去る9月12日の午後、私は最後の夏景色を写真に収めようと葉山の森戸海岸に向かっていた。
数日前の天気予報とは異なり、燦燦と降り注ぐ太陽の元で、厳しい残暑が戻っていた。
こんなことなら昨日(11日)に行った養老渓谷に、今日(12日)行けば良かったと後悔していた。
今年の夏になってもう3回目となろうか、森戸大明神(森戸神社)に参拝をしてから本殿の横を抜けて海岸へ出ると、名島(菜島)の上に立つ赤い鳥居が見える。
ただ、この日は鳥居は逆光になって、iPhoneではうまく撮り切れない。
それでも何枚か海の写真を撮っていたら、あまりの暑さに、水に浸かってみようと思った。
何でいきなり水着になれるのか?
私は平成時代の海外旅行経験から、夏に水辺の地域に行くときは、短パンの中に水着を着込んでいくのが習い性になっているからだ。
私と同じように日光浴をしていた人に写真を撮ってもらう。
今年の夏景色もこれまでだろうか。
あるいはシルバーウイークまで残暑が残るだろうか。
フェイスブックで出てくる9月の思い出は、ほぼ毎日のように過去の旅行シーンが現れる。
私が負傷事故に遭う前、そして、腎疾患を患う前の懐かしのシーンだ。
ただ、海外での腎移植は、2022年8月17日付の読売新聞の報道「[臓器移植 海外仲介の実態]<1>不安募った途上国での手術、NPOスタッフは『大丈夫』と言ったが」にもあるように、頓挫してしまった。
もっとも、私の場合は、命が助かっただけでも良しとなるのだろうが、果たして、私が、再度、平成時代のように海外旅行に行く機会はあるのだろうか。
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