シティカードの売却先内定で再びクレジットカード切替プロジェクト始動

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相談する女性

シティバンクの個人金融部門が三井住友ファイナンシャルグループ東証:8316)傘下のSMBC信託銀行に売却されるのに続いて、カード事業も三井住友トラスト・ホールディングス東証:8309)傘下の三井住友信託銀行に売却されることになりそうだ。

おそらく、現在のシティカードは次回のカード更新時には三井住友トラストカードになり、ダイナースカードは独自のブランドを維持する方向になるだろう。

私は現時点でJALダイナースカード(年会費 30,240円)とシティバンクゴールドVISAカード(年会費 12,960円、前年度年間利用額30万円以上で無料)、そしてアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(年会費 31,320円、初年度特別入会キャンペーンにより無料)をステータスカードとして保有しているが、年内にはこれらのカードをリストラをするつもりでいる。

そのときには、私が2月24日付の記事「アメックスゴールド初年度年会費無料キャンペーンに申し込み」にコメント(アドバイス)いただいたように、クレジットカードの入会審査に通れば、ゴールドカードをすべて解約して、プラチナカード1枚に絞ることもあるかもしれない。

私は、昨年2回(第一弾第二弾)にわたってクレジットカード切替プロジェクトを実行したが、今年も再度クレジットカードのリストラをしなければならないというわけだ。

私の場合、ダイナースカードのサービスとして付随している海外空港ラウンジの無料利用特典は捨てがたかったので、モニターによる年会費無料キャンペーン終了後も有償でカードを継続保有してきたが、このたびアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードのトラベルサポートにより、プライオリティ・パス(Priority Pass)をもらったところ、同封されていた空港ラウンジリスト(Lounge Listing)がダイナースカードの利用可能ラウンジよりも充実していそうな感じだった。

今までは双方のウェブサイトを漠然と見ていただけだったので、多少の違いかと思っていたが、一部の空港ではビジネスクラス搭乗客用のラウンジも使えるところがあるので、プライオリティ・パス(Priority Pass)のプレステージ会員(ラウンジの無料利用が無制限、年会費 US399ドル/約48,000円)相当の特典が付いているステータスカードへの切替を検討することにした。

もちろん、海外空港ラウンジの無料利用だけが目的であれば、楽天プレミアムカード(年会費 10,800円)が最もリーズナブルだ。

しかしながら、私が現在検討しているのは、JALダイナースカードをJALアメリカン・エキスプレス・カードプラチナか、JAL・JCBカードプラチナ(年会費はいずれも33,480円、海外旅行傷害保険は原則として自動付帯)に切り替えることだ。

決め手はJALダイナースカード同様に、カード付帯の海外旅行傷害保険で、将来的には1ヶ月単位での海外旅行やロングステイも考えられる中で、万が一の際に、多額の治療費用を立て替えずに済むキャッシュレスメディカルサービスが付いているのが魅力だからだ。

その他、海外旅行傷害保険の付帯サービスに関しては、JALアメリカン・エキスプレス・カードプラチナの場合は「海外旅行保険付帯サービス(旅行中の緊急医療サービス)」に、JAL・JCBカードプラチナの場合は「JCBカード 24時間日本語相談 日本語安心サービス」に書かれている。

それにメディカルサービスとして、海外・国内健康医療相談サービスがあることも大きいだろう。

私としては、この2つのどちらを取るかなのだが、国際的なステータスから言えば、はるかにアメリカン・エキスプレスの方が上位だが、保険の補償内容はJCBの方が傷害・疾病費用や賠償責任保険の上限が1000万円と破格なので、どちらにするか悩ましいところだ。

ところで、シティバンクゴールドVISAカードをどうするか。

現時点でのメリットの一つは、年会費の12,960円が、カード利用代金の引き落とし口座をシティバンクにすることと、前年度年間利用額30万円以上で無料になっているのだが、このサービスが継続されたとしても、今後は引き落とし口座を三井住友系列の銀行にすることが要求されるだろう。

従って、もう一つのメリットであるマイレージ/ホテルポイント移行サービスが継続されるかであるが、こちらもかなり厳しいように思われる。
そうなると、私にとってはこのカードを保有する意味がなくなるので、年会費が有料になることが明らかになれば解約することになる。

結局のところ、シティバンクゴールドVISAカードの代替と、国際ステータスカードの維持は、キャンペーン入会したアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カードをダウングレードして、アメリカン・エキスプレス・スカイ・トラベラー・カード(年会費 10,800円)にするといいだろうか。

これによって、JALプラチナは付帯保険の補償額の大きいJCBで決まり、その他、格安年会費のカードとして、現在保有中のマイレージプラス・セゾン(年会費 1,620円、マイルアップメンバーズは年間5,400円の追加費用)、大人の休日倶楽部ミドルカード(年会費 2,575円、初年度無料)、そして、HSBC Advance Visa Platinum Card(年会費無料、マイレージプログラムの紐付けは年間300香港ドルかUS40ドルの追加費用)でラインナップを揃えることができるだろう。(参考:2014年2月9日-安価な年会費で入会可能な海外旅行傷害保険付帯のクレジットカード

シティのカード事業、三井住友信託が買収へ 富裕層狙う (2015.3.28 朝日新聞)

米シティグループの日本でのクレジットカード事業を、三井住友信託銀行が買収する方向で最終調整していることが27日、わかった。
月内にも発表する。
買収金額は400億円強の見通し。

シティが展開してきた「シティカード」や「ダイナースクラブカード」の基本サービスは維持される方向だ。
両社は、シティが日本の個人向け業務から撤退すると発表した昨秋以降、買収交渉を続けていた。
シティの日本法人「シティカードジャパン」は約80万人の会員を抱える。

資金に余裕がある顧客が多いとされ、会員だけが参加できるイベントなどの特典で支持を広げてきた。
三井住友信託は、買収によってカード事業を強化するとともに、自前の資産運用商品などを新しい顧客層に広げることを狙う。

カードに詳しい評論家の岩田昭男氏は「『ダイナース』は1960年代に日本に進出して以来の老舗で根強いファンがいる。顧客にとってはブランドイメージを守ってもらえるのかがカギを握る」と話す。

シティの日本法人の「シティバンク銀行」の個人向け部門は、三井住友銀行が買収し、子会社のSMBC信託銀行が事業を引き継ぐことをすでに決めている。

(注)シティーカードジャパン(株)の事業譲渡により、2015年12月14日付でシティバンクゴールドカードはSMBC信託銀行ゴールドカードになっております。

コメント

  1. 妄想族 より:

    個人の妄想に横やりを入れるつもりは無いのですが、
    >>今後は引き落とし口座を三井住友系列の銀行にすることが要求されるだろう。
    何がどう転んでも、有り得ないですね。
    >>国際的なステータスから言えば、はるかにアメリカン・エキスプレスの方が上位だが、
    はぁ???
    いつの時代のお話ですか???

  2. カルロス より:

    そのあたりは、人それぞれの考え方ですから。
    でも海外でそれほどJCBが普及しているとは思いませんでしたよ。日本だけのブランドかと思ってました。

  3. MIKI より:

    楽天プレミアカードも海外旅行傷害保険は自動付帯ですよ。
    プレミアでない、年会費無料の楽天カードは利用付帯ですが。

  4. カルロス より:

    MIKIさん、コメントありがとうございます。
    楽天プレミアム、意外に使えるかもしれないですね。

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