2017年8月29日、日本地区統括責任者のジェームス・ブキャナン(James Buchanan)氏が香港から来日して、ウォルトン社(Walton International Group)がアルバータ州で会社債権者調整法(CCAA/Companies’ Creditors Arrangement Act)の適用を申請した後(Calgary Herald on May 2, 2017 – Calgary developer Walton International Group in creditor protection)、初めてのアップデートセミナーが渋谷ヒカリエで行われた。
私のようなランドバンキングの投資家は5月8日付で、ウォルトン社からの投資家向けリリース(日本語)を受け取っているが、その後の進展などを聞きたいと思って参加してみた。
結論から言うと、カナダの会社債権者調整法(CCAA/Companies’ Creditors Arrangement Act)の適用が、アメリカの投資案件に影響を及ぼすものではないことと、現在のところ、アメリカで償還不能になりそうな案件はないとのことだった。
これからも開発計画は継続する予定で、今まで塩漬けになっていたエリアも動き出し始めたところがあるとのことだった。
ちなみに、ウォルトン社のウェブサイトにアカウント登録を行うと、自分の保有明細がいつでも確認できるので、登録を推奨しているみたいだ。
また、ランドバンキングの契約については、自分に万が一のことがあった場合の後継受益者(successor beneficiary=相続人)を複数名指定できるのだが、それについてはウェブサイト上で確認できないので、ウォルトン社へ問い合わせて欲しいとのことだった。
それと、投資家が投資原価を償還前に回収したいということであれば、それに応ずる予定があるとのことで、その場合もウォルトン社へ問い合わればいいようだ。
香港オフィスには日本人スタッフや日本語のわかる香港人スタッフがいるし、ジェームス・ブキャナン(James Buchanan)氏へのメールも日本語でOKとのことなので、四苦八苦して英文を書かないでいいことだけは確かなようだ。
とりあえず、カルガリー(Calgary)の一件で塩漬け覚悟だったアメリカの案件に影響がなかったことだけは朗報と言えるだろうか。
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