オンラインの世界で運命の12月を感じた夜

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グローバル化する世界

去る12月27日は、Google Meetを使った月例の旅系オンライン飲み会だった。

これは、新型コロナウイルス感染症緊急事態宣言が出ていた4月21日に始まったオンラインイベントだったが、熱心な幹事さんのおかげで、何と17回も開催でき、しかも毎回3時間くらい話題が尽きないのだから大したものだと思う。

2018年5月31日 羽田空港

さて、年末の風物詩と言えば、海外へ脱出する人たちの絵図、テレビなどのアナログメディアは元より、SNSでも空港から「行ってきます~」という書き込みが盛んに見られたものだ。

そう、2018年5月2日付の日刊SPAで報じられた「SNSで“空港にいる俺”アピール・・・“エアポート投稿おじさん”に 20代女性からブーイング」、俗に言う空港投稿おじさん、私もそうだったのだが、今や、こういった人たちは、死滅した恐竜のような存在になってしまったかもしれない。

何しろ、夏から秋にかけて政府がやったGo Toトラベル事業が、新型コロナウイルス感染拡大の第3波の元凶のように言われて、リアルに旅行を楽しめるような雰囲気は全くなくなってしまった感があるからだ。

日本人の移動を自粛させて、ビジネストリップを名乗る某感染源国からの受け入れを緩々にしている政策が、新型コロナウイルスの感染対策として矛盾していると思うのは私だけなのだろうか。(2020年12月26日 朝日新聞-全世界からの入国緩和、一時停止 一部のビジネス客継続

旅行博

ところで、何だかんだ言っても、私も年末年始の海外脱出をしたことがある。
それをやめたのは、2014年1月7日に掲載した「トラブル続きの年末年始旅行、救世主は女性なのか」を書いていて、このままでは、下手すると、黄泉の国へ行ってしまうのではないかと危惧したからだ。

それ以来、私は、少なくとも本格的にフェイスブックをやるようになってからは、年末年始はお見送り係になっていた。
しかしながら、昨年の私は、海外旅行先で罹患した肺炎でなく、ホントの意味で黄泉の国に旅立ちかけた。

もしかすると、12月というのは私にとって要注意な月なのかもしれない。
思い起こせば、私が発熱して、新型コロナウイルスのPCR検査を受けたのも12月(今月)だった。
幸いに陰性だったから良かったものの、嫌な予感が頭をよぎったのも事実だ。

そして、香港のサウス・チャイナ・モーニングポスト(South China Morning Post)が、中国の武漢で多数の奇妙な肺炎の感染者が出たとして緊急対策を取ったことを報じたのは、昨年の12月31日だった。(South China Morning Post on 31 December, 2019 – Hong Kong takes emergency measures as mystery ‘pneumonia’ infects dozens in China’s Wuhan city
その時点で、ここまで世界が震撼させられるとは、ほとんどの人が思ってもいなかったに違いない。

そして、今、BBC Japanが12月15日付で報じた「新型ウイルスの『変異種』、英イングランドで発見 保健相が報告」というニュースが、新型コロナウイルスのワクチン接種の開始に湧く世界各国をあざ笑うように駆け巡っている。

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