3年半ぶりに参加したフジヤマツーリスト主催のバスツアー、2日目の3月19日は、前日とは打って変わった快晴の元、私たちは、チャーターバスで奥久慈と日立市をめぐった。
北茨城市にある五浦観光ホテルから奥久慈へ行くのは、とてもじゃないが列車では時間がかかり過ぎるので、ピンポイントでしか観光名所に行くことができないが、このあたりは、さすがチャーターバスツアーの為せる業だ。
五浦観光ホテル 別館 大観荘
私たちの泊まっている五浦観光ホテル別館大観荘の朝食は、典型的な和風旅館のものだった。
ビュッフェ方式のホテルも多い中で、一人一人に配膳する方式のものは人手もかかるし、大変なんだろうが、私のように立位に難がある人にとってはありがたいことだった。
前日の雨降りとは打って変わって、今朝はホテルの部屋から素敵な日の出も見られた。
フジヤマツーリストの野澤さん曰く、私たちの泊まった部屋は眺望もいいとのことで、その恩恵をしっかりと受けることができたわけだ。
月待の滝
ホテルをチェックアウトして私たちが最初に向かったのは月待の滝だった。
奥久慈の滝と言えば、袋田の滝が有名なのだが、大子町観光協会によれば、ここは、
古くから安産、子育て、開運を祈る二十三夜講(二十三夜の月の出を待って婦女子が集う)の場とされたところから「月待の滝」と呼ばれ、胎内観音が祀られています。
とのこと、今回のテーマは開運ツアーということなので、ここが選ばれたのだろう。
いきなりコーヒーブレークということで、もみじ苑で休憩をする私たち、ここまで列車を使ってきた場合は、水郡線の常陸大子駅からタクシーとのことなので、車がないとアクセスは難しそうだ。
ちなみに、ここで飲食したものなのだが、フジヤマツーリストの野澤さん曰く、
なるほど、道理でコーヒ-が美味しかったわけだ。月待の滝で召し上がって頂いたのは【開運ダンゴ】(胡桃あんの蕎麦団子)と、深層天然水の自家焙煎コーヒーで、今回はオーナーさんが特に豆に力を入れてくれてブラジル、グアテマラ、コロンビアの豆をブレンドしてくれたとの事です。
月待の滝では、もみじ苑に事前予約をすれば、パワーチャージ体験(滝行)ができるようなので、興味がある人はやってみるといいだろう。
なお、2021年(令和3年)から川遊びはできなくなったとのこと、夏場なら滝壺での水遊びも気持ちいいだろうなと思っていたので、残念なことだ。
特に令和2年の夏はコロナ禍により各地で海が閉鎖され、川での遊びも制限された人達がネット検索で月待の滝で川遊びが出来る・・と、多くの家族連れ等がこの滝を目指して押し寄せました。
近隣住民からは電話で(何とかしろよ・・、なにやってるんだよ)と、苦情やお叱りの電話も沢山頂きました。又、警察署員からも連日のように対応を取るように要請されました。
コロナ禍での異常事態の煽りで、夏の遊び場が一つ減ってしまったということか。
結果的に、コロナ禍初期の海水浴場の閉鎖って意味があったのかと改めて思う。
それに加えて、何かあると、〇〇禁止となるのが日本らしいと思うわ。
バス便を新設するなど観光地への交通アクセスを改善するのでなく、観光地の魅力を減殺させる方に動くということがね。
まさに「日本が観光立国を目指すというのはタチの悪いジョークだったのか」だよ。
道の駅奥久慈だいご
道の駅奥久慈だいご、ここでお土産タイムだ。
各自1,000円分の「いば旅あんしん割」のクーポンがあるので、それを使おうという算段だ。
ちなみに、ここは温泉に入れる道の駅としても有名で、昨年12月の「DLすいぐん号の旅&忘年会 IN 品川」のときには、常陸大子駅からレンタサイクルでここまで来たのだ。
このとき、私はこう書いた。
私たちは駅前でレンタサイクルを借りて、「道の駅奥久慈だいご」まで行ってみた。
ここでは日帰り温泉入浴ができるので、時間つぶしにちょうど良かったからだ。あと、負傷事故の後遺症のある私が自転車に乗れたことは少し嬉しかったかな。
御岩神社
奥久慈から日立市へ入った私たちが向かったのは御岩神社だった。
ここでのトピックスは、何と言っても巫女さんによる神社案内だろうか。
Sさんという巫女さんが私たちの神社ガイドをしてくれたので、よりいっそう理解が深まったからだ。
何しろ、この神社は歴史が古い。
ウェブサイトの記述にも
日本最古の書の1つ「常陸國風土記」(721年)に「浄らかな山かびれの高峰(御岩山の古称)に天つ神鎮まる」とされる事から、古代より信仰の聖地であった事が窺えます。
とあるくらいなので、相当の歴史があるだろうし、参道を歩くと神々しさすら感じる。
ご利益も多彩で、私が日頃より祈願している病気平癒のことも含まれている。
そうしたことが人を引き寄せるのだろうか。
参加メンバーの一人、Mさんが学生時代の同級生から声を掛けられるといった珍事が起きた。
この神社の境内は相当に広いし、参拝者も多い。
その中で初詣の時期でもないのに、ピンポイントで出会いがあるなど、僥倖としか言いようがないだろう。
私も病気平癒の神様にお祈りをしたことで、何かご利益があることを期待しよう。
ランチ@とんかつ専門店「とん」
今回のツアーの最後は、とんかつ専門店「とん」でローズポークを味わうことだった。
いやいや、これは掛値なしに美味しかったわ。
私がとんかつを食すときは、横浜にある勝烈庵に行くことが多いのだが、ここの三元豚より美味しかった。
とりあえず、これにて全日程終了、参加者の皆様、ありがとうございました。
またの機会があればよろしくお願いします。
2023年3月 茨城バスツアーのトピックス
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