
去る7月20日に行われた第27回参議院通常選挙で、参政党が躍進したことは、日本の有権者にとって、自分の一票が政治を動かせるという手ごたえを掴んだという点で、大きな一歩となったと言える。
さて、その直後の8月3日に行われる横浜市長選挙、その選挙も私は先刻、期日前投票を済ませてきたので、そのことを書いてみたい。

ところで、今回の横浜市長選挙、どんな候補者が出るのか見たのだが、何と現職の山中竹春氏に与野党が相乗り(神奈川新聞では「オール横浜」で団結へ・・・となっているが)してびっくりしたものだ。
これは自民党系の横浜市議から現職(立憲民主党系の首長)推薦のハガキが自宅に届いてわかったのだが、この与野党相乗りが、いかに有権者の選択肢を狭め、選挙に対する関心をなくさせていったのか、彼らはわかっていないのだろうか。
あるいは、わかっていて、わざと有権者に投票に行かせないようにしているのだろうか。
なぜなら、一部の地方選挙に見られるような、与野党相乗り候補対共産党推薦候補では、余程熱心な支持者以外、投票に行く気も起きないだろう。
私は、そういうことなら(有権者をバカにするなら)共産党推薦候補にでも入れてやれ・・・とか思うのだが、多くの人はそんなふうには思わない。
こうして、一部の地方選挙では、投票率が低迷を続け、馴れ合いの首長の長期政権が続くといったことが散見される。
来る横浜市長選挙がどうなるかはわからない。
ただ、私は現職の山中竹春氏には投票しなかった。
判断基準は政策ではなかった。
田中康夫元長野県知事、横浜市民にとっては、単に知名度が高いというだけだ。
中央(衆参両院の議員選挙)はともかく、日本の地方政治は、まだまだ変わりそうもない。
彼らが変える気がないのなら、それに合わせるだけなのだ。


コメント