機内食は希望者のみ有料で、ということが書かれている。

あとはコネクションフライトを使った場合に、最初の便が遅延して乗り継ぎ便に乗れなくても責任は取らないとか、搭乗便の変更は48時間前まで可能、手数料は一律にRM50、ルート変更は不可、場合によっては手数料がチケット代の3割、4割に相当するが、元々が安いので、そういったリスクはあるだろう。

安いチケットは余計なことをすると高くなる。
まあ、これが一つの教訓だろうか。

それと、巷で話題の燃油サーチャージ(Fuel Surcharge)などの追加料金、エアーアジアでも予約画面の中の発券条件(Terms)を見ると細かく書かれている。

いやはやクレジットカードで清算したチケット代、やはり巷間で言われるようにタイ行きの便の追加料金はバカにならないようで・・・
これってもしかしてテロのことが関係あるのかい?
ぼったくりと言っていた人もいるけどね~

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