去る10月30日、私は旅系の友人に誘われて横浜の野毛に行ってきた。
ここは、自宅から比較的近いこともあって、東京の飲み会よりも遅くまで飲んでいられるのがいい。
最初は夕食を取ろうということで、ハンバーグが美味しいことで有名な「洋食キムラ」へ、お腹を満たしたところで、野毛の散歩に出る。
少し歩いたところで、女性の一人が「ここに入ってみない?」と言ったところが、ルタンペルデュ(Le Temps Perdu)というレトロな雰囲気の飲み屋だった。
店内にはいろいろなポスターなどが張られていたが、私の目を惹いたのはチェ・ゲバラ(Che Guevara)の写真、今日のメンバーは旅系なので、キューバという国名が口をつついて出てくる。
私も2017年6月にキューバへ行ったときの思い出が甦る。
もう、2年も経つのだ。
次にキューバへ行く機会がいつ訪れるかわからないが、そのときにはだいぶ変わっていることだろう。
そして、注文したビールがきたので、4人で乾杯する。
それを飲みながらおしゃべりしていると、今日のジャズライブの主役たちが揃った。
店で見せてもらったチラシには、出演者として、植木啓示 (Gt)、横山貢介 (Gt)、Miki Armstrong (Vo)の名前がある。
何とボーカルのMikiさんは18歳、英語もペラペラの才色兼備の女性だ。
インターネットで検索すると、YouTubeのチャンネルが出てきた。
CDも出しているというから、これからブレークしそうな感じだね。
店内はまだ8時前なので、ほぼ私たちの貸し切り、広々としたソファ席に座って、ゆったりと彼女の歌を聴く。
この店なら、次回は一人で来ても楽しめそうだなと思う。
7時半から始まったジャズライブは40分ほどで終わった。
最後は、ライブをやったバンドの方たちと記念撮影、彼らの報酬は端的に言えばチップ、この店では「投げ銭」と呼ばれているものだ。
日本ではこういうシステムの店は珍しいのではなかろうか。
そして、野毛散歩の最後は「横浜すきずき」という居酒屋、水曜日の8時半過ぎにもかかわらず満席、ここも野毛では人気店らしいので、混んでいたのだろう。
とりあえず、今日は思わぬ音楽文化にも触れることができ、旅話も盛り上がって、満足のひと時だった。
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