CMEビットコイン先物取引開始、今年のBTC急騰劇はミセスワタナベのおかげか

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Bitcoin
2017年12月17日の午後5時(米国中部時間、日本時間は18日の午前8時)、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME/Chicago Mercantile Exchange)で、今年になって爆上げを続けたビットコイン(BTC)の先物(CME Bitcoin Futures)が取引を開始した。

1週間前に、取引を開始したシカゴ・オプション取引所(CBOE/Chicago Board Options Exchange)のビットコイン先物(XBT-Cboe Bitcoin Futures)に引き続いて、世界の金融市場の中心で取引が開始されたことで、名実ともに仮想通貨が金融商品として全世界に認知されることになったわけだ。(2017年12月18日 ブルームバーグ-ビットコイン先物、CMEでは好発進-ウォール街への浸透拡大へ

今のところ、ビットコインの現物価格は、2万USドル(約2,260,000円)前後で取引されているが、つい先週、ロイターで報じられた「焦点:ビットコイン急騰劇、主役担う日本の個人投資家(2017年12月13日)」(英文:Behind bitcoin boom, Japanese retail investors pile in)と、ブルームバーグで報じられた「ビットコイン価格急騰の裏に『ミセス・ワタナベ』-ドイツ証(2017年12月15日)」(原文:Deutsche Bank Says Japan’s Retail Investors Are Behind Bitcoin’s Surge)で、私は週明けに暴落しないか冷や冷やしながら見ていた。

幸いに、ミセス・ワタナベ(日本人の個人投資家)のことが外信でニュースになったことで、外国の機関投資家が大量の売りをすることはなかったようだが、来年の年明け早々に波乱がないか注視が必要かもしれない。

思えば、私がビットコインを買ったのは、今年の初め、1BTCがわずか(今から思えば・・・)10万円超だった。
私がそれをコラムにしたのは、2017年2月12日付の「仮想通貨のビットコイン(BTC/bitcoin)を買ってみた」という記事だ。

そして、推奨ポートフォリオとして、「仮想投資の初級者が買うとすれば、時価総額の大きいビットコイン(BTC/bitcoin)、イーサリアム(ETH/Ethereum)、リップル(XRP/Ripple)をやればいい。」と書いたのは、4月18日付の「ビットコインがMasterCard店舗やATMで利用可能に」のときだ。

ただ、私は愚かなことに、安く入手できたビットコインをHYIP(ハイプ)の世界に突っ込んでしまったがゆえに、大きな機会損失を招いてしまった。(2017年6月28日-不労所得の甘い誘惑、D9 ClubなどのHYIP(ハイプ)に仕込まれた黒い罠

大きな反省とともに、軌道修正を行ったのは夏になってからで、それでも総資産額が投資額の3倍になっているのだから、いかに今年の仮想通貨相場が凄かったかというのがわかるというものだ。

ところで、未だにビットコインとは何ぞやと言っている方にお勧めなのが、ニューズウイークのコラム「ビットコイン」、あるいは書籍で読むなら「ニューズウィーク日本版 『特集:ビットコイン可能性と危険性』(2017年11月21日号〉」がいいだろう。

さて、これから年末年始休暇を挟んで2018年に突入することになるのだが、果たしてこのまま仮想通貨は高騰を続けるのだろうか。

ちなみに、今年の漢字トップ20の中に「億」というのが入っていた。
もちろん、「億り人」の「億」なのだが、仮想通貨長者が今年は何人も誕生することだろう。
それに伴って、「簡単にお金は増えます」といった詐欺サイトへの誘導も過熱しているので、注意が必要だ。

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