9月9日のステイケション(staycation)は、Go Toトラベル事業による35%引きが適用されるエリアで、屋外プールの付いたホテルという条件で探した結果、近場にあるヒルトン小田原リゾート&スパに泊まることに決めた。
幸いに、ここはヒルトンHオナーズの会員割引(サマーセールの30%引き)も適用されるため、通常の半額以下で泊まれることに加え、6月4日付のコラム「Hilton HHONORSの会員資格はコロナ特別対応で延命」で書いた懸案事項は、すべて解消されることになった。
ヒルトン小田原リゾート&スパ 第一日目
午前中の三島観光と、昼食を終えた私は、首尾よく、三島発13時52分の電車に乗ることができた。
そして、熱海で、14時13分発の快速「アクティ」に乗り継ぎ、根府川(14時26分着)で下車した。そこでは、14時29分発のホテルの無料シャトルバスに乗れたので、ホテルには午後3時前に入ることができた。
今の私には、階段の上り下りが入ったときに、わずか3分で電車などを乗り継ぐのは相当にキツイのだが、何とか頑張れて良かったと思う。
その上、ホテルのスタッフからは、部屋の冷蔵庫に入れる飲み物などを買ってきた方がいいと言われていたので、それを熱海駅構内の売店で買い込んだ分、荷物が重たくなっていたので、なおさらだった。
根府川駅の周辺には何も店がないので、何か買うなら熱海か小田原で買わないといけないのだ。
これがホテルの部屋からの眺め、オーシャンビューと謳われていたので、素晴らしい景観だ。
外のベランダでジュースを飲みながら寛ぎたいのだが、あいにくと話相手がいないので、先を急ぐことにする。
このままベッドに横たわると、そのまま夜まで寝込みそうだったので、気合を入れて、プール(バーデゾーン)に行くことにしよう。
そのために取ったホテルなので、目一杯使わないともったいない。(笑)
今回は、自分の部屋からプール(バーデゾーン)まで杖なしで行けるかどうか試してみることにした。
今まではプールサイドだけ、杖なしというのをやってみたが、今回は、自分の部屋からだったので、病院内の移動と同等の距離があった。
それでも、このミッションをクリアできたことで、段差のないバリアフリーのエリアでは、杖がなくても移動できることがわかった。
要するに、一般のホテルならどこでも泊まれるという自信が芽生えたことが大きい。
プール(バーデゾーン)は平日の割には、かなりの人出があった。
今や、テレワークの普及で、平日に休みを取って来る人が増えたのだろうか。
それほど、サラリーマン風の人や、家族連れが多かった。
9月になっても残暑が続いているので、プールサイドで日光浴をするには気持ちがいい。
文庫本を持ってきて読んだり、スマホを見ている人も結構いる。
今年は、遠くに旅行に行きづらい分、こうした近場の滞在型ホテルが人気があるのかもしれない。
まあ、これを、昨今流行りのステイケーション(staycation)と言うのだろうがね。
小田原駅前で夕食&飲み
入船 小田原駅前店
平日は、ホテルと小田原駅の間を無料シャトルバスが直接結んでいるので、17時45分発の最終便に乗って小田原駅まで行くことにした。
ホテルのレストランで食事をしてもいいのだが、ビュッフェ・スタイルのレストランだと、マスクやビニール手袋の着用を要請されるのは面倒だからだ。
シャトルバスの発着する小田原駅西口(新幹線口)から東口へ出て、少し店を探してみるが、あまり人通りは多くない。
まだ時間が早いからか、それともコロナ禍の中ではずっとこうなのか。
とりあえず、昼はうなぎだったので、夜は魚にしようと思って、お姉さんが客引きをしていた「入船小田原駅前店」に入ってみた。
頼んだものは、あじのたたき定食(2,000円)、最近はキャッシュレス決済(Pay Payなど)でも払えるところが増えているので、夜になって銀行のATMを探さなくても済むようになった。
便利になった反面、ドコモ口座のようなお粗末な事件があるので、油断はできない。(2020年9月11日 CNET Japan-「本人確認が甘かった」–ドコモ口座の不正チャージ、被害総額は約1800万円に)
私に言わせれば、今時の組織で、ITに疎い(研鑽する気のない)人間は、決裁権を持つ役職に就くなと言いたい。
こういった事件のせいで、日本人の中高年世代のIT技術への適応がますます遅れるからだ。
原価酒場はかた商店 小田原店
夕食を終えて、小田原駅に戻りかけたところで、入ったのは「原価酒場はかた商店 小田原店」だ。
根府川駅発のシャトルバスの最終便は22時47分、小田原を22時33分発の電車に乗れば間に合う。
まだ、午後7時を回ったばかりでホテルに帰還しても、やることはマッサージぐらいしかない。
そういった意味では、根府川駅からのシャトルバスが、夜遅くまで運行しているのは、非常にありがたかった。
私がここへ入ろうと思ったのは、サラリーマン風の2人組が入って行ったからだ。
たぶん、リーズナブルに飲めるのではないかと期待して行ってみた。
500円のチャージを払うと、原価でお酒が飲めるという触れ込みだった。
すでに食事を終えた私は、お酒を飲めれば、おつまみは少しでいいので、ちょうど良かったのだ。
私はお一人様なので、カウンター席で飲んでいたが、テーブル席を見ると、グループで飲んでいる人も多い。
リーズナブルな店だという見立ては正しかったと思う反面、今がコロナ禍で「三密」云々とか、感染リスクがどうのと言っているのがバカバカしい光景だった。
結局、私は午後9時過ぎまで飲んで、小田原発21時30分の電車で根府川に向かった。
シャトルバスは21時59分まで来なかったが、ホテルに着いたときには、ちょうど心地よく眠れそうな感じだった。
負傷事故前であれば、ここから大浴場へ向かっただろうが、さすがに今では、飲んで帰ってきた後は、転倒のリスクが大きいので、風呂に入ることはできない。
翌朝、早起きしてシャワーを浴びることにして、今夜はそのまま寝ることにしよう。
ヒルトン小田原リゾート&スパ 第二日目
6時半のウェイクアップコールで目覚めた私は、部屋のカーテンを開けた途端に、目に飛び込んできた眩いばかりの朝日に思わず心を躍らせた。
おお、天気予報では曇天だったのが、見事なまでの晴れではないか、今回の旅はツイているな。
昨夜の参拝のご利益だろうか。
朝食は「ブラッセリー フローラ」でのビュッフェ・スタイルのものを予約してあったので、7時にレストランへ向かう。
今のご時世では、マスクとビニール手袋が必須なのはやむを得ない。
私の場合は、人とぶつかるリスクの高い時間帯は避けたいので、早起きを余儀なくされたが、平日はいつも6時半起床だから何の問題もなかった。
それよりも、提携クレジットカードを保有するなどして、ヒルトンHオナーズの会員ステータスがゴールドであれば、朝食代金の3,232円が無料になるので、今更だが、在職中にそれを検討すれば良かったような気もする。
また、最近読んだ中で興味深かったのは、2020年9月2日付のHappy Mi Lifeの「マリオットのボンヴォイからヒルトンオナーズへのステータスマッチを解説」というコラムで、これなら私も達成できる可能性があるのではないかと思った。
もっとも、今年の私はホテルに泊まる以前の問題だったので、今回はステータスが何もなくとも仕方がないのだが・・・
ちなみに、ヒルトン小田原のビュッフェは、すべての料理が小分けにされ、新型コロナウイルスの感染防止対策に十分過ぎるほど気を使っているのがわかる。
でも、ここまでしなければならないとは、今年はホテル業のスタッフも大変だと思う。
朝食が終わったら、昨日は入れなった天然温泉大浴場へと向かう。
8時から朝食を取る人が多いのか、私が風呂に行ったときは、ほとんど人がいなかった。
本来は順番が逆なのだが、風呂に入って一息付いたところで、12時のチェックアウトまでプール(バーデゾーン)に行くことにした。
幸いに天気が良かったので、今日も絶好のプール日和になるだろう。
いよいよ帰宅へ
11時45分発の小田原駅行きの無料シャトルバスで私は家路につく。
慌てて自宅へ帰る理由は、この日の午後に訪問リハビリが予定されていたからだ。
小田原駅に着いたとき、昼食をここで取ろうかとも思ったが、ちょうど小田急線のロマンスカーに具合のいい列車があったので、チケットを買うことにした。
さすがに疲れたので、楽をして帰ろうと思ったのだ。
全体的に見て、今回の旅路はなかなか充実していたように思う。
とりあえず、これから10月に向けて気候が良くなるので、もっと町へ飛び出していきたい。
まずは、今回の旅行で検討した、もう一つの選択肢、千葉県の鴨川ホテル三日月に泊まってみるか。
今から秋の予定を立てれば、えきねっと会員限定のキャンペーン「お先にトクだ値スペシャル」を使えるかもしれないからだ。
それとも、上述したヒルトンHオナーズのステータスマッチ(status match)の条件を満たすために、マリオット・ボンヴォイ(Marriott Bonvoy)を通してどこかに泊まるか。
東京都下のホテルが、10月からGo Toトラベル事業の対象になるかどうかは予断を許さない状況にあるが、もし、対象にならなければ、別の行き先を考えればいいかと思う。(2020年9月12日 TBS News-Go Toトラベル、東京来月追加 判断持ち越し)
2020年9月 小田原でのステイケーション(staycation)のトピックス
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