マイナンバー保険証は限度額適用認定証も兼ねる優れもの

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聖マリアンナ医科大学病院

2021年9月7日付のコラム「身体障害者手帳更新&重度障害者医療証で医療費はタダに」を書いて以来、私は保険診療でお金を払うことが全くなくなった。

これは私が、2021年6月25日に「悪夢の難病宣告~急速進行性糸球体腎炎」により、人工透析患者になってしまったことが故になのだが、今でも思い出すのが、2020年5月12日付のコラム「医療費100万円の衝撃、もし限度額適用認定証なかりせば」だ。

このときは、日本の医療制度のありがたさを身に染みて感じたと同時に、私はこうも小見出しを書いた。

高齢者夫婦や一人暮らしのメタボは、健康保険証と一緒に限度額適用認定証も持ち歩こう

ゴルゴ13

そう、巷で論議されているマイナンバー保険証は、まさに、私がコラムで書いた、健康保険証と一緒に限度額適用認定証を一緒に持ち歩くことにほかならない。

2023年4月14日付のダイヤモンドオンラインの記事「医療費が高額になるときは『マイナ保険証』がお得!自動で高額療養費が適用に」でもこう書いてある。

マイナ保険証に対応できるオンライン資格確認システムを導入している医療機関では、医療費が高額になった場合の手続きも簡素化できる。限度額適用認定証がなくても高額療養費の適用が受けられるので、認定証を入手する手間を省くことができるのだ。

高齢者夫婦や一人暮らしのメタボと私は書いたが、これらの人々が万が一のリスクが高いからだ。
万が一というのは、救急車で運ばれて入院の憂き目に遭うということだ。

ところで、マスク自由化(313)もマスクをし続ける日本人は多いが、特に高齢者やメタボの人が酷暑の中でそうすることが、まさに万が一のリスク(熱中症で救急搬送)を高めていることが、彼らにはわかっているのだろうか。

私に言わせれば、新型コロナワクチンの4回目以降接種対象者(2023年9月20日からは、ほぼ全国民だが)は、要は60歳以上の人や基礎疾患持ちの人は、マイナンバー保険証を申請すべきであると思う。

まあ、政府が信頼できない云々はあると思うが、限度額適用認定証は万が一のときの高額医療費をカバーする、まさに保険なのだから・・・

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