私は7月16日、17日の1泊2日で、昇仙峡(甲府)、身延、沼津と一筆書きルートで周遊旅行をしてきた。
今回行った昇仙峡は、今年の4月17日に甲府へ行ったときに、行こうと思ったところなのだが、このときは甲府での滞在時間が少なすぎて断念したのだった。
しかしながら、真夏の甲府市は想像以上の暑さ、そこでハイキングをするなど、正気の沙汰ではなかった。
特急「かいじ7号」(新宿 8:30-10:14 甲府)
私が甲府に出発した16日は3連休の中日、新宿駅のホームは多くの人で溢れ、車内も満席だとのアナウンスがされていた。
新宿駅の外国人観光客の多さは相変わらず、彼らは日本で大人気の富士山へ向かうのだろうと思われた。
私の場合、新宿駅を8時半に出ようと思ったら、自宅を出るのは7時前、朝食は当然に特急の車内で食すことになる。
そして、今回は翌日(17日)に旅友のオフ会を沼津で企画しているので、JRのチケットは一筆書きのものを設定することにしたのだ。
昇仙峡
昇仙峡へ行くには自家用車で行く人も多いが、甲府駅からバスが1時間に1本程度あるので、それを利用する人もいる。
そして、甲府駅からのバスをグリーンライン昇仙峡で下車すると、さらに各地へ運んでくれる昇仙峡渓谷循環乗合バスに乗り継ぐことができるのだ。
私は、仙娥滝上行きのバスに乗って、そこから散策を始めたのだが(お散歩コース1)、真夏にこれは失敗だったかもしれない。
真夏に行くなら荒川ダム駐車場へ向かって、そこから板敷渓谷や大滝に向かうコース(秘境コース)に行けば良かったと思う。
秘境コースと言っても片道15分、大滝では水遊びもできると聞いていたので、真夏ならこちらがお勧めだっただろう。
昇仙峡ロープウェイで山頂展望台へ
昇仙峡ロープウェイに乗って展望台へ行くと、まず目にするのは、浮富士広場で、ここでは多くの観光客が写真を撮っていた。
ウェブサイトによれば、
山頂パワースポットの中心に位置する浮富士広場からは、霊峰富士を眺める事ができ、和合権現を周った後に、拝んで頂く事で運気が上昇する、人気のパワースポットです。
と解説されていたが、私は逆に巡ってしまったようだ。
和合権現は、縁結び・子宝と金運の神様として親しまれるようになったらしい。
御神木が霊峰富士の方向に向いている為、和合権現をお詣りの後お客様は浮富士に手を合わせ最強のパワーをいただいております。
とのこと、忘れずにお参りしておきたい。
和合権現でのお参りを終えた私は、さらなる奥地(!?)へ向かう。
これはお約束の記念写真、この時点で私はかなり汗だくになっていた。(笑)
富士山遥拝所は、ロープウェイ山頂にて富士山が見える場所は数か所あるそうだが、ベストビューは絶対にここだとのことだ。
カメラスタンドがあるので、スマホで自撮りもできるのだが、私はちょうどそこにいた女子にお願いした。
いや~いい天気だな~それにしても暑すぎる。
ここは、約束の丘といって、
恋人同士・ご夫婦・ご家族それぞれ、丘の上で「出合いの鐘」を鳴らします。
その記念として、「約束の手紙」を書いて約束ポストに投函しますと、1年後にご自身のもとへ届きます。
ということで、オヤジが一人でいるところではないな。(笑)
龍の松と書かれたところは、お賽銭を入れる籠があって、
「龍の腹」を目がけてコインを投げると、さらなる幸運が舞い込む。
富士山から発した龍脈が「龍の腹」に当り、龍穴となる。
そうだ。
何かご利益があるかな~
八雲神社
八雲神社は、
金櫻神社の末社として古くはその参道の要所になっていて、参拝者の道中の安全を祈願したところでもありました。現在では、縁結びの祈願で大変人気があります。
とのことだが、昇仙峡を昇りつめたところにあるという金櫻神社(かなざくらじんじゃ)まで行っている気力が残っていないな。
もっとも、昇仙峡渓谷循環乗合バスで行くことができるみたいだけど・・・
仙娥滝(せんがたき)
昇仙峡ロープウェイを下りて、元の仙娥滝入口まで戻ってきた私、ここからが絶景が見られる散策コースだと聞いていたので、さっそく歩き出すことにした。
まずは、入口から川へと下りてみる。
ここでは多くの人が足を浸して涼を取っている。
私も河原で写真を撮ってもらうことにした。
それにしても、ランチが山頂で食べたざる蕎麦だけだと空腹感があるな~
涼しげな写真も何枚か撮れたことだし・・・そろそろ退散かなと思う。
もし、水遊びするなら、ここらあたりがいいかな。
ちなみに、川の向こう側は滝壺へ真っ逆さまだと思うので、さすがにそこまで行くのは無理だろう。
あまりの暑さに・・・ここは防水デジカメのFinePix XP120も登場だ。
でも、こんなことしているのは私だけか。(笑)
水行が終わった後は、散策に戻って、滝を下から撮影・・・
あの上から落下したら大怪我は免れられないというか、死ぬかもしれないな。
でも滝壺のところへ行きたいぐらいの陽気なんだけど・・・
ランチ@樹光庵
昇仙峡の散策コースには、仙娥滝以外の見どころもあっただろうに、もはや、それどころではなかった。
空腹感は増すし、上から照り付ける太陽は殺人的だし・・・
もはやいつでも水遊びができる格好になって遊歩道を歩いていたのだが、バス停近くの食堂に着くまで、その機会はなかった。
結局、水遊びができたのは仙娥滝の滝上のところだけだったな。
樹光庵という食堂に入って、何か食べようと思った矢先に飛んできた言葉が「あと1時間バスは来ないんだよね。」だった。
そして、「バスが来ないからゆっくりして行きなよ兄ちゃん、そう言えば貴方のこと見たことあるんだよね。」と・・・
私は心の中で思った。
「ここへ来るのは初めてなんだけどね。もしかして、私のウェブサイトを見たことあるんかな。」
それにしても暑い・・・あの川のところに下りる道はないのだろうか、と思いながら写真を撮り続ける私だった。
身延線(甲府 17:21-18:36)
グリーンライン昇仙峡で甲府駅行きのバスを待っていると、汗が噴き出すように出てくる。
そのうち、水遊びをしたと思われる軽装の外国人がやってきた。
ああ、私もそうすれば良かったと心の底から思った。
さて、甲府駅からこの日の宿泊先のある下部温泉まで約1時間の旅路、寝込んでしまって乗り過ごさないようにしなければ・・・
下部温泉
丸一食堂
私が下部温泉駅に降り立ったとき、駅の周辺にあるレストランは数少なかった。
何しろ、宿泊先が素泊まり専門のいずみ旅館だったので、下手をすれば、二食抜きの憂き目に遭うところだったからだ。
夕食は馬刺し定食(1,500円)、それを食べ終えると、唯一、開いていた土産物屋で、パンが売られていることを確認し、明朝の開店が7時半だということを確認してホテルに帰還する。
いずみ旅館
3連休の中日の温泉地では、なかなか思ったとおりのホテルを取るのが難しい。
素泊まり専門ということで、夕食はともかく、翌朝の食事が難渋しそうだ。
宿のご主人は身延線沿線で朝食を取るのは難しいと言い、場合によっては沼津で食べたらどうかと言ってきた。
まあ、沼津まで行かないまでも富士までは行く必要があるだろうな。
2023年7月 昇仙峡(甲府)・身延・沼津の旅のトピックス
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