ステイホームに最適なアクティビティは部屋の整理(断捨離)

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サントリー・ザ・プレミアム・モルツ

東京都の小池都知事が、東京都、埼玉県、千葉県、神奈川県の一都三県共同キャンペーンとして、2020年のゴールデンウイーク(4月25日から5月6日)は、「ステイホーム(ウチで過ごそう)」と提唱している。

まともな政府の経済的補償もなしに、家に居ろなどと簡単に言うなというサービス業の方々の苦情は置いておいて、サラリーマンの方々は、平時のゴールデンウイークなら、長期休暇になって、海外旅行などの行楽に出かけられるのに、自宅に居坐れと言われるのも苦痛な人が多いだろう。

部屋の整理(断捨離)の効用

Fellowes パーソナルシュレッダー P-45C

部屋の整理(断捨離)は退院後の喫緊の課題

私が4か月の入院生活を終え、自宅に戻って痛感したのが、部屋の整理がまともにされてなかったことだ。

何しろ、退院後も訪問リハビリステーション(横浜市福祉サービス協会)の理学療法士のTさん、Fさんに来てもらって、歩行訓練をしている身としては、本や書類が山積みになっている環境は、非常に危険な状況だった。

入院中も、理学療法士のOさんから自宅の部屋を、(家族や専門業者に)片付けてもらった方がいいと、口を酸っぱくして言われていたので、コロナ禍がなくとも、ステイホーム(ウチで過ごそう)にならざるを得ない私は、これを機に、部屋の整理をすることにした。

ステイホームを生かして断捨離を実行

シュレッダー使用後のゴミ

去る4月6日に、退院してからというもの、幸いにも、ある程度は自分で動けることもあり、私の日課に部屋の整理が組み込まれた。

金融機関から送られてきた個人情報が入った古い書類は、家庭用のシュレッダーにかけ、二度と読まない本や雑誌は捨てるための準備をした。
書籍類は、負傷事故の前なら、ヤフオクメルカリで売ることもあったけど、しばらくしたら再開するかな・・・

かつて、海外旅行先でもらった資料やパンフレットも山のように出てきた。
スマホ時代になった今ならあり得ないのだが、かつては行く先々の観光案内所で資料をもらいながら旅をした。
私の場合は、それを帰国後に旅行記に落とすために、自宅へ持ち帰ってきたのだ。

こうして部屋の整理をすると、本当に必要なものだけが残り、私も入院中に懸念していた、家族に重要なものの在りかが説明できるようになるのだ。
特に、熟年世代の方には、「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、ステイホーム(ウチで過ごそう)週間に、部屋の整理(断捨離)を始めることをお勧めしたい。

オンラインセミナーのアイデア

コロナ禍の元で、緊急事態宣言が発せられていなければ、ステイホーム(ウチで過ごそう)ということもなかっただろうが、部屋の整理(断捨離)をするのでなければ、2012年12月22日付で掲載したコラム「正月は家族と一緒に資産運用と未来の人生について語ろう」もいいかと思う。

もっとも、今は不要不急の移動を自粛すべき時なので、家族が一堂に会するのが困難かと思うが、前出のコラムで紹介した朝倉智也氏と藤原敬之氏の記事が、自分たちの親にも現実に降りかかっていることが理解できるだろう。

その被害を最小限にする方策の一つが、相続時精算課税制度だと思うのだが、この制度をググってみても、解説している人のほとんどが、税制面や手続きのことを説いているので、ここに私の入り込む余地があると思えた。

私がお世話になっているFPの杉本武寛さんが、コロナ禍の中では従来型の投資セミナーはできないとして、4月18日からオンラインセミナーを始めたので、これならリハビリ中の私でも参加できる。

とりあえず、最初は一人の参加者として入ってみて、講演できるような考えが煮詰まったら連絡してみるか。

部屋の整理(断捨離)で見つかった懐かしい旅の思い出

それゆけ個人旅同好会 会報「世界旅通信」

それゆけ個人旅同好会のミニコミ紙「世界旅通信」

部屋を整理していたときに、海外旅行先でもらった資料やパンフレットと一緒に出てきたのが、私がインターネットデビューして、最初に加入した旅コミュニティとも言える「それゆけ個人旅同好会」のミニコミ紙(会報)だった。

飲みも飲んだり、それゆけオフ会50回参加の歴史」にも書いたように、2002年1月に、私がこの海外旅行コミュニティに参加したときには、メーリングリストなるものが健在で、スマートフォンやタブレットもない時代、ノートパソコンすら持って旅をする人なんかいたのかというレベルだった。

従って、まだまだ紙が主流の時代、メンバーはパソコンを介して繋がっているのに、会長のS木さんは、律義にもミニコミ紙を作って、全員に郵便で送ってくれていたのだ。

それもそのはず、これがスタートしたのは、彼女曰く、1997年3月、当時はアナログな繋がりだけで存在していたコミュニティだから、すべてが紙だったらしいのだ。

こうした掘り出し物(!?)が出てくるのも断捨離の効用かもしれない。
なくなったと思ったものが、出てくるのもこういったときではなかろうか。
一番、驚いたのは、亡父の仏壇の引き出しから5万円が出てきたときだ。
さっそく、年忌法要の資金として使わせていただくことにしようか。

デジタル化されたミニコミ紙

ところで、私が「世界旅通信」というミニコミ紙を送ってもらったのは、第30号と、第33号から第38号までの7通だけだった。

紙だけの時代なら、バックナンバーは、電話してお取り寄せか、諦めるかどちらかなのだが、さすがに元原稿は、当時でもWordや一太郎といったITツール(かつては、ワープロ専用機で作成した文書を、Wordなどに変換するリッチテキストコンバータというソフトもあった)を使っていたようなので、彼女のウェブサイトにアップされていた。

アップされていたと過去形なのは、今は、リンク切れを起こしていて、見られないからだ。

リンク切れしたページを復活させるInternet Archive

Internet Archive Wayback Machineの使い方

  1. 試しに、第2号の北アフリカ編(http://www.katch.ne.jp/~teru-aa/kaiho-2-north-africa.html)にアクセスしてみよう。
    無情にも「Not Found The requested URL /~teru-aa/kaiho-2-north-africa.html was not found on this server.」という表示がでるはずだ。

  2. Internet Archiveにアクセスし、検索クエリーボックスに、先ほどNot Found表示が出たURLを入れてみよう。

Internet Archive Wayback Machineの使い方

  1. 過去の日付のアーカイブがいくつか(この場合は、2006年5月17日のみ)検出されるので、該当の日付をカレンダー上でクリックする。
  2. この日付におけるスナップショットの数と、時刻が表示されたら、時刻部分をクリックする。

Internet Archive Wayback Machineの使い方

  1. 表示された2006年5月17日付のアーカイブの結果に満足したらOK、うまく表示されていなかったら、一旦、戻ってから別の日付を選択する。
  2. 複数の選択肢がある場合は、元ネタのアップ日に近い日付(どちらかと言うと古いもの)の方が結果がいいが、どれも全く表示されないときは諦めるしかない。

基本的には、これでウェブページから削除された会報を復活させることができる。

もちろん、Internet Archiveというツールは万能ではないので、すでに削除されたページに貼られていた画像や、埋め込まれていた動画までは復活できないことが多い。
それでも何が書いてあったか見るだけなら十分だと言えるだろう。

ステイホーム週間という日本独特のユニークさ

東京都が作成した「STAY HOME 週間」ポータルサイトにはこう書いてある。

あなたの命を、家族を、大切な人を、社会を守るため
新型コロナウイルスの感染拡大をくい止める
大型連休(4月25日~5月6日)の外出を自粛
STAY HOME ウチで過ごそう

ケチを付けるわけではないが、コロナ禍の中で、外出を自粛すべきなのは、ゴールデンウイーク中だけではあるまい。

私も入院中で、暇を持て余していた3月に気づいていれば、首相官邸経団連(日本経済団体連合会)連合(日本労働組合総連合会)に提言を送ったと思うが、今年に限っては、政府が緊急事態宣言を発したときに、これとセットにして、ゴールデンウイークをやめて、普段の週と同じにしてしまえば良かったのだ。(2020年3月26日 時事通信-特措法本部、今夕設置へ 緊急事態宣言発令可能に-新型コロナ「まん延の恐れ」

事実、タイでは、今年に限って、ソンクラン(Songkran)の祝日を平日にしているのだから、日本もそのようにすれば良かったのである。(2020年4月13日 FNN Prime-タイの旧正月は平日に…恒例の水かけ祭りもなし “バックパッカーの聖地”も閑散

4月13日は、タイの旧正月「ソンクラーン」の初日。しかし、今年は新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、旧正月の3が日にあたる4月13日から15日までの祝日は平日となった。また、例年多くの観光客や地元の人たちが水をかけあう「水かけ祭り」も中止となった。

それに、在宅勤務(テレワーク)を推進している会社は元より、令和時代になってまで、同業他社に合わせて、一斉休業しないと不都合があるような時代でもあるまい。

まして、コロナ禍の元で、ゴールデンウイークを暦通りに休まないで、月曜から金曜はすべて平日扱いにしても、何の問題もなかったはずだ。
その代わり、その分はコロナ禍が収束したときに、1週間休んでいいですよにした方が、よほど社員にも、翻って、青息吐息の旅行、観光業界にとっても良かったのではないか。

事実、明日(4月29日:昭和の日)は国会も祝日開催され、衆議院で予算委員会、総務委員会、財務金融委員会、そして、本会議が予定されていて、この分では国会審議に関係している官僚はゴールデンウイークなど潰れてしまうだろう。

一方、SNSなどで、今年のゴールデンウイークはやることなくて超絶にヒマ!とかいう書き込みをしている人がいるが、今や、リーマンショック以上の経済恐慌が口を開けて待っているのだから、例え、現在は上場企業に勤めている身でも、例え、就業規則がどうなっていようと、インターネットでできる副業のタネでも見つけた方がいいように思うのは私だけだろうか。(2020年4月21日 NHK News WEB-新型コロナ影響 倒産や法的整理準備の企業 計75社に

最後に

今回のコロナ禍は世界中の人たちにとって大きな災難であることは間違いない。
しかしながら、私たちが今まで当たり前に思っていたことが覆り、新しい概念を構築するには絶好のチャンスでもある。

自分の人生がコロナ禍によって暗転し、過去のしがらみを断ち切らなければならないとしたら、部屋の整理(断捨離)というのは、ステイホーム(ウチで過ごそう)だけではなく、自分の人生をリフレッシュする意味でも、絶好のアクティビティと言えるだろう。

コメント

  1. お疲れ様です。
    たまたま、「個人旅同好会」のリンクを開いてみたんですが、サイトマップ、右側のサドゥ、絵葉書ですね。
    わたしゃ、これインドで買いました。
    多分、当時バラナシで売ってたんだと思います。
    こりゃ、すごいや。

    • コメントありがとうございます。
      それゆけ個人旅同好会のサイトを見たのですね。
      管理人が、かなり前から多忙を極めているようで、サイトの更新もあまりされてないですが、かつては一世を風靡した旅行サイトだったんですよ。

      今でも細々とメーリングリストには投稿がされてますが、私も最近ではあまり投稿しなくなってしまいました。
      せっかく、ミニコミ紙の話題を出したこともあるので、向こうにも書いてみますかね。

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