去る3月16日、千代田区神保町で行われた「越境3.0チャンネル×フジトミ証券コラボセミナー 原油価格と産油国情勢」と銘打った石田さんの講演を聞きに行ってきた。
彼とリアルに会ったのは「パンローリング忘年会 IN 六本木」以来だから、約3年ぶりのことだ。
ド平日の昼間の開催にも関わらず、かなりの聴衆者がいたのには驚きで、多くは法人経営者や個人事業主、私たちのようなリタイア世代など時間が自由になる人なのだろう。
今や、セミナーと言えば、オンライン形式で平日の夜か週末にやることが多いので、対面形式は久しぶりとはいえ、今のご時世では新鮮な感じがした。
神保町と言えば古本屋の町、私が16日にここへ降り立ったときは、17日から始まる「神田古本まつり」の幟を掲げたところが多く、セミナーの前にちょっと覗いてみた。
今や、本も電子書籍で読むのが主流、懐かしの本を見ているうちに道に迷った私、セミナー前の時間つぶしが大幅な遅刻となって、会場に行ったときには、第1部のフジトミ証券主催の「ゼロから始めるFX入門」の講演は終わってしまっていた。
ただ、もらった資料を見る限りでは、FXというより、CFDという感じで、「くりっく株365(取引所株価指数証拠金取引)」のことをやったのではないかと思われた。
第2部は、私たちの友人でもある越境会(ワールドインベスターズ)の石田和靖さんの講演、「原油価格と産油国情勢」ということで、彼が直近で訪れたアゼルバイジャンの話を交えながら話をされていた。
石田さんがかなりの時間を割いていたのは、アゼルバイジャンのカラバフ(Karabakh)のこと、2021年度(令和3年度)版の防衛白書にも「ナゴルノ・カラバフをめぐる軍事衝突」というコラムがあるのだが、彼は現地取材を通して、肌身感覚の話をされていたので、非常に興味深かった。
それと、ロシア側から見るウクライナ戦争勃発の要因は、プーチン大統領がNATO(North Atlantic Treaty Organization: 北大西洋条約機構)のさらなる東方拡大に恐怖感を持ったためというのは、ある意味、説得力を持った見解であるとも言えた。
西側社会から見れば、大国のロシアがウクライナを蹂躙していると見えるし、世界全体がそのような空気に包まれているが、ロシア側(プーチン政権)からすれば自衛の戦争をしていると主張するだろう。
条約などの国際間の約束などせせら笑ってきたロシアからすれば、力こそ正義、旧東側陣営(旧ワルシャワ条約機構)の国々が続々とNATOに加盟し、ここでさらに、ウクライナが西側に入れば、米ロの力関係が完全に崩れると思ったのだろう。
一方で、3月16日付のロイターは「ポーランドなど東欧3カ国首脳、ウクライナ首都を訪問」とあるが、彼らは、わずか30年前(1991年7月)まで、旧ソ連の恐怖政治の体制下にあった国々、「ロシアの影響下に戻るなど、死んでも嫌だね」が本音の諸国だ。
果たして、今回のウクライン危機、お互いの接点など見出すことができないように思えるのだが、国際ジャーナリストの田中宇氏が、3月16日付で「優勢になるロシア」と書いているように、最後は力がものを言うのだろうか。
せっかく対面形式のセミナーで顔合わせしたので、ということで、お茶会をしに行った私たち、何と複数での集まりは、2021年3月28日付で書いた「再就職のお祝い会 IN 錦糸町」の会合であった。
行き先は、東京メトロの神保町駅前にあるロイヤルホスト神田神保町店、ここで私が平日限定(15時から18時)のおやつ(パンケーキ・パフェセット)を頼んだらご覧のとおり、女子でもここまで食うかというレベルだな~(笑)
でも、私は1年前は意気揚々と再就職に向けて活動していたのだが、今や難病を患って透析の日々と、年金生活者の身、まさに、人間万事塞翁が馬(じんかん ばんじ さいおうがうま=人生における幸不幸は予測しがたいということ)なのだと思う。
最後に、石田さんの次回のセミナーは、3月22日の18時30分から「自分の価値を最大化する伝え方〜伝え方で大事なのは○○だ!〜」が池袋アットビジネスセンター(別館603号室)で行われるようだ。
興味ある方は是非に・・・
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