クラッシュした外付けハードディスク(HDD)からデータを復旧

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喜ぶ女性

去る2月7日に「Backblazeを使ってパソコンデータを全自動でクラウド(cloud)にバックアップ」というコラムを書いたが、最近になって外付けハードディスクに入れておいたデータをバックアップするのを忘れていたのに気付いた。

このハードディスクは普段はほとんど使わないので、パソコンに常時接続せず、別のところに保管しておいたのだが、いざ接続すると、ドライブは認識するものの、「ドライブにアクセスできません。パラメータが間違っています」というメッセージが出た。

インターネットで調べてみると、どうやら外付けハードディスクがクラッシュしたようで、「温度が高い状況や電源が切れたりするとより短い寿命になります。」とあったので、常時パソコンに繋いでいなかったのが寿命が短くなった原因のようだ。

中に入れてあったのは主にデジカメで撮った写真、ほとんどはウェブサイトにアップしてあるのだが、当然のことながら原画に比べると解像度を低くしてある。
最悪の場合、それでも仕方ないかと諦めることになるのだが、とりあえずデータの復旧が可能かどうか業者に調べてもらうことにした。

まずはパソコンショップのヨドバシカメラ、2~3日して返ってきた回答は重度の論理障害が発生しており、専門業者に依頼すると最悪の場合数十万かかることもありますが、見積もりをお取りしますか、というものだった。

思い出の品としては重要なものだったが、数十万かかるとあっては尋常ではない。
iPhone 3GSのときのようにバンコクで依頼するとどうなるだろう、とか思ったが、さすがにそれをする気にはならなかった。

そこで、中間業者(ここではヨドバシカメラ)を入れずに、自分で探してみようとインターネットで検索してみた。

いろいろあった中で、私が頼んだのは福岡市中央区にあるデータレスキューセンター、「初期調査の結果、ファイル構造情報の損傷によるレベル2の論理障害が発生している状態でしたが、修復処置を施す事でデータが復旧可能と判断されました。」という回答とともに、データの修復と新しい記憶媒体との合計が約6万円という見積書が添付されてきた。

6万円あれば、バンコク行きのチケットが取れるし、あるいは、正規のiPhoneを仕入れることができる金額なのだが、事は本体の故障ではなく、データの復旧なので、見積もり通り依頼することにした。

データの復旧はほぼ即日で行われ、復旧されたデータが新しい外付けハードディスクに入れられて送られてきた。
もちろん、すぐさまBackblazeを使ってバックアップを取ったのは言うまでもない。

思ったよりもデータ量が多く、夜のみの稼働では約1週間かかったが、ようやくその作業も終えることができた。

ところで、壊れたハードディスクはどこで処分するか。
業者がそこからデータを取りだせたということは、そのまま破棄するわけにはいかないので、これまた思案のしどころである。

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