日本のシティバンクのウェブサイトを開き、「ワンタイムパスワードサービスが変わります」というロゴをクリックすると、「トークン型ワンタイムパスワード(OPT)サービス開始」の案内表示が出ることに気づくだろうか。
これは、オンライン上で取引をする際のセキュリティ確保のために使われるものだが、シティバンクの場合は、今のところ、国内の都度(非登録口座宛)振込のときのみ使用することになりそうだ。
もっとも、これを広範囲にわたって使わないといけないことになれば、海外での動作保証がされないということなので、数ヶ月単位で海外出張をしている人や、海外ロングステイしている人たちが困ることになるだろう。
信じられないことに、新生銀行など一部を除いて、ほとんどの日系銀行のキャッシュカードは、Plusのネットワークに対応していないため、海外の銀行で現金の引き出しができないからだ。
ところで、このトークンは日系銀行で使っているところはあるのだろうか。
私もすべての銀行のことを知っているわけではないので、自分の取引銀行以外のことはわからないのだが、私が口座を持っているところに限って言えば、HSBC香港のセキュリティ・デバイス(security device)が同じような形をしている。
もちろん、それを必要とする取引はHSBC香港の方がはるかに広範囲にわたるのだが、いずれは日本のシティバンクも同じようになっていくのだろうか。
とりあえず、私のところにはつい先日トークンが届いたばかりなのだが、当面はあまり使うこともなさそうだし、紛失してしまわないか、ということの方が心配だ。(笑)
願わくば、送金先の事前登録が義務づけられている海外へのオンライン送金の際に、これを使って都度(非登録口座宛)送金ができるといいのだが、そこまで望むのは日本の場合は難しいのだろうか。
コメント
三井住友銀行はこれと同じカード型ですよね?
ネットから制限なく国際送金できる時代になればいいですね。
私もオンライン送金の範囲が広がってくれることを望んでますが、日本では難しいような気がしますね。
シティバンク銀行、私も着ました。
デバイスを使えるのは、りそなBK(アプリ版もあり)や三井住友BK
にもありますが、希望者のみです。
野村證券をも一時期あったんですが、なぜか従来のパスワード
方式に戻りました。
HSBCはなにやらまた新型になるみたいですね。
のびさん、こんにちは
日本の金融機関もデバイス型のところがかなりあるのですね。
HSBC香港はまた新しくなるようで、アクティベートも必要。
順次来るそうですが、また面倒です。
直接行く機会があれば、全部やってもらった方がいいかもしれません。