新型コロナとインフルエンザで古の医療関連株は再び活況になるのか

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驚く外国人男性

2020年11月9日付でBBC Japanでも「新型コロナウイルスの『画期的な』ワクチン、9割以上に効果」と報じられたニュースは、米国のみならず、日本の株式市場に対しても、劇的な上昇機運をもたらした。

また、10日付のロイターでは「アングル:物色動向の景色に変化、『巣ごもり』沈んでバリュー浮上」などと配信され、実際に、コロナ禍で低迷していた銘柄が物色された。

11月13日の急騰傍受ツールで発出された銘柄に驚き

2020年11月13日 急騰傍受ツール銘柄(買い推奨)

ところが、11月13日に川合式トリプルメソッドの一つ、急騰傍受ツール(買い推奨)が発出したシグナルを見て私はおお~と思った。

私が入院中にリアルトレード実況中継で聞いたことのある古(いにしえ)の銘柄が次々に現れたからだ。
もっとも、古(いにしえ)というほど古くはないのだが、とうに忘れされれた感のある感じがしたからだ。

ここで、あらためて急騰傍受ツール(買い推奨)でシグナルが出た場合のトレード判断について掲載しておこうと思う。

新興市場銘柄トレード適格基準 前日出来高比 前日5MA差異 日足形状
急騰傍受ツール(買い推奨) 10倍以上 概ね6%以内 上昇基調であること
マザーズ1%ツール(空売り推奨) 概ね7倍以内 10%以上 特に問わない

中京医薬品(コード:4558)の巻

中京医薬品(4558)の1年間の週足チャート

まずは、中京医薬品(コード:4558)、1月下旬に大ブレークしたものの、2月以降は急落、線香花火のように市場関係者の記憶からも消えてしまい、川合スクールの門下生でも、11月13日の急騰サインで買った!という人はあまりいないのではないかと思うような銘柄だ。

2020年11月13日の中京医薬品(4558)のチャート

しかも、9時37分に434円でシグナル1が出たとき、前日出来高比が7.8倍、前日5本線(5MA)差異が14.0%と、どちらかと言えば、ここから下落の可能性すら漂うサインに、私も静観を決め込んだ。

しかしながら、結果はご覧のとおり。
何が上昇の原因か、11月第2週の急騰の理由が、公式ウェブサイトにある「中部経済新聞に当社の『ウイルス感染予防対策用の自動手指消毒器と自立式伸縮スタンド』の記事が掲載されました」なのだろうか。

興研(コード:7963)の巻

興研(7963)の1年間の週足チャート

私が、9時46分に興研(コード:7963)に関してのアラートメールを受け取ったとき、マスク需要に関して何か新しいニュースでも出たのかと思った。
このときのシグナルは2、株価2,616円で前日出来高比が8.82倍、前日5本線(5MA)差異が13.7%と、とりあえず静観で良いだろうというレベルだった。

この銘柄は、コロナ禍の当初、マスク銘柄が物色された時期は高騰に次ぐ高騰で、ほかの銘柄も軌を一にするように上がり続けた。
この冬もその再来があるのだろうか。
ただ、市井の品不足だけは再来して欲しくないと思うのは私だけではあるまい。

結果的にはこの日は急騰シグナルにもかかわらず、基本姿勢どおりにトレードを見送って正解だが、16日以降はどのような動きになるのだろうか。

2020年11月13日の興研(7963)のチャート

重松製作所(コード:7980)の巻

重松製作所(7980)の1年間の週足チャート

重松製作所(コード:7980)も、1月下旬のコロナ禍のまん延の初期に大ブレークしたマスクメーカーだ。
マスク銘柄が物色された時期は高騰に次ぐ高騰で、川合さんも実況中継で、旬のテーマ株をトレードしてみればいいようなことを言っていた時期だ。

それが2月の急落と、それ以降の泣かず飛ばすは、上述の中京医薬品(コード:4558)や興研(コード:7963)と軌を一にするものがあるが、11月の第2週になって、復活の予感を感じさせる動きになっている。

2020年11月13日の重松製作所(7980)のチャート

重松製作所(コード:7980)に関して、最初に急騰シグナルが発出されたのは9時50分、株価1,241円で、シグナル1だった。
このとき、前日出来高比は8.1倍と、そこそこ活況を呈していたが、前日5本線(5MA)差異も13.7%と、一旦下落する可能性も示唆していた。

結果は、1,341円(約8%上昇)の高値まで上昇した後、そこから下落、それでも踏ん張った感じがあり、翌週への期待を繋いだとも言える。
とりあえず、11月第2週の上昇契機は、11月6日付の「重松製、上期経常は黒字浮上で上振れ着地・通期計画を超過」という記事だろうか。

まとめ

11月第2週の値動きを見る限り、ワクチン期待の効果は数日で終わった感があり、後半は新型コロナウイルスとインフルエンザのダブル禍への懸念から銘柄が物色された。

日替わりでテーマが変わるのか、あるいは、このまま今春のような状況にいくのか。
少なくとも、私が上げた3銘柄に関しては、下落懸念のあるところでシグナルが出たものの、多少下がっても、押し目買いが入るような勢いを感じた。
これから数日は、1月のようなマスク株狂騒曲が続くのだろうか。

最後になるが、2020年11月14日付の川合一啓さんの「急騰銘柄傍受システム、マザーズ1%スキャル『2020年11月第2週のリアルトレード結果』を公開します。」を紹介するので、参考にするといいだろう。

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