去る2月24日は、「日利1.5%トレーダー川合一啓の『株式トレード攻略』」の門下生相手の実況中継の日だった。
ただ、この日は10時から透析の予定が入っており、彼の実況中継は9時半頃で切り上げて出発しなければならなかった。
それゆえ、新興市場株のトレードに適した時間帯は、残念ながら、iPhoneから流れる音声を聞くだけに終わってしまった。
川合式「居合抜き1分トレード」
「居合抜き1分トレード」というのは、2022年1月2日付で掲載した「東証1部、出来高100万株銘柄激減で2022年相場は大丈夫か」にあるように、前夜にトレード候補として抽出された東証1部銘柄に関して、9時の寄り付き前の気配値を見て、寄り付きの成り行き売買で勝負する手法で、約定価格の0.5%から1%で利確、マイナス2%で損切というルールを持って行うデイトレードである。
「居合抜き1分トレード」に際しては、川合さん曰く、すべての候補銘柄の中で、買いでいける銘柄があるときは、その銘柄に買いを入れた方が勝ちやすいとのことだが、引き続き、ウクライナ情勢の緊迫化懸念が消えず、24日の寄り付き前には「NY株ハイライト ダウ平均11カ月ぶり安値 チャート分析が示す一段安への警戒感」とも報じられたため、私は日本市場も売りが優勢になるとの見方をした。
DMG森精機~際どいところだったが瞬殺で1%利確
24日の「居合抜き1分トレード」の候補銘柄の中で、時間の経過とともに「居合抜きツール」の緑の棒グラフ(成行売り)が増え、赤の棒グラフ(成行買い)の伸びがない、さらに、気配値を示す折れ線グラフが右肩下がりという、売りでいくには理想形だったものの一つが、DMG森精機(コード:6141)だった。
結果は、寄り付き後の下げは際どいところだったが、無事に1%利確、結果論から言えば、前場は決済された後に反騰していただけにヒヤヒヤものだったが、銘柄の見立てとしては正解だったと言えよう。
小田急電鉄~危なげなしに1%利確
24日に私が選んだ売建候補銘柄の一つは、小田急電鉄(コード:9007)だった。
これは、上述したDMG森精機(コード:6141)に比べると、売り圧力は弱そうな感じだったが、それでも「居合抜きツール」は売りでいける形状を呈していた。
決め手は、日足が下降トレンドであること、それゆえに、この日も安定した下げで、1%利確することができた。
むしろ、下げが緩やかだったことで、もっと欲張れたようなので、惜しいことをしたと思う。
ロシア軍ウクライナ侵攻
川合さんの実況中継が終わってから、私は透析を受けながら、しばし午睡を取っていた。
この日も「居合抜き1分トレード」で完勝を収められたので、気持ち良い眠りに入っていたところ、起きたのが午後1時過ぎ、さて、日経平均株価はどうなったのか見ると、おおお~という下げが入っていた。
何があったのかパソコンを叩くと、24日付でBBC Japanが「プーチン氏、『軍事作戦』実施を表明 ウクライナ外相『侵攻始まった』」と報じている記事が目に入ってきた。
ここ連日でアドバンテスト(コード:6857)の売建で成功していたので、この日も途中参戦で売り仕掛けをしようと思っていたのだが、気づいたときには、もう大きく下げた後だった。
株式市場の行方は混とんとして、この先どうなるかわからないが、ロシアのウクライナ侵攻に関しては、国際ジャーナリストの田中宇さんが、2月25日付で書いているように「バイデンがプーチンをウクライナ侵攻に導いた」ということになるのだろうか。
もし、そうだとすれば、1月2日付の田中宇さんのコラム「コロナ愚策の崩壊」の責任とともに、米国のバイデン大統領には早々にお引き取り頂いた方が世界のためになるだろう。
一方で、日本は今回のことを他人事で見ていていいのだろうか。
仮に、中国が日本(尖閣諸島や沖縄)を攻めてきたとしたら、政府も国会も、日米安全保障条約を妄信していて大丈夫なのかと思わないのだろうか。
私は、自分で2019年7月5日付で書いた「少子化と地方の過疎化が続く日本で将来の国防はどうなるのか」というのが杞憂に過ぎないことを祈りたい。
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