11月になってから「川合式居合抜き1分トレード」の調子が今一つだ。
「居合抜きツール」の流れに逆行することが多く、出鼻を挫かれることが多くなっている。
18日のトレードもまさにそういう流れになり、最終的にはプラスになったものの、気分は今一つといった感じが残る結果となった。
居合抜き1分トレード
11月18日は、17日の日経平均先物夜間取引の終値が、27,970円と前日比10円安と、ほぼ横ばいで終わったのに加え、米国市場も、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、33,546.32ドルと16日の終値に比べて7.51安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)も、11,144.96ポイントと16日の終値に比べて38.7安となり、日本市場も下落トレンドの展開が予想できた。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
ラクス~逆行でマイナス1%損切、途中参戦で若干のリベンジ
ラクス(コード:3923)は、「居合抜きツール」の形状は買いでいけそうな感じがあり、日足も上昇トレンドになっていて、それほど悪くないと思ったのだが、あっさりと撃沈してしまった。
やはり、2,000円の壁(8月4日の高値2,079円と11月16日の高値2,112円とのダブルトップ)で跳ね返されたのが大きいのだろうか。
一方で途中参戦(空売り)したときの結果は、若干のプラスで終わったものの、思ったより利益を稼げなかったように思う。
九州旅客鉄道~マイナス1%損切
九州旅客鉄道(9142)も「居合抜きツール」の形状はそれほど悪くなかったと思うが、寄り付き(2,915円)から下落の一途、こちらは地合いの悪さと日足が下落トレンドであったことが逆行の要因だっただろうか。
いずれにせよ、この日の「居合抜き1分トレード」は2銘柄とも撃沈で終わったのである。
新興市場株のトレード
11月18日の東証マザーズ指数の値動きは、寄り付きから下落トレンドだったので、どちらかというと「トルネード1%ツール(空売り推奨)に目線を移してトレードしたほうが良かったようだが、11時過ぎには反転上昇しており、この流れをうまく掴めたかが勝敗のカギとなりそうだ。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
Ablance~トルネード1%ツールを生かして利確
10時16分に「トルネード1%ツール(空売り推奨)」でAbalanceグループ(コード:3856)のシグナル4が点灯したとき、株価は3,120円、前日出来高比が1.1倍、前日5MA比が17.0%と、空売りに適した状況だった。
結果は、読んで字のとおり、1%を取りに行く戦略で首尾よく利確でき、10時台の下落局面をものにすることができた。
ラクオリア創薬~急騰傍受ツールを生かして利確
一方の「急騰傍受ツール(買い推奨)」を生かせたのは、ラクオリア創薬(コード:4579)だ。
10時51分のシグナルは、株価が1,354円、前日出来高比10.51倍、前日5MA比が10.1%となっていたが、その後のシグナルでも株価の上昇が見られたので、そのままゴーサインを出した。
まあ、結果はプラスで終えることができたので良しとしたい。
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