中央アジア旅行から帰国した後、14日間の自宅待機期間を経た私は、どこか近場への旅行をしたいと思い、現地ツアーをアテンドするベルトラ(VELTRA)のウェブページを眺めていた。
1月16日付の東京新聞が「首都圏でオミクロン株の感染拡大続く 沖縄など3県でまん延防止措置適用」などと報じる中で、週3回の透析と、その間隙を縫って入れたイベントの日程などを考えると、とりあえずは日帰り温泉がいいかと見つけたものが、「箱根湯寮 大浴場『本殿 湯楽庵 大湯』日帰り入浴予約 <手ぶら利用可/食事付きプランあり>」というプランだった。
何しろ、私の場合は、1月12日付で「ウズベキスタンから帰国~日本でドナー待機へ」と書いたように、一時帰国の状態にあるので、あまり先の日付の宿泊プランなどは取りづらい状況にあるのだ。
そして、出発当日の1月21日、奇しくも神奈川県下は、まん延防止等重点措置の発令初日だったのだが、私は当初予定通り、箱根へ日帰りすることにした。
仮に、営業時間が短縮されても、昼間なら影響ないし、お酒が出てこなくても、私は支障がないからだ。(2021年1月20日 東京新聞-神奈川県、21日から「まん延防止措置」 対象は県内全域 飲食店に時短営業要請<新型コロナ>)
当日は現地でランチが食べられる時間に着けば良かったので、海老名に止まるロマンスカー(はこね53号 海老名 10:04-10:57 箱根湯本)をあらかじめ予約しておいた。
もっとも、平日の昼間なので、予約しなくとも乗れるとは思ったが、電車の中は想像以上にガラガラだった。
もしかしたら、まんぼう(まん延防止等重点措置)で、行楽をキャンセルする人が結構出たのだろうか。
私と違って、品行方正なる日本国民の皆様は真面目に自粛するのかもしれない。
営業時間やサービスに問題がなければ、その方が空いていて私にとっては快適なのだが・・・
箱根湯本の駅からは無料の送迎バスが頻発しているので、電車の到着時間を気にせず乗れるのがいい。
ホテル(箱根湯寮)に到着したら、早速お風呂に入る。
平日ということもあるが、まんぼう(まん延防止等重点措置)の影響なのか、ここもガラガラに空いていて快適だ。
内湯は元より、露天風呂も空いている。
ほとんど人がいないと言っても過言でないくらいだ。
風呂から上がったら、漫画コーナーに行こうかと思ったが、食事をすることを優先する。
漫画コーナーには2021年に大ヒットした「鬼滅の刃」も全巻置いてあったが、誰も借りていなかったようだ。
今日は食事付きプランにしたので、囲炉裏料理コース「日向」が出てくる。
まずは、ワンドリンク付きということで、生ビールが出てきた。
今回のまんぼう(まん延防止等重点措置)では、悪名高い禁酒令は発令されなかったようだ。
ちなみに、囲炉裏料理コース「日向」は、こんな感じのメニューだ。
- 季節の小鉢 2種
- お刺身 2点盛り
- 囲炉裏炭火焼(季節の野菜など)
- 炭火炉端焼き(本日の魚)
- お食事(五穀米 香の物 味噌汁)
私のテーブルの後ろでは、日本人と外国人のカップルが食事をしている。
2010年代後半のインバウンド全盛時代は、英語が聞こえてきても、珍しくも何ともなかったが、今では外国語を耳にする機会はめっきり減ったと思う。
食事が終わったら漫画コーナーに行こうと思ったら、意外に混んでいたので、再び風呂に入ることにした。
漫画コーナーは休憩所も兼ねているので、そのまま寝ていることもできる。
足裏マッサージのコーナーもあったが、マスク、マスクと煩そうなので、寄らずに立ち去る。
法的義務もなく、会話がほとんどないシチュエーションでも、マスク、マスクが日本だ。
いい加減に勘弁して欲しい。
多くの日本人は、睡眠と入浴、食事以外は、マスクをしていても、オミクロン(新型コロナウイルスの亜種)が大流行して、恐れおののいているではないか。
いい加減にマスクは感染対策として万能でないことに気づけよと言いたい。
そして、ここ数日の動きを見ると、まん延防止等重点措置が全国的に広がろうとしているが、全国の知事たちは、2021年12月28日付で中川淳一郎氏がプレジデントに寄稿した「『コロナ死亡の平均年齢は82歳』それでもコロナ対策をすべてに優先させたままでいいのか」に耳を傾けるべきだと思う。
それにも増して、2022年1月18日付のプレジデントの記事「コロナ患者を拒否しつつ『病床が足りない』と叫ぶ日本医師会は、だれのための組織なのか」に及んでは、医師会が陰で主導し、マスコミが煽りまくって、知事が躍るまんぼう(まん延防止等重点措置)なんかに従えるかとなるわけである。
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