今年もe-Taxで確定申告終了、還付金でパソコンの買い換えか?

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保土ヶ谷税務署

所得税の確定申告の時期は例年2月15日から3月15日までとなっているが、還付申告に関してはそれ以前の時期でも受付している。

国税庁のウェブサイトにある「確定申告期に多いお問合せ事項Q&A-確定申告・還付申告」でもそのように書かれているので、前年の途中で退職した人や、多額の医療費(原則として年間で10万円以上)がかかった人、あるいは、ふるさと納税をした人(ワンストップ特例制度対象者を除く)など、サラリーマンでも年末調整の対象とならない支出があった人で、確定申告することによって、支払った所得税が還付される場合は、給与の源泉徴収票や各種の証明書が揃ったら早々に申告してしまった方がいい。例年、2月下旬の日曜日だけは、一部の税務署で窓口を開けるようだが、この混雑の最中に突っ込むよりは、比較的空いている時期を選んだ方がストレスも溜まらなくていいだろう。

また、e-Tax(国税電子申告・納税システム)を使った場合、一度提出した申告書に誤りがあるときでも、申告期限内であれば、訂正後のデータを送信するだけでいいので、紙で提出する場合に比べてかなり楽だろう。(e-Taxのよくある質問-データ送信

ところで、今回はe-Taxを使うにあたって、いくつかハードルがあった。
まず、今年の1月から導入されているマイナンバー(社会保障・税番号)制度に伴って、今までの住民基本台帳カードに格納されていた電子証明書(公的個人認証)の更新ができなくなってしまうことだ。

横浜市の場合は、2015年11月から今年の3月までに有効期間が満了する人に対し、12月22日までに住所地の役所で電子証明書の更新手続きをするように通知がきていて、私はギリギリのところで間に合った。

しかしながら、この手続きを忘れてしまった人や、昨年の10月以前に失効している人は、個人番号カードを申請しないといけないのだが、ウェブサイトを見る限りでは、申請書の受領から番号カードの発送まで2ヶ月程度かかる予定になっていて、今から申請しても確定申告の時期には間に合わないように思われる。

実のところ、私の場合は、電子証明書を更新しなくても2月24日までは有効だったので、今年の確定申告には間に合ったのだが、ちょうど来週から行くタイ・シンガポール旅行の日程とダブることになったので、念のために更新しておいたのだ。

いずれにせよ、住民基本台帳カードや電子証明書がe-Tax以外にほとんど使われてなかったので、意外にこういう人は多いのかもしれない。(参考:2016年1月28日-現代ビジネス 血税1兆円をドブに捨てた「住基ネット」~元祖マイナンバー、あれはいったい何だったのか? 公的個人認証サービスで利用できるサービスの一覧

そして、今度はパソコンのOSの問題だったのだが、確定申告書等作成コーナーから順に進んでいき、e-Taxを選んだときに出たメッセージが「ご利用の環境ではe-Taxをご利用になれません。 e-Taxの推奨環境のOS/ブラウザにてご利用いただくか、前の画面に戻り、書面提出を選択してご利用ください。」とあった。

確定申告だけのために、パソコンを買い換える(Windows VistaのOSをアップグレードするだけの容量がない)のはバカげているので、読み進めていくと、「Windows Vistaで確定申告書等作成コーナーをご利用の方へ」とあって、「Windows Vistaにつきましては、当コーナーで作成した申告書等を表示・印刷する際に使用するAdobe Readerの提供元であるAdobe Systems社におけるWindows Vistaへのメーカーサポート終了(平成27年11月18日)に伴い、ご利用者のセキュリティリスクの観点から、平成27年分確定申告書等作成コーナー(平成28年1月4日公開)よりWindows Vistaを推奨環境外としております。」となっていた。(2015年10月21日 Internet Watch-「Adobe Reader X」「Acrobat X」来月でサポート終了、Windows Vistaで使える製品が消滅

要するに、今回はWindows Vistaの環境で動作しないということではないので、そのまま申告書を作成し、e-TAXで無事に送信も完了したとのメッセージを受け取った。

さて、今年の確定申告では大丈夫だったパソコンのOS、実はウェブブラウザーのグーグル・クローム(Google Chrome)を開くと、「Windows XPとWindows Vistaはサポートされなくなったため、このパソコンでは間もなくGoogle Chromeのアップデートが受信されなくなります。」とのメッセージが出るようになっている。

サポートが終了するのがいつからなのか、調べてみると、英文になるが、2015年11月10日付のChrome Blog – Updates to Chrome platform supportにて、「2016年4月以降、Windows XPとWindows Vista、Mac OS X 10.6、10.7、10.8についてはGoogle Chromeのサポートの対象外になる。(we’re announcing the end of Chrome’s support for Windows XP, as well as Windows Vista, and Mac OS X 10.6, 10.7, and 10.8, since these platforms are no longer actively supported by Microsoft and Apple. Starting April 2016.)」との発表がされているようだ。

とりあえず、Windows Vistaの入ったパソコンは、容量も限界に近付いているので、そろそろ買い換えようかと思っていた頃だ。
還付金が10万円以上入る予定なので、新しいパソコンを買う資金にしようかと思うが、果たして何を買うか迷うところだ。

コメント

  1. trintrin より:

    おはようございます
    1月末に当社、決算申告終わりました
    去年予定納税していた分を還付手続きしたのですが
    なんと
    !申告後の納税済ませないと
    還付してくれないそうです
    ほんまかいな!?
    早く還付してもらいたいです
    カルロスさまはPCお買いになるようですが
    当社は還付金がそのまま加入協会の年間費になります
    シクシク[E:crying]

  2. カルロス より:

    trintrinさん、こんにちは
    今日は私は定休日なのでのんびりとブログ作成などしております。
    >当社は還付金がそのまま加入協会の年間費になります
    なるほど。それでは経理上、年会費分が浮くのですが、手元にお金は残らないような感じになるわけですね。
    ところで、trintrinさんの給料には会社が還付金が入っても影響はしないのですね。(笑)

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