小湊鉄道 房総里山トロッコ列車体験

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金神(こんじん)の滝

今回の夏の養老渓谷ハイキング&水遊びを日帰りにせずに、宿泊プランにした差大の理由は、小湊鉄道の房総里山トロッコ号に乗るためだった。
この列車は、秋の紅葉シーズンを除けば、土日祝日のみの運行だからだ。

私は宿泊の予約と同時に、小湊鉄道のウェブサイトから12時36分発のトロッコ2号の整理券を申し込み、当日の乗車に備えた。

金神(こんじん)の滝

金神(こんじん)の滝

私が泊まった天龍荘では、列車で養老渓谷へ来た人に対して、事前予約制で、往路は14時以降、復路は8時半以降の時間帯で、養老渓谷駅までの送迎をやってくれる。

朝食は8時からなので、それを取ってから駅まで送ってくれるわけだが、金神(こんじん)の滝という縁起の良さそうなところへ行ってみたいと思い、逆方向のごりやくの湯へ送ってくれるか頼んだところ、OKが出たので、そちらへ行くことにした。

金神(こんじん)の滝

ごりやくの湯の駐車場から少し歩くと、「百国来頭山(ひゃっこくらいとうざん)」「金神(こんじん)の滝」と書かれた入口があり、そこは同時にごりやく亭の入口ともなっている。

まずは、養老川に架かった橋を渡って、百国来頭山へと向かう。
山というだけあるので、ここもちょっとしたハイキングコースになっている。
最初は、どこまで登るんだという感じがするが、少し歩くと、下の写真のような鳥居が見えてくる。

金神(こんじん)の滝

ここからは下り坂になり、視界に養老川の流れが見えてくる。

百国来頭山(ひゃっこくらいとうざん)は、山登りをするというより、手軽なハイキングコースなので、ここなら子連れの人でも安心だろう。

金神(こんじん)の滝

そして、山を降りて川沿いのところに見えたのが、金神(こんじん)の滝の前にある鳥居、お金の神様と名付けられた場所なので、鳥居があるのだろう。

金神(こんじん)の滝

ところが、私の目の前に見えたのは、滝というより、水溜まりというような光景、乾燥が続いて、水が涸れた滝というのは寂しいものである。

金神(こんじん)の滝

滝壷の周囲の岩肌には「水の神」「土の神」「太陽の神」が彫り込まれているが、肝心の水がないので、どこか寂しそうだ。

金神(こんじん)の滝

金神(こんじん)の滝

金神(こんじん)の滝

気を取り直して、養老川の方へ向かうと、そこには水が流れて、川の様相を見せていた。
う~ん、滝の水の少なさは何だろうな、水の神様にお願いしないとダメなのかな。

金神(こんじん)の滝

金神(こんじん)の滝

粟又の滝再び

粟又・ごりやくの湯バス停

百国来頭山(ひゃっこくらいとうざん)を下山して、ごりやくの湯に戻ったのは10時少し前、開店が10時なので、待っていても良かったのだが、この日も温泉よりも水遊びという気候だった。

奇しくも、10時10分に粟又・ごりやくの湯を出る小湊鉄道バスがあるのがわかったので、それに乗って、粟又の滝へ行くことにした。
バスのドライバーは、「粟又の滝なら歩いてもすぐだよ」と言うが、見渡す限りの上り坂を歩いて行く気にはならなかった。

粟又の滝

今日は、12時36分発のトロッコ2号に乗るため、粟又の滝を11時12分に出発するバスに乗らないといけないので、ここには30分ほどしか滞在する時間がない。
もっとも、その1本後の12時12分発でも間に合わないことはないのだが、出発前に列車の写真を撮るには、できるだけ11時12分のバスに乗る方が都合が良かった。

粟又の滝

今日は土曜日ということもあって、朝早くから家族連れがたくさん来ている。
中にはヒジャブを着たムスリムの女性もいて、滝壷に入って、子どもと遊んでいる。
いつも思うのだが、ヒジャブを着たまま、水に入って溺れたりしないのだろうか。

粟又の滝

私は、子ども連れの男性について、滝の右サイドへ行ってみた。
防水デジカメのFinePix XP120を取り出して、数枚写真を撮ってみるが、さすがに、滝を登って上に行くようなことはできそうもない。

粟又の滝

河原ではペットを連れてきたり、バーベキューを始めたりする人がいて、だんだんと人が集まり始めていた。
時計を見ると、10時半、ここで遊ぼうか、昨日のように上へ行こうか迷ったが、結局は上に行くことにした。

粟又の滝

粟又の滝の上の方へ行ってみると、驚くことにテントを張って休憩している人がいる。
ここでキャンプをして寝泊りしたのだろうか。

粟又の滝

しばらくしてテントから出てきた人に写真を撮ってもらいながら尋ねると、昨夜から泊まっているわけではなく、今朝マイカーでやってきて休憩していたとのことだ。

男性の年齢は見たところ私と同年代か、彼の格好は完全に水着1枚、水遊びする気マンマンで、Tシャツに短パン姿の女性も、何のためらいもなく川の中へ入っていく。
何となく、ワイルドなカップルに私は親近感を抱いていた。(笑)

粟又の滝

最後は昨日と同じように冷泉入浴、そろそろバスに乗らないといけないので、あまり長居はできない。
無理すれば、あと1時間いられるが、今日の目的は房総里山トロッコ号に乗ることなので、滝遊びはそろそろ終わりだ。

粟又の滝

房総里山トロッコ号

粟又の滝を11時12分に出発したバスが、養老渓谷駅に到着したのは11時半だった。
いよいよ本日のメインイベントの房総里山トロッコ号に乗るのだ。

ちなみに、私が乗ったバスに先立って、11時8分発の中野駅(小湊鉄道いすみ鉄道の上総中野)経由大多喜車庫行きのバスが来たのだが、これに乗って、1駅だけ戻ってくれば(上総中野 11:31-11:39 養老渓谷)、同じ列車(房総里山トロッコ2号)に乗り継げるようだ。

養老渓谷駅

養老渓谷駅

養老渓谷駅に到着した私は、昼食の前に乗車券を引き換える。
私は事前にウェブサイトから乗車整理券を予約したが、当日でも空席はありそうだった。

養老渓谷駅

昼食は駅前に「旭屋」という食堂があったので、そこで山菜そばを食べる。
店内はちょうど昼食時だったので、かなりのお客さんがいて、私は列車に乗り遅れるのではないかと気が気でなかった。

それに加えて、突然雨が降り出し、屋根のない展望車を予約していた私は、マジかと舌打ちをしたほどだった。

汽車旅の始まり

房総里山トロッコ号

そして、いよいよ房総里山トロッコ号が養老渓谷駅に入線してくる。
幸いにも雨が止んで、急に晴れてきたので、また暑さがぶり返してきた。
この日は、なぜか出発が6分遅れの12時42分になったので、後続のバスに乗っても悠々と間に合ったようだった。

房総里山トロッコ号

列車が止まっている間、鉄ちゃんに混じって、家族連れも汽車の前で写真を撮っている。
のんびりしたもので、停車時間がわずかな時間の割には、それほど急いた様子は見られない。

房総里山トロッコ号

つい先ほどの雨が嘘のように晴れたので、これで何の心配もなく列車の旅が楽しめそうだ。
何しろ、私の予約した展望席は屋根がないのだ。
もっとも、今日は車内もガラガラだから、屋根付きの車両に移れるが、せっかくの旅路が興ざめになるのは避けたい。

房総里山トロッコ号

昼食を取った食堂ではビールやおつまみ、土産物も売っているので、そこでビールを仕入れて列車に乗り込む。
房総里山トロッコ号には車内販売はないので、あらかじめ駅で飲み物などは買っておく必要がある。

房総里山トロッコ号

養老渓谷からこの列車に乗るときは、進行方向左側、上総牛久から乗るときは右側に座るといい。
座席は号車以外の指定はないので、このあたりは早いもの勝ちだ。
養老川の眺めや、房総里山トロッコ号のミニチュアなど、フォトスポットでは速度を落として説明してくれる。

房総里山トロッコ号

里見到着は13時7分、ここでは13時9分発の上総中野行きの下り普通列車とすれ違う。
養老渓谷から房総里山トロッコ号に乗ってきた人は、ここで下りの列車に乗って、養老渓谷に戻る人も多い。
房総里山トロッコ×マイカー」のプチトリップコースを使うのだろう。

房総里山トロッコ号

里見を出ると終着駅の上総牛久まで止まらないので、その間、列車乗車の記念写真タイムになる。
車内はますますガラガラになって、自由に往来できるような状態だ。

房総里山トロッコ号

房総里山トロッコ号

里見から上総牛久までは約25分、この区間はとりたてて何もないのか、列車のスピードも落ちない。
上総牛久で五井行きの列車に乗り継いだり、乗車記念の写真を撮らないなら、里見で折り返してもいいかもしれない。

上総牛久駅

房総里山トロッコ号

上総牛久に到着したのは13時33分、およそ1時間の汽車旅はこれで終わりとなる。
ちなみに、この列車は、14時2分発の房総里山トロッコ3号として、養老渓谷へ戻る。
子ども連れの家族なら、これで往復するのもありかもしれない。

房総里山トロッコ号

運転室の写真、汽車の写真を撮る人はこれは必ず撮るよね。

上総牛久駅

3番線(右側)の列車は私が乗り継ぐ五井行きの普通列車、13時48分発と間隔が15分ほどあるので、汽車旅の余韻に浸ることができる。

上総牛久駅

土曜日とはいえ、紅葉シーズンでもなければ、午後の房総里山トロッコ号は空いているだろう。
私が五井行きの列車に乗り込む前に車内を覗いた感じでは、それほど乗客がいるようには思えなかった。

上総牛久駅

夕方からは天気予報通りに天気が崩れそうな予感、五井駅周辺にレストランでもあれば、軽く食事をしてからアクアラインバスで帰ろうと思うのだが、どうしたものか。
それとも素直に内房線の列車に乗り継いで帰るか、五井駅に着いたときの天気次第だな~

最後に

私が帰京したわずか2日後、台風15号が千葉県内に大きな災禍をもたらした。
千葉県大多喜町観光協会によれば、私が訪れた養老渓谷の遊歩道も、粟又の滝遊歩道は散策可能になったが、現時点では、中瀬遊歩道は厳しいらしい。

小湊鉄道も9月17日現在で、五井-上総山田と、上総牛久ー里見間で運行が再開され、完全復旧まであと少しのところのようなので、10月の観光シーズンまでには間に合うことだろう。
ここは、首都圏からのショートエクスカーションとしては良いところなので、機会があれば、また訪れてみようと思う。

2019年9月 養老渓谷の旅のトピックス

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