去る5月25日、8日の「『SLぐんまよこかわ号』に乗ってみた」のついでに行こうと思って時間不足で断念した世界遺産の富岡製糸場に行ってみることにした。
ここは、公共交通機関を使って行く場合は、高崎から上信電鉄に乗って、上州富岡で下車、15分ほど歩くことになるので、電車に乗っている時間を片道40分、施設の見学時間を1時間とすると、往復3時間を要するからだ。
東京から富岡製糸場まで
実のところ、25日に私が富岡製糸場へ行こうと思ったのは、二俣川から新宿へ向かう相鉄・JR直通線の電車の中で思いついたことだった。
せっかくの好天を単なる神社めぐりに費やすのでなく、プチ旅行気分を味わいたいと思ったからで、大崎で下車した私は、行先をその場で高崎にすることにした。
上越新幹線で高崎へ
普段の私は横浜から高崎へ向かうのに新幹線を使ったりはしない。
平日は、JRの湘南新宿ラインが、1時間に1本の割合で、小田原から高崎まで特別快速を運行しているので、そのグリーン車を使って、のんびり行くのが通例だった。
25日も大崎から高崎へは11時9分発の特別快速があり、高崎到着が13時6分なので、それでもいいかと思っていた。
ところが、新幹線「はくたか561号」を使えば、当たり前のことだが、12時14分着と、1時間早く着くことができる。
高崎からさらに先へ行くことを考えると、早く着いた方がいいと思い、新幹線を利用することにした。
ついでながら、時間を有効利用するために、昼食も駅弁を仕入れて、それを食すことにした。
高崎駅での上信電鉄への乗り継ぎ時間を考えたら、そこまでする必要はなかったのだがね。(笑)
上信電鉄に乗って富岡製糸場へ
高崎から上州富岡へ行く電車は12時53分発、新幹線からの乗り継ぎ時間は40分ほどで、コーヒーと軽食くらいのランチなら余裕で取ることができたようだ。
一般的に、電車は長距離(100㎞を超える場合)に障害者割引の(半額運賃)となることが多いのだが、上信電鉄は距離に関係なく割引が適用される。
おまけに、障害者用のチケットは窓口販売なので、写真のような硬券でもらえるのだが、一般のチケットも硬券で売ってくれるのだろうか。
また、上州富岡駅と富岡製糸場の間は、徒歩で行けるほか、「まちなか周遊観光バス」が無料で運行しているので、時間が合えば利用するといいだろう。
私の乗った電車は13時30分着だったので、次のバスは14時発、それを待っている間に富岡製糸場に着けるという判断だったのだろう。
でも、夏のような炎天下を歩くのは意外にきつかった。
これからの季節、高齢者の方は、このバスに乗ることも考えてプランを練った方が良さそうだ。
諏訪神社
この日の目的地は富岡製糸場だったので、神社めぐりは予定に入っていなかったのだが、駅から施設へ行く途中に諏訪神社があったので、ちょっと寄ってみることにした。
町中にひっそりとある神社なので、富岡製糸場への道筋になければ、わからなかったと思うが、御朱印を手書きでもらえたのは僥倖であった。
富岡製糸場
富岡製糸場は、群馬県の誇る世界遺産だけあって、平日でも多くの観光客が訪れていた。
ありがたいことに、障害者は、1,000円の見学料が無料となるので、身体障害者手帳を窓口で提示する。
手帳を受け取った最初の頃は、提示をし忘れたことも多かったが、こうした史跡は意外に割引が効くので、最近では窓口で聞くようにしている。
私は個人で施設を回ったが、タイミングが合えば、解説員によるガイドツアー(200円)があるので、それに参加するといいだろう。
ただ、酷暑の季節を迎え、ほとんどが屋外での観光にもかかわらず、「新型コロナウイルス感染予防のため、マスクの着用が参加条件とさせていただきます。」というのはどうかと思う。
参加者の一団はほとんどが高齢者で、彼らの中には我慢大会の様相を呈していた人もいただけに、私は参加するのをやめた。
平日と土曜日は、午後2時からフランス式繰糸器(復元機)の実演が行われる。
私が行ったときは、ちょうどタイミングが良かったようで、まさに実演が始まるところだった。
声が聞き取りづらいときがありますとの掲示があるのだが、実演者と見学者との間は間仕切りがされているし、どこでもマスク、いつでもマスクというのはやめたらいかがなものかと思う。
私たちのいるところは決して冷房完備の快適な施設ではないので、というか明治期の工場なので冷房はないのだが、そこでマスク姿の作業は、感染対策をやっているというより、拷問に思えるのは私だけなのか。
フランス式繰糸器(復元機)の実演が一段落したところで、外へ出ると、真夏のような太陽が燦燦と照り付けてきて、短パンで来れば良かったかもという感じになっていた。
ここの施設見学は、ほとんどが外部から建物を眺めるだけというものが多いように思えた。
それゆえに、何か特筆すべきものがないとリピートは難しいような気がした。
興味があれば、ガイドツアーを申し込めば、歴史的背景なども理解が深まるような気がしたが、私にとってのネックは長時間のマスク着用、まして屋外同然のところで、これが要求される局面はできるだけ避けたいのも厳然たる事実だった。
富岡製糸場の見学は約40分、私は14時55分発の「まちなか周遊観光バス」に乗って、上州富岡駅に戻った。
15時32分発の高崎行きの列車に乗って思ったのは、このまま帰京するか、先日のようにKさんとの会合をするか、ダメ元で彼に連絡を取ることにした。
Kさんとの会合@レストラン「ブラッスリーローリエ」
私が高崎に到着したのは16時12分、Kさんは平日は仕事なので、会合は18時からとなり、それまでの時間をどこで過ごすかということになった。
高崎駅構内ではiPhoneの充電ができるPRONTO 高崎モントレー店が良かったので、そこで2時間程度なら時間つぶしができるため、そこで待つことで会合を承諾した。
18時半に高崎駅で再会した私たちが行ったのは、ホテルメトロポリタン高崎の中にあるレストラン「ブラッスリーローリエ」だった。
メニューにアラカルトはなく、ディナーのコースが3種類、私たちが食したのは「バンブコース(bambou cours)」だ。
まずは、オードブルとパスタから・・・
続いてスープと魚料理・・・
メインディッシュは、牛ロースとハーブポーク・パヴェ・ソテ盛り合せで
最後はデザート盛り合せで・・・
Kさん、先日はご馳走様でした。ありがとうございます。
帰京も新幹線で
Kさんとの会合を終え、高崎駅へ着いたのは午後9時前、さすがにこの時間になると、新幹線を使って帰京しないと翌日の日程に影響が出そうだ。
そうは言っても、サラリーマンでない私は、川合式デイトレードに間に合うように起きればいいだけの話なのだが、腎疾患を患っている身ではあまり夜更かしはしたくない。
今日は、往復の交通費がチト予算オーバーかな。
また、明日から頑張って稼ごう。(笑)
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