Gold(金)のETN(上場投資証券=Exchange Traded Note)を買ってみた

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エンパイアステートビルからの眺め

今更ながらという気がしないでもないが、米国のゼロ金利政策が長期化するというニュースを受けて、Gold(金)のETN(上場投資証券=Exchange Traded Note)を買ってみることにした。

一昔前は有事のドルと言われ、何か大きな危機があると米ドルが買われたこともあったのだが、今やそれに代わるのが金先物で、しばらくは上昇基調が続くだろうと予想されているからだ。

一方、外国為替市場では円高も続くと言われているが、さすがに復興国債と銘打たれても、日本の個人向け国債はウルトラ・ローリターン(マンスリー固定3年(第20回)の発行条件は、税引き後の年利が0.136%)のため、義捐金代わりと割り切っても投資先には選べない。

何しろ札束に色が付いているわけではないので、官僚帝国がより強固になった野田民主党政権下では、東日本大震災からの復興を図るために実施する施策に使われるというお題目を素直に信じることはできないし、もし、そのつもりで資金を提供するなら、素直に義捐金として払うだろう。

さて、このETNとは、昨年8月のセミナー(2011年8月23日「上場投資証券(ETN: Exchange Traded Note)東証に初上場」)で知った金融商品の一つで、今回買ったのはレバレッジが2倍のDGP (PowerShares DB Gold Double Long ETN)である。

このときのセミナーで、ETNは償還日があること、発行会社の破綻リスクがあることがETF(上場投信=Exchange Traded Fund)との一番の違いと説明されたが、このETNは目論見書(prospectus)によれば、発行会社がドイツ銀行(Deutsche Bank AG)、償還日が2038年2月15日、ほとんど心配することはないだろう。

私は、このETNをTD Ameritradeを通して買ったが、もし、日本の証券会社を通じて投資するなら2022(iPath 貴金属指数連動受益証券)が類似商品となるだろうか。

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米FRBが超低金利を2014年終盤まで長期化、追加緩和検討に含み (2012.1.26 ロイター)

[ワシントン 25日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)のバーナンキ議長は25日、連邦公開市場委員会(FOMC)後の会見で、追加緩和を検討する可能性を示唆した。

FRBは同日発表したFOMC声明で、少なくとも2014年終盤まで政策金利を異例の低水準に据え置く方針を表明。
景気てこ入れに向け、利上げ時期の見通しをこれまでと比べ大幅に後ずれさせた。

今回初めて発表した「長期の目標および政策戦略」に関する声明では、透明性向上の取り組みとして、2%のインフレ目標を導入することを明らかにし、歴史的な一歩を踏み出した。
議長は、高失業率の解消につながる場合、インフレ率が目標の2%を上回ることを容認する可能性も示唆。

このところ回復の兆しが出ている国内経済には慎重な見方を示した。
議長は「現時点で、米経済が力強い新局面に入ったと宣言する用意はできてない」と発言。

「景気回復が腰折れした場合や、インフレ率が目標に向かわない場合、その方向で追加措置を講じる用意はできている。これは明らかに検討されている選択肢だ」と指摘した。

英文記事:Bernanke says Fed pondering further stimulus

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