私は、2018年4月21日と22日で「JALダイナミックパッケージで行く関西の旅」と銘打った旅行を企画したときに、友人の吉田さんが講演する株式投資勉強会『なんとなくの投資から卒業する!!株を買う前に最低限チェックしたい3つのポイント』にも出席することを決めた。
このイベントはリーマンインテリジェンスの杉本さんが主宰しているもので、私も講師として参加させていただいたことがあるものだ。(2017年4月1日-金融セミナー講演初舞台 IN 大阪 2017年11月11日-ちゃんとリタイアして豊かな生活を実現する人生の選び方)
今回は生徒として参加したのだが、考えてみれば、私が吉田さんの話を聞くのは初めてで、今までは飲み会でしかご一緒したことがなかったのだ。
講演の内容は、ずばり、株の買い時売り時、株式投資の初級者向け講座ということだったが、あらためて復習になったことも多い。
要は、日本市場全体が追い風(上昇波動)のときに、業績の良い割安株を、上昇波動の入り口で買いましょうということで、どうやって投資候補銘柄の上昇波動の入口を探すかということについて、彼は、ヤフーファイナンスのテクニカル分析用多機能チャート(銘柄コード入力で表示、又は、各銘柄のページから中央下のリンクを辿る)を用い、週足チャートで15日移動平均線を使って分析する手法を私たちに伝授した。
これの表示のさせ方は簡単、「テクニカル」タブから「テクニカル選択」ダイアログボックスを表示させ、トレンド系の移動平均にチェック、表示/非表示の項目で移動平均1にチェック、パラメータを15にすればOKだ。
そして、この15日移動平均線より投資候補銘柄の株価が上にあれば上昇波動、逆なら下降波動ということだ。
また、企業業績の判定については、会社四季報(有料:カブドットコム証券など口座を開設した証券会社によっては無料で見られるところもある)からチェックする項目として、売上、営業利益、配当のほかに
- 株価収益率(PER/Price Earnings Ratio):市場平均は13倍から15倍、1株利益は予想利益を使用(株価÷1株利益)
- 株価純資産倍率(PBR/Price Book-value Ratio):市場平均は1.2倍から1.4倍、株価の底値を判断するのに使用(株価÷1株純資産)
- 自己資本利益率(ROE/Return On Equity):8%以上か、できれば10%(純利益÷自己資産)
- 1株利益(EPS/Earnings Per Share)が50円以上あるか
- 1株純資産(BPS/Book-value Per Share)
- 営業キャッシュフローがプラスか
- 有利子負債が多すぎないか
といったことを学び、実際の銘柄を使って確認してみた。
吉田さん曰く、こうしたトレーニングを続けて、自分に合った手法で利益を出し続けることが重要だとのこと、他人の正解や机上の正解が、貴方の正解になるとは限らないことを強調していた。
これから株に投資してみようという人は元より、今まで投資の結果が芳しくない人も参考にするといいだろう。
ちなみに、彼が講義をする次回のイベント(2018年5月13日 テクニカル分析勉強会~相場の転換を先読みする実践パターン分析~)もすでに満員御礼というので、今まで参加できなかった方は6月以降のイベントに期待してみよう。
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