去る3月31日と4月1日の1泊2日で、私は奥久慈・磐梯熱海温泉の旅へ行ってきた。
日・月の1泊2日の旅は、通院透析を常とする私の宿命みたいなもので、4月の旅行もほとんどがその日程となっている。
ところで、今回のコラムは、袋田の滝へ行ったことがテーマなのだが、当初はそうではなく、水郡線のイベント列車(快速「春の水郡風っこ号」)に乗って、沿線の桜見物に行くのが目的だったのだが、あいにくと、2024年は桜の開花が遅れているようだった。
快速「春の水郡風っこ号」(水戸 9:40-11:09 常陸大子)
私が水戸から「春の水郡風っこ号」に乗るにあたって利用したのが、品川発7時43分の特急「ひたち3号」である。
この列車は常磐線経由で仙台まで行くので、車内アナウンスでは「この列車は新幹線ではありません」と連呼していた。(笑)
まあ、東京や上野からなら東北新幹線と間違えて乗っても、それはそれで旅の思い出になるのではないかと思うが、そう思うのはきっと私らのような乗り鉄の人間だけなのだろうな。
水戸からは、いよいよ「春の水郡風っこ号」に乗り換えるのだが、乗り継ぎ時間が20分以上あったにもかかわらず、トイレに行ったりしていたら、飲み物や軽食を買い忘れてしまったようだ。
例によって、自分を入れて写真を撮ってもらおうと画策したのだが、あいのくと列車の周囲には手の空いている人はいない。
誰もが、撮り鉄をするのに必死な様相だったので、今回は諦めることにした。
水戸から郡山へ行く水郡線の列車は、この案内表示板の前にある9時23分発の便を逃すと、13時15分までないようだ。
そうかと言って、いわき、磐越東線経由もなかなか不便なもので、いずれにしろ、のんびりと旅する覚悟が求められる路線かな~と思う。
非常にラッキーなことに、私が座っていた1号車5番のボックス席は、私以外、誰も座っていなかった。
こういうこともあるんだな~
十二所神社
常陸大子駅を下りて私が最初に行ったところは、大子さくらマップにもある十二所神社、ここだと駅から歩いて行けるのと、行く道筋で食事をするところが見つかるのではないかという期待があったからだ。
ただ、ここは階段が多いので私にとってはなかなか難渋したのだが、苦労して行ってみると、おおお~という感じで桜はほとんど開花していなかった。
仕方がないので、御朱印でももらって~と思ったのだが、こちらも社務所には誰もいなくて、空振り・・・
何てこったいと失意のまま駅に戻るついでに途中にあった食堂でランチを食べることにした。
袋田の滝
常陸大子駅から袋田の滝へは茨城交通のバスで行くことができるのだが、その本数は決して多くはない。
幸いにも食事が終わった後に寄った観光案内所で聞いたところ、常陸大子駅から13時10分発の滝本行きに乗れば、折り返しで15時発のバスで帰って来れるというので、そのルートを選択した。
終点のバス停から滝のチケット売り場までは少し歩かないといけないので、15分くらいは余裕を持った方が良さそうだ。
チケットを買って、袋田の滝トンネルを抜けると、第1観瀑台と第2観瀑台に行くことができるので、そこから雄大な滝を眺めることができる。
私が歩行に難渋したこともあるが、第1観瀑台に着いたときには結構グロッキーな状態だった。(苦笑)
体力が残っていれば吊り橋に行こうかとも思ったが、この日の私は第2観瀑台でThe ENDとした。
吊り橋にも行ってみたい気持ちはあったんだけどね。(苦笑)
水郡線から磐越西線へ(常陸大子 15:39-17:28 郡山 18:15-18:34 磐梯熱海)
常陸大子駅の前に置かれているSLは、かつて水郡線を走っていた列車の名残なのだろうか。
今では水郡線をSLが走ることはないのだろうな。
そして、袋田の滝から戻ってきた私は、15時39分発の列車で郡山を目指す。
普通列車で約2時間の旅、ホテルの送迎車は磐梯熱海駅に18時半に来るようにお願いしておいた。
私がここで失念していたのは、郡山で夕食を取ろうと思っていて、この日に泊まるホテル華の湯のプランを朝食のみ付けたものにしたことだった。
磐梯熱海駅に着いたのは18時34分、ホテルの送迎車はすでに駅に来ていて、私はそれに乗ってホテルへと向かった。
ホテル華の湯
私が磐梯熱海温泉に泊まるのは、2023年12月3日の「SLばんえつ物語に乗り損ねた日」のときに泊まった伊東園ホテル磐梯向滝に続いて二度目のことだ。
ところが、今回はチェックイン時に、夕食を付けていないことがわかり、えええ~とかなり慌てたのだ。
幸いに館内にある居酒屋が20時半から営業すると聞いて、先に入浴をすればちょうどいいかなと思った。
3月31日は日曜日ということで、土曜日に比べれば宿泊者は少ない。
温泉大浴場も19時過ぎだったので、かなり空いていて、のんびりと過ごすことができた。
温泉から上がってくると、ちょうど20時過ぎになっていたので、フロントで案内された居酒屋へ向かう。
店の中には私と同じようなお一人様の男性がいたのだが、あえて同席はせずに、別のテーブルで食事をいただくことにした。
まずはビールで乾杯!
というか、2,000円の晩酌セットを頼む。
それにはラーメンとモツの煮込みが付いている。
それを平らげると、あとは適当につまみを追加して夕食を終わりにした。
何か名物料理でもあれば良かったのだが・・・
一通り食事を終えると店内には私しかいなかった。
う~ん、明日はエープリルフール、何をして帰ろうかな。
2024年3月 奥久慈・磐梯熱海温泉の旅のトピックス
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