マレーシア航空のアップグレードオファー(MHupgrade)

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Kuala Lumpur International Airport

去る8月14日のコラムで「エティハド航空のアップグレードオークション(Etihad Select Upgrade System)」を取り上げたが、今度はマレーシア航空(Malaysian Airline)で同じようなシステムがあることがわかった。

詳しいことは、「バス代わりの飛行機:マレーシア航空のアップグレード(MHupgrade)サービス開始(2014年10月28日)」や、「ブンプイの一語一絵:マレーシア航空のアップグレードサービス『MHupgrade』って何?(2014年12月4日)」に書かれているが、コードがMHのマレーシア航空運航便で、航空券番号の最初の3ケタが232であるチケットを持っている人が、フライトの72時間前までにMHupgradeから航空券番号(Airline Booking Reference No.)と氏名(Last Name/Surname)を入れて、応札価格(offer price)を選択し、無事に落札できれば48時間前までにメールが来るというものらしい。

ちなみに、この航空会社のウェブサイトもエティハド航空(Etihad Airways)同様、日本語版もあるにもかかわらず、なぜか肝心な(!?)情報は英語表記だけだ。

マレーシア航空(Malaysian Airline)がこういうサービスを始めたのは、2014年3月8日にタイ湾上空で行方不明になった370便(2014年3月8日 産経新聞:239人乗り北京行きマレーシア機、ベトナムで消息断つ)と、2014年7月17日にウクライナ上空で撃墜された017便(2014年7月18日 Aviation Wire-マレーシアMH17便撃墜、154人がオランダ人 日本人乗客なし)のことが世間の記憶に新しく、その暗いイメージを払拭して集客するために必死になっていることなのだろう。

確かにこういった悲劇が記憶から拭い去れないうちは乗りづらいということもあるだろうが、リーズナブルに旅行をしたいなら、これから季節の良くなる東南アジアのリゾート地へ向かうのに使ってみるのも一つの手だろう。

当たり前だが日本発の便もアップグレードの対象となるので、3連休を挟む日程などLCC(Low Cost Carrier=格安航空)のエアーアジア(Air Asia)とメジャーキャリアの価格差があまりなくなる時期はむしろ狙い目とも言えるだろう。

それにマレーシア航空(Malaysian Airline)はワンワールド(One World)のメンバーなのでマイラーにとっても都合がいい。
とりあえず、1,000円でも安く、という人は別として、ある程度の価格差ならば、道中の快適さも追求したいという方にはお勧めと言えるが、いかがだろうか。

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