保守系政治ブロガー”なでしこりん”さんの復活に思うこと

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ブルーインパルスの編隊

福岡県行橋市の市議会議員である小坪慎也氏のウェブサイトの記事「【嬉しかったらシェア】なでしこりん復活【支援RT求む】(2015年7月20日)」で、アメブロ(Ameblo)ブログ(旧サイト/Web Archiveにより記事復元)の強制閉鎖の憂き目に遭った保守系政治ブロガーの一人である”なでしこりん”さんが別サイトで復活したことを知った。

私が彼女のブログを知ったのは、「従軍慰安婦とは単なる韓国人売春婦の証拠を入手-グレンデール市慰安婦像撤去裁判の原告団体(GAHT)に寄付(2014年6月1日)」というコラムを書くために様々な調査していたときだろうか。

小坪慎也氏のコラムによれば、どうやら彼女は、新アメブロ(Ameblo)ブログと、Blogger(Google Japanが提供するブログサービス)のブログの両立で運営していくらしい。
私もブロガーの一人として、なでしこりんさんが言論統制まがいの行為にめげずに復活されたことをお祝いするとともに、今後の健闘を祈りたい。

私が彼女を評価しているのは、彼女自身が有名になるにつれて訪問者から寄せられる様々な情報に際して、自分なりのウラが取れないものは書かないという誠実さだ。

一方、小坪慎也氏の「ブログ、削除。なでしこりん様の急報に際して。(2015年7月15日)」で思いだしたのが、前出のコラムの準備段階で見つけたDarkness DUAを運営している鈴木傾城氏のブログが突然閉鎖されたという記事だった。(2015年2月18日-Black ASIA:別サイト「ダークネス」のブログが消されました

彼女のブログも、あまりにも政治的主張が激し過ぎて、鈴木傾城氏のような憂き目に遭ったのだろうか。
しかも彼女の場合はフェイスブックのアカウントも停止させられたというから尋常ではない。

ところで、レンタルブログサービスでは、運営会社の方針として規約が明記されていて、アメブロ(Ameblo)ブログもAmeba利用規約の制約を受けざるを得ない。

その中の禁止事項(第13条)にある「人種、民族、性別、信条、社会的身分、居住地、身体的特徴、病歴、教育、財産等による差別につながる表現・内容の送信等」というのは厳密に解釈すれば、彼女のブログを含めて、個人の政治信条の主張はできないことになる。

もっとも、一般のブロガーであれば、強制閉鎖(第9条第7項)までされることはないのだろうが、なでしこりんさんはすでに社会的な影響がある著名ブロガーの一人と位置づけられ、反対勢力から矢のような抗議が運営会社に寄せられて、会社側が抗弁し得る段階を超えてしまったのかもしれない。

それと、フェイスブックにもコミュニティ規定が設けられてあり、それに違反した度合いに応じて、最悪の場合にはアカウントの停止という処分が課されることになっている。

彼女がフェイスブックが定める規定にどの程度違反していたか定かではないが、小坪慎也氏が書いているように、実名でなく、ニックネームでフェイスブックに登録していただけでアカウントを停止されるものだろうか。

要するに、こうした明確で重大な規約違反があったかどうかもわからない中でのアカウント停止ということが、なでしこりんさんの支持者の間では運営会社による言論統制まがいの行為という主張が繰り広げられている原因の一つなのだろう。

この中にはフェイスブックが電通と業務提携しているために(2012年3月30日-IT Mediaニュース:電通、Facebookとの業務提携を継続)、彼女のブログが電通やマスメディア関係者にとって目障りになったなどという根拠が定かでない意見もあるが、日本の保守系政治家の対抗勢力が、時間に余裕があり、執拗かつ陰湿であるのは、時事問題に多少なりとも興味があれば先刻承知のことだろう。

彼らの矢面に立った担当者が根を上げるまで抗議を続けるのが彼らの流儀なら、単なるサラリーマンに過ぎない運営会社のスタッフが折れるのも時間の問題だ。

そういった意味では、保守系政治ブロガーが度々問題にする、地方自治体の生活保護などの福祉サービスの強弱にも同じことが言えるだろうか。

結局のところ、時事問題をテーマにしたり、政治信条を主張するようなブロガーの中には、無料のレンタルブログサービスを過信せず、記事のバックアップを小まめに取るといった対策をしている人もいる。

私が「今日の一言」をメインサイトと本ブログに分けて同じことを書いているのは、ココログのサービス停止のリスクヘッジをしているだけだが、結果的に同じ効果を生んでいる。

これからは自分のブログのテーマが、時事・政治問題に関係しないような穏健なものであったとしても、レンタルブログサービスの運営会社の方針変更などによって、自分が苦労して書き上げた記事が消滅してしまうリスクを考えると、ホームページ作成ソフトなどによるバックアップはますます必要と言えるだろう。

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