4か月の入院生活の末に

2019年12月10日、自宅で柿を取っていた私は、突然、重心が崩れ、掴まっていた木の枝が折れて、そのまま路上に落下した。

救急車で聖マリアンナ医科大学横浜市西部病院に運ばれたものの、そこでは手術ができないほどの重症だと宣告されて、検査の後で聖マリアンナ医科大学病院本院に転院、そこで緊急手術を施されて、通算で4か月もの長い入院と、リハビリ生活の始まりとなった。

詳しいことはここでは割愛するが、最初に入院した聖マリアンナ医科大学病院では看護師のKさんの元で1か月、その後、戸塚共立リハビリテーション病院に転院して、理学療法士のOさんと作業療法士のGさんの元で、3か月ものリハビリを行った。

昨年の12月の負傷事故から4か月経ち、2020年4月6日に入院生活からようやく解放された私を待っていたのは、世界中にまん延する新型コロナウイルス(Coronavirus/COVID-19)によって、緊急事態宣言が出された町だった。

私は退院したからといってすぐに遊びに行けるような状態ではないが、大好きな海外旅行に関して言えば、2020年3月25日付で外務省は、前代未聞の「全世界に対する危険情報の発出」として、「【危険度】全世界（各国・地域に発出している危険情報とは別に、全世界に対して一律に発出するものです。）－レベル2：不要不急の渡航は止めてください。」というのを出していた。

7月に開催が予定されていた東京オリンピックは、遅まきながら3月24日に1年延期が決定された。（2020年3月24日　BBC Japan－東京五輪・パラ、「1年程度」の延期決定　「東京2020」の名称は維持）

今回のコロナ禍は、一時は、アメリカに代わって、世界経済の覇権を握るのではないかと言われた中国の、国家主席・習近平(Xi Jinping)と、WHO事務局長のテドロス・アダノム(Tedros Adhanom Ghebreyesus)の悪辣ぶりを赤裸々にした。

コロナ禍がこの先どうなるか全く見通せないが、未だにトップに居坐る厚顔無恥な彼らが、全世界のほとんどを敵に回したことだけは間違いないだろう。

話は変わって、私からのアドバイスを・・・
私が救急車で病院に運ばれたとき、救急隊の方は「ご家族の方はご本人の健康保険証とお薬手帳を持って乗ってください」と叫んだ。

もっともなことなのだが、現代において、最も重要なのは、スマートフォンだ。
いろいろ事情がある人はいるだろうが、家族や恋人には、部屋のどこにそれが置いてあるのか、教えておいた方がいいだろう。

私は、救急車に同乗した家族が、着替えと一緒に、スマートフォンを持っているのを見たとき、心の底から感謝した。
それがなければ、自力で身動きが取れなかった私は、誰にも連絡が取れなかったに違いないからだ。

あと、今はオンラインで様々なサービスを受ける時代、自分に万が一のことがあれば、せっかく築いた大切な財産の在りかが、家族にもわからなくなってしまうこともある。
少なくとも、自分が使っているオンラインサービスを探す手掛かりと、いざというときのアクセス手段だけは教えておこう。

また、コロナウィルスが蔓延する街中に行くするのに、病院の売店で買った数枚のマスクだけでは足りそうもないので、退院直前（4月3日）にズッポシグッズの販売元であるトレトレストアにて追加購入したのが本日自宅に届いた。

海外からの輸入品なのと、昨今の品不足による価格高騰で、少々高くつくが、私の場合、ネットサーフィンに何10分もかけたり、まして、街のドラッグストアで数時間も立ち続けることはできないので、ここで購入することにした。

皆様もよろしければどうぞ。

最後になるが、今回の入院中、私は多くの友人たちの励ましをいただいた。
中には入院先にお見舞いに来られた方もおり、彼らには重ねてお礼を言いたい。
とりあえず、この先は皆さんに一日も早く会えるように、引き続きリハビリを頑張っていきたい。
もっとも、コロナ禍の収束もいつになることやらだけどね。

それと、退院後の懸案であった令和元年度の確定申告が終わったので、本ブログも再開の目途がついた。
しばらくは旅に出れないので、時事ネタが多くなるかもしれないが、引き続きご贔屓の程、よろしくお願いします。