令和ニッポンの大罪~マスクできなければ人権なし

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日本地図とビジネスマン

令和時代のコロナ禍における日本は、コロナ絶対主義を標榜するマスク真理帝国の名に相応しい様相を呈している。

「迷惑をかけたくないからマスクをしている」などと宣っている人が、実際のところ、ノーマルな社会に戻るための大きな障害であり、時に害悪とも言える言動を弄していることを彼らはわかっていない。

第一、日本のサラリーマンは、コロナ禍前は「『体調不良でも出社』が83%」(2020年2月18日 共同通信)していたのだ。
そのお題目も「職場に迷惑をかけたくない」だった。

従って、彼らが迷惑云々というのは、職場の同僚や上司、たまたま乗り合わせた赤の他人への忖度であり、社会全体から見れば超絶に迷惑な存在である。

私がURLにdenied-basic-human-rights-by-masked-empireと付けたのは、令和ニッポンの比喩であり、今や、日本国憲法で定められた基本的人権でさえ、コロナ絶対主義を標榜するマスク真理帝国の支配下では無視され続けているからだ。

女性の自殺者急増に見る~日本に蔓延る「弱い者や少数派を間違っているとか否定的に見がちな文化」

オーストラリアから発信されている「タロサックの海外生活ダイアリー」の動画、「日本は時代遅れも甚だしいって話」の中で、「弱い者や少数派を間違っているとか否定的に見がちな文化」というのが挙げられていた。

タロサックさんは、この動画の中で、

日本は絶対的に他の先進国に比べて、メンタルヘルスに対する認識や、考え方やサポートも含め、半端ではない世界との差がある。

心を病んでいる人に対して、弱い人という解釈がまかり通ってると思う。

日本は世界的に見ても心を病んでしまう人が多い国という認識がされており、2020年はコロナで亡くなった人より、心を病んでしまって助からなかった人数の方が約5,000人も多い。

オーストラリアでもどうなっているんだという論調で報じられていた。
(日本では未だに)根性論とか部活文化とかあるのだろうか。
みんな一緒ではないのに、少数派を弱い奴とか気合が入ってないとか見るのはどうかと思う。

と述べている。

彼が言っているように、外国メディアの報道は、コロナ禍における日本が、心を病んで自殺を余儀なくされるおぞましい国になり下がっていると思わせるに十分なほどだった。

これは一つの例だが、検索サイトで「Japan suicide corona(日本、自殺、コロナ)」と入れると、かなりの記事が散見される。
2017年9月3日付で書いた「電通女性社員過労自殺事件がもたらす日本の残酷な未来」を彷彿とさせるものがある。

残念ながら日本の政治や行政において、若年層の女性が自殺することについて、スポットライトが当たったことは寡聞にして存じ上げない。
中川淳一郎氏の2021年12月28日付のコラム「『コロナ死亡の平均年齢は82歳』それでもコロナ対策をすべてに優先させたままでいいのか」が、今の日本のすべてを物語っている。

マスクができなければ就職差別をされ、解雇すらされるのか

落ち込む男性

私が腎疾患による入院生活を脱し、職場復帰(復職)を果たした2021年10月にマスク皮膚炎になり、「1億総病気~コロナ禍で流行るマスク皮膚炎という国民病」というコラムを書いたとき、皮膚科のドクターから私と同じような悩みを抱える人が多いと聞いたので、インターネットでいろいろ調べたことがある。

私が調べたのは、職場でマスクができない人は、何か代替のものを付けて仕事をしているのか、診断書などを用意しないといけないのか、などということだったが、見つかった記事の一つは、下記のようなおぞましいものだった。

マスク非着用で雇い止めは『違法』 KDDI子会社を提訴(2021年3月31日 産経新聞)

マスクの非着用は皮膚炎が理由だったにもかかわらず、雇用を打ち切られたのは違法だとして、通信大手KDDIの子会社「KDDIエボルバ」(東京)の元契約社員の40代男性が31日、同社を相手取り、雇用契約の確認などを求めて大阪地裁に提訴した。
代理人弁護士によると、マスク着用をめぐる職場トラブルが訴訟に発展するのは異例。

訴状によると、男性は平成27年から大阪市内のコールセンターで勤務。
過去に皮膚炎が悪化したことから新型コロナウイルスの感染拡大以降もマスクを着用していなかったが、昨年10月以降、上司から繰り返し着用を求められた。
男性は診断書を提出しフェースシールド着用を提案したが、会社側は受け入れず、今年2月末で雇用を打ち切られたとしている。

これまでの交渉で、会社側は「事実関係や認識に相違があり、差別的な取り扱いにはあたらない」などと説明。
提訴については「訴状が届いていないのでコメントは控える」としている。

31日に同市内で記者会見した男性の代理人弁護士は「マスクは感染防止の唯一の手段ではなく、合理的な理由を欠く雇用の打ち切りだ」と指摘した。

これを読んだ私は、マスクを長時間付けることができない人が、コロナ禍で労道(大日本ガマン帝国の偉大なる臣民たち:労働ではなく労道)し続けることの難しさを感じ、また悪化する一方の日本の職場環境に絶望感を抱き、速攻で辞職の道を選ぶことにした。

ところで、私とは逆に、長時間マスクを付けることができない人が就職しようと思ったら、どうなるのであろうか。

このことについて、私は「一足早く年金生活者へ~副業やるならネット一択」で書いた。

ここで、就活を考えている人は、ニューノーマルの職業適性を診断してみよう。
今までのような性格診断や学力テストではない。
酷暑の中でも長時間マスクを付けていられるかの耐性テストだ。

特に、自衛官、警察官や消防士などの公務員を目指す人は必須の適性検査だ。
事務職を目指すのであっても、令和時代の役所はどこも財政難、冷暖房が適正に効いて快適なオフィスなどと期待してはいけない。

やり方は簡単、マスクを付けて炎天下でジョギングするか、スポーツクラブでマスクを付けてジムやエアロビクスをやればいい。
それが苦痛でなければ、貴方はニューノーマルの時代でも雇われる生き方ができる。

私にはそんな真似を続けることはできない。
申し訳ないが、私は「いーち抜けた」と言わせていただこう。

そう、私のように長時間のマスク着用ができなくなって、ニューノーマルの時代に雇われる生き方ができない人は、職業選択の自由が著しく狭められる

それをSNSなどで嘆いても、マスク真理教徒からクソのようなリプライ(返信)が返ってくることがある。
「マスクをしなくてもいい会社を見つけることです。自分で起業するのもありですね。」
そういったことが超絶に困難なことを知っていて、弱者をいたぶるようなコメントを返すのだ。

そう、起業などができれば別だが、将来に絶望して、自死の道を選ぶ人もいるのではないか。
そう考えたとき、上述した自殺した女性の中にそういう人はどのくらい含まれているのだろうか。

家計消費支出の低迷~低賃金労働者ほどマスクを必要とする

3層不織布マスク 50枚入

2021年7月7日付のFINDERS(ファインダーズ)の記事「【特集】進まない・続かないテレワーク 2021年の課題~『派遣社員だけテレワーク禁止』『求めたらクビ』は違法の疑いアリ。ブラック企業と戦うユニオン共同代表が語る実態と対策」の記事にあるように、日本では低賃金労働者ほど出勤をしなければならないことが多い。

それは、業種自体がテレワークに馴染まない仕事であったり、テレワークができても正社員しか認められていなかったりするからだが、いずれにしても、彼らは低賃金であることが多い。

つまり、出勤をしなければならないということは、少ない可処分所得の中から、マスク代という余計な支出をしなければならないことを意味する。
高収入を得ている人からすれば、マスク代など大したことはなくとも、時給労働者からすれば、過重な負担になることさえある。

そして、彼らの中には、子どもの食事代とマスク代を捻出するために葛藤を続けている人もいるはずだ。
実質的に職場でのマスクの着用を強要するなら、マスク代を会社が負担すべきものだが、多くの日本の職場では、冷酷にも個人負担をさせているだろう。

財布の中に千円札が数枚とかいうシングルマザーが、マスクを買えなければ、就業先にも行けないというレベルになったとき、泣き叫ぶ子どもの食事代を削って、そうすることができるのか。

こう書くと、労働者の必要経費はマスクだけではないとか言うだろうが、マスクは本人が病気でもなければ、そして、日本の職場がマスク真理帝国でなければ、間違いなく不必要な経費だ。
マスク、マスクと発狂したように叫ぶコロナ絶対主義者(脳)たちは、経済的に困窮を極める人たちの気持ちがわかっているのだろうか。

私は2021年10月16日付の「1億総病気~コロナ禍で流行るマスク皮膚炎という国民病」でも書いた。

マスク、マスクと医師会とメディアが煽り続け、根本的な対処方法を書いていないことで、コロナ禍に乗じて関連業界が、利権を拡大しているように思えるのは私だけなのだろうか。

そう、私もつい最近、マスクを買ったのだが、数千円の出費だった。
私は無職の暇人だから、マスクをするのは通院時や一部の屋内施設ぐらいで済んでいるが、ほかの人は1日数枚を消費するレベルだろう。

もし、私のようにマスク皮膚炎になれば、対症療法としての薬剤の購入費、高性能マスクへの買い替え、それを多くの国民が毎月やるのである。
関連業界や皮膚科のドクターはまさにマスク成金となるのではないか。

日本では、コロナ禍における緊急事態宣言や、まん延防止等重点措置が、利権塗れの政治的茶番と言われて久しいが、マスク着用の要請(という名の強制)もまた利権塗れの所産なのである。

そして、低賃金にあえぐ日本の労働者が、少ない可処分所得からマスク代を支出し続ける。
扶養家族がいれば、マスク代もそれだけ嵩み続ける。
2022年になって、物価が続々と値上がりする中で、日本の家計消費支出がこれで向上するようなら奇跡であろう。

常磐線特急「ときわ55号」トイレ乱入事件に思う~犯罪まがいのマスク真理教徒の狂気ぶり

特急「ときわ55号」

2022年3月6日に行った「茨城日帰り~偕楽園梅まつり&あんこう鍋」、このときに乗った常磐線の特急「ときわ55号」で、マスク真理教徒によるトイレ乱入事件は起きた。

当日にリアルタイムでフェイスブックに上げたものを再掲しよう。

コロナ脳、マスク心理教徒って頭おかし過ぎる。

多目的トイレにいた私、ロックがかかってなくて開いてしまったみたいなのだが、そいつは、すいませんじゃなく、何でマスクしてないんだと怒鳴りつけて、マスクを投げやがった。

コロナって、こういうバカを生んだんだな。
身なりは会社の管理職風だけど、ひでえもんだ。

この犯人はわかっている。
名前はもちろんわからないが、5号車3番D席(私の後部座席)に座っていたオトコだ。

私がトイレから出て文句を言いに自席へ戻ったら、別の車両に逃げたのか、そこには誰もいなかった。
そいつがトイレを開けたのは、私がズボンを下してすぐのことだったので、ストーカーみたいに後をつけてきたのだろう。

ガラガラの電車内で、私が食事を終えて、ゴミを捨てに行ったときに、マスクをしていなかったので(する必要があるとは思えない)、そいつがマスク警察を買ってでたのだろう。
そもそも、私は上述したようにマスク皮膚炎のトラウマで、マスクは必要最低限しかしないのだ。

おまけに、そいつの言いぐさが凄かった。
トイレを間違って開けられて、謝罪どころか罵倒されるとは思わないだろう。
「みんながマスクしてるのに、てめえは何でしないんだ!」

私は、またかと思った。
これを含めて、マスクバカ(真理教徒)の言うことはいつも同じだ。
「皆さんが〇〇」、要は卑怯で臆病だから、「私は〇〇と思う」とは絶対に言わないのだ。

それに、マスクをしていない(できない)人に対しては、どれだけ罵倒しても許されると思ってるのだ。
事実、2022年2月12日付の「マスク真理教に席捲される臆病ニッポン」で紹介した広島県呉市の市議会議員谷本誠一氏は、今でもマスク真理教徒からフルボッコにされ続けている。

また、6日の事件は、JR東日本にも伝えたのだが、次に、このような事件があれば(あるわけないと思うが)車掌に言って欲しいと回答が来ただけで、国土交通省の対応(鉄道利用者の皆様へ(新型コロナウイルス感染症対策の利用者向け情報))が変わらなければ、どこでもマスク、いつでもマスクの協力要請は改善されることはなさそうだった。

ところで、私の友人でマスクをしているという人は、こういったマスクバカ(真理教徒)に遭遇したくないからというのが非常に多い。
要するに、一部のマスクバカ(真理教徒)は社会に大迷惑をかけているのだ。

2022年3月13日付のダイヤモンドオンラインに「ひろゆき呆れる『頭の悪い親の特徴』ワースト1」というのがある。

人は自分を犠牲にすると、いつか相手の邪魔をするようになります。「私はこんなに我慢しているのに!」と思い始めます。

まさに、マスクバカ(真理教徒)もこれと同じだ。

そいつらは、「自分はマスクをしたくないのに付けている」などと、くだらない言い訳をするが、それではマスクを外そう運動に協力するかと言えば、谷本市議の例を挙げるまでもなく、邪魔ばかりしている。
そういった意味でもマスクバカ(真理教徒)は迷惑以外の何物でもないのだ。

マスクはパワハラのツールなのか~自衛隊大規模接種会場にて思う

自衛隊東京大規模接種会場

新型コロナワクチン3回目接種完了」と書いた、去る3月14日は、3月にしては暖かいどころか、暑ささえ感じる日だった。
私は、会場の待合室でマスクをさせられながら座っていたのだが、途中で、皮膚炎の症状が再発したかのように顔が痒くなった。
3月だから仕方ないのだろうが、おそらく、室温が適切ではなかったのだろう。

時折、マスクを下げて対処をしていると、事務局の腕章をつけたマスク警察大隊(おそらく自衛官ではなく、接種会場のために雇われた非常勤スタッフ)が私のところに頻繁にきて、マスク、マスクを連呼した。

私は、そいつの口ぶりから、パワハラされていると感じた。
実は、日本では、マスクだけはハラスメントの対象ではなく、どれだけ酷いことをしても許される。
だから協力や要請と言いながら、実質的に強制されるし、言い方も犯罪者扱いされてるのかと思えるほど高圧的な場合が多い。
威圧的にマスク、マスクと叫ばれ、できない奴は出ていけとばかりに吠えられて気分が良いわけがない。

業を煮やした私は、「マスクが健康上できない人はどうするんだ」と怒鳴りつけたら、そいつは個別対応すると渋々言った。
個別対応の方はまともなスタッフにやってもらったので、事なきを得たが、自衛隊の接種会場がガラガラで、ほかの会場が満席だったのは、事務局の対応が悪いからではないかと思った。
事実、自衛隊のスタッフからは、彼らの対応の悪さに謝罪をされ、ぼやきとも取れる口調で話されたことが忘れられない。

2021年7月19日付の日経新聞は「パワハラ対策 道半ば 防止法施行1年」とあるが、最初のセンテンスで述べた「日本に蔓延る『弱い者や少数派を間違っているとか否定的に見がちな文化』」が根強く残る限り、パワハラは減ることがないだろう。

それに、社畜(会社人間)は、プライベートタイムを楽しむことを知らないというか、こちらも他人の邪魔ばかりしている。
そういう奴らの楽しみは、弱いもの虐め、従って、パワハラもDVも減るわけがないのだ。

最後に

成田国際空港

私は、政府がいつまでも外国人観光客の受け入れを再開しないのは、マスク真理帝国が崩壊するからではないかと思っている。

ビジネスマンは一応、日本の流儀に従っているような感じを受けるが、バックパッカーを始めとする観光客が、法的義務のないマスクを付けるかと言えば、答えはおそらくNOだからだ。

経済の活性化よりもコロナ、日本に蔓延るコロナ絶対主義(脳)とマスク真理教が撲滅されない限り、日本経済が上向くことはないだろう。
私の経験から言っても、マスクをしたまま働いても集中力が失われるし、作業効率も著しく悪い。
その上、上述したように、賃金も低い労働が多い。

それを避けるためには、テレワークやリモートワークが主流の仕事を選ぶことだ。
あるいは、「医師が教える新型コロナワクチンの正体」の著者であり、マスク強要社会に警鐘を鳴らしている内海聡氏が運営する「市民がつくる政治の会」にコンタクトを取ってみるといい。
彼の著書によれば、内海氏は5つの会社を経営しているそうだ。

語学に抵抗がなければ、海外へ飛躍することも厭うべきではない。
上で紹介した「タロサックの海外生活ダイアリー」には、そういったノウハウもあるから一度見てみるといいだろう。

今は、日本人のほとんどは日和見でマスクをしているから、外国人観光客が大量に流入すれば、コロナ脳とマスク真理教徒の発狂を経て、すべてが正常化すると思う。
そうなれば、公務員などオフィスワーカーになっても構わないと思うが、それまでに、何人の経済苦による自殺者と精神疾患患者を産むことやら・・・・

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