あと3ヶ月余りもすれば、サッカーのワールドカップ南アフリカ大会(2010 FIFA World Cup South Africa)が始まる。
日本代表が最初に試合をするのが6月14日のカメルーン戦、試合開始が現地時間の16時(日本時間の23時)だからテレビでも十分に楽しめる。
1998年のフランス大会のときは現地へ行こうと画策し、結果的にはスペインを旅しながらホテルでテレビ観戦した。
2002年の日韓大会のときはスタジアムにも行き、何回か観戦オフと称するイベントにも参加した。
2006年のドイツ大会のときは仕事の繁忙期と重なったために最初から行くことを諦めた。
このときの日本代表の不甲斐ない成績を見れば、諦めることができたのが幸いだったような結末だった。
さて、今度の南アフリカ大会はどうしようかとなるところだが、私にしてみれば最初から眼中にはなかった。
なぜかと言えば、仕事の繁忙期が重なるというのが一番の理由だが、そうでなくとも、あまりに日本から遠いのと、治安面で大きな不安があるからだ。
事実、外務省の南アフリカに対する渡航情報(危険情報)を見ただけで行く気がなくなるほどだ。
CNNで報じられているように外国人観光客が南アフリカ政府が期待するほど来ないのではないかというのも当然だろう。
何しろ一番近い欧州諸国のひとでさえアフリカの最南端まで飛ばないといけないのだ。
それで、観戦後はホテルで籠の鳥になれ、と言わんばかりの治安の状態では客足も遠のくだろう。
実際のところは政府も威信をかけて治安の浄化に取り組んでいるのであろうが、私にしてみれば、仮に休暇が取れる状況であっても、リスクを冒してまで行こうとは思わない。
もし、ワールドカップを楽しむというのであれば私なら4年後のブラジルにするだろう。
治安面で言えば、今の南アフリカよりも4年後のブラジルの方がはるかにマシなような気がするからだ。
政府予想の外国人観戦者数の達成困難か、サッカーW杯南ア大会 (2010.2.19 CNN Japan)
(CNN) 南アフリカで今年6月に開幕するサッカーのワールドカップ(W杯)本大会で、国際サッカー連盟(FIFA)のジェローム・バルク(Jerome Valcke)事務局長は18日、同国を訪れる外国人観戦者の数は政府が期待する45万人には達しないとの見通しを示した。
チューリヒにあるFIFA本部で記者団に述べた。
最少で35万人となる可能性があるとしている。
背景要因として、世界規模の景気低迷、南アの治安への不安などを挙げた。FIFAはこれを受け、一部の航空会社と折衝、大会期間中に同国への往復航空券を値下げすることを促したとしている。
また、入場券販売が停滞した場合、値段を安くし、地元ファンに割り当てるなどの対策も必要と指摘した。
事務局長は、同大会で準備されたVIP席のうち、これまで売れたのは半分程度であることを明らかにした。関連英文記事:BBC – South Africa World Cup ‘snubbed by foreign fans’
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