「地球の歩き方の電子書籍充実化(Kindle)を望む」というコラムを書いてから約1年、日本語の旅行ガイドブックの電子化がようやくスタートした。
地球の歩き方ガイドブック編集部の発表(release)によれば、「今回の発行は、『地球の歩き方 A06 フランス 2014-2015 』の電子版分冊シリーズ。 続刊にもご期待下さい! 」とのこと。
私としてはフランスでなく、スペインやタイが欲しいと思うが、続刊が出るということなので、日本人に人気のある渡航先のものは早々に発行されるだろう。
英語版のガイドブックであるLonely Planetは、すでにLonely Planet ShopからPDF eBookとしてダウンロードすることが可能だ。
もちろん、一冊丸ごと(entire guides)買うこともできるし、必要なところだけ(individual chapters)買うこともできる。
日本語版もようやくこれに追い付いたというわけだ。
なお、タビリスの記事によれば、「『地球の歩き方』電子書籍は、紙のガイドブックをそのまま表示する「固定レイアウト型」(主にEPUBフィックス型)で、リフローはしません。したがって、スマートフォンなど小さな電子書籍端末にはあまり適しません。一定以上の大きさのあるタブレット向けです。」とのことなので、iPadで読むといいだろうか。
日本語の旅行ガイドブックは、海外の特定都市か、日本人の溜まり場と称されるゲストハウスなどでしか読めなかったが、これからは必要なところだけダウンロードして購入することが可能になる。
今や、インターネットの現地情報の方が新しくて正確なことも多いが、海外渡航先ではインターネットに接続できるところばかりではないので、電子書籍版の情報もあるに越したことはない。
とりあえず、私にとってはこのニュースは朗報と言えようか。
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