7月15日の川合式デイトレードは、「居合抜き1分トレード」の惨敗(逆行)に始まり、ことごとく買いトレードが不発になったことから大敗を予感させるスタートになった。
そこで、私は新興市場株のトレードツール、「急騰傍受ツール(買い推奨)」でシグナルが出たものの中から、日足形状の悪いものをあえて空売りする戦略を取ることにした。
果たしてどうなるであろうか。
居合抜き1分トレード~アドバンテスト、往復ビンタで撃沈
7月15日は、14日の日経平均先物夜間取引の終値が、26,690円と前日比10円安と、ほぼ変わらずで終わったことに対し、米国市場は、NYダウ(Dow Jones Industrial Average)が、30,630.17ドルと13日の終値に比べて142.62ドル安、ナスダック総合指数(NASDAQ Composite)は、11,251.19ポイントと13日の終値に比べて3.61ポイント高であり、日本市場は上値が重たい展開が予想された。
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年4月4日付で掲載した「東証市場再編初日も好スタートのデイトレ」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証プライム市場(旧1部)銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
7月15日の1分足(5分足)のチャートを見ると、アドバンテスト(コード:6857)は「居合抜き1分トレード」でなく、途中参戦の方が良いように思える。
この日は、買建をして1%損切、ドテン(売建)をして、またもや1%損切と、往復ビンタを食らって撃沈、数分で15,000円の損失を食らうと、さすがにショックが大きい。
おまけに、売建を損切になった途端に再び下落が始まるという、私を損させるためにあるのかと呻きたくなるチャート形、さすがに3回目のトレードには踏み切れなかった私、新興市場株で何かトレードできるのがないのか物色をすることにした。
新興市場株のトレード
15日の東証マザーズ指数の値動きは、どちらかというと、寄り付きから下落する展開だったので、「トルネード1%ツール(空売り推奨)」に目線を移してトレードした方が良さげな感じだった。
新興市場銘柄トレード適格基準 | 前日出来高比 | 前日5MA差異 | 日足形状 |
急騰傍受ツール(買い推奨) | 10倍以上 | 概ね6%以内 | 上昇基調であること |
トルネード1%ツール(空売り推奨) | 概ね7倍以内 | 10%以上 | 特に問わない |
しかしながら、地合いが悪いところで、「急騰傍受ツール(買い推奨)」でシグナルが出たものを、あえて売りトレードするとどうなるのであろうか。
サンウェルズ~地合いの悪さには勝てず
「急騰傍受ツール(買い推奨)」にサンウェルズ(コード:9229)のシグナルが出たのは9時9分、このとき、株価が3,840円、前日出来高比4.26倍、前日5MA比10.9%と、買いでいくには今一つだったのだが、日足形状が良いので、それに期待してみることにした。
しかしながら、この価格は15日の高値近辺であり、ここからジリジリと下がり続けた。
地合いが悪かったということもあり、利益確定売りも嵩んだのだろう。
やはり、自分の決めたルールに従ってやらないとダメだなと思った一瞬だった。
イーディーピー(EDP)~読み通り空売り成功
「急騰傍受ツール(買い推奨)」にイーディーピー(EDP)(コード:7794)のシグナルが出たのは9時11分、このとき株価が10,660円、前日出来高比4.37倍、前日5MA比6.3%と、基本スルーすべき状況だった。
しかしながら、こういった値嵩株は地合いの良し悪しに多分に影響されることが多く、また、日足形状も今一つなので、急騰傍受(買い推奨)でシグナルが出たが、ここは、あえて空売りをしてみることにした。
結果は、10,570円の売建に対し、2%ラインで指値、首尾よく、10,370円で決済できたため、特別空売料を差し引いた17,100円の利益を得ることができた。
サンバイオ~トルネード1%銘柄を後場で勝負
「トルネード1%ツール(空売り推奨)」にサンバイオ(コード:4592)のシグナル1が出たのは10時26分、私がこれを見たのは昼休みの時間帯だったので、通常であればスルーしてもいいのだが、前日出来高比が0.67倍、前日5MA比が10.6%となっており、前場の引けにかけて下落が始まっていた。
これは後場にかけて一段安の可能性ありと踏んだ私は、500株の成行売り(空売り)を仕掛けた。
後場になって、チャートを見ると、見立て通りに下落、建値1,236円だったので、2%ラインで指値、首尾よく利確に成功した。
トルネード1%ツールは、システム上、10時半までしかシグナルが出ないのだが、前場は全く下落する気配もなかったのに、後場になって急落する銘柄もあり、たまにはこういったことも起こるので、川合式トレードに慣れてきたらやってみるといいだろう。
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