いつ終わるか見通しが立たないウクライナ危機を尻目に、米国市場は株価が回復基調になっている。
これが本物かどうかの見極めが必要だが、そろそろ買い時かと、Firstrade証券の口座にログインし、買い注文を入れようとした時だった。
W-8 BEN Expired. To renew, please go to My Accounts – Profile. To place orders, please contact customer service; additional tax withholding may apply to sale proceeds.
W-8 BENは有効期限切れです。更新するためには、My AccountのProfileから手続きしてください。現在の状況のまま注文を続けるなら、カスタマーサービスにお問い合わせください。売り注文のときに追加の源泉税が天引きされます。
というメッセージが出た。
いやはや焦ったね。
何事があったのかと思ったら、前回の更新のときに「IRSが2018年からW-8BENにマイナンバー記載を義務付け」というコラムを書いていたので、それから3年を経過していたのだ。
えええ、それでは昨年の秋にお知らせが来てなかったのかと思い、メールボックスを探したら、2021年10月6日付で「It is time to renew your foreign account status – action required(外国人アカウントの更新について)」という表題の通知が来ていた。
今までは、Form Centerにアクセスして、International AccountsからW-8 BEN Form for Individualsをダウンロードして、必要事項を打ち込んでサインをし、アップロードするという手筈だったのが、今回は、
What you need to do
Please complete your W-8BEN renewal online by clicking on “Accounts → Profile” after logging into your Firstrade account before December 31, 2021.
My AccountのProfileからオンラインですべて完結するようになっていた。
必要事項は前回提出した書類を元に、すでに打ち込まれていたので、それを確認して、マイナンバー(Foreign Tax Identification Number)を打ち込み、電子サインをすれば完了である。
これは最初に来た通知なのだが、その後も12月に2回、さらに、今年の1月にも催促が来ていた。
12月のときは中央アジアにいたので、iPhoneやiPadで受けた英文メールは完全にスルーしていた。
1月25日付のメールも完全に見落としだったのだが、こちらの方は新しいパスポートのコピーも送れと書いてあったので、Upload Formから送信しておいた。
ところで、コロナ禍の今、海外旅行に行きづらいので、パスポートが切れても更新していない人が多いと思うのだが、そういった場合はどうするのだろうか。
すべての入力が完了したのが2022年3月18日、W-8BENの更新が反映されたのは、2営業日後の22日だった。
次回の更新は2025年12月31日までで、今回の更新が遅れた分、1年間先延ばしになったようだ。
そして、この画面を確認した後で、私はかねてより買おうと思っていたエヌビディア(NVIDIA Corporation: NVDA)を発注し、1株$267.6821(約32,000円)で約定した。
果たして、今後の展開はどうなっていくだろうか。
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