野球界に残るAncien Regime (アンシャン・レジーム)

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驚く外国人男性

Ancien Regime (アンシャン・レジーム)とは、フランス語で旧体制を意味する言葉だ。旧体制とはフランス革命勃発前の政治・経済・社会体制のことだが、今の時代は日本の1940年体制を指す人も少なくない。


もはや政治・経済に関しては様々な識者が指摘しているとおりだが、何とスポーツの世界でさえ、時代錯誤の規制がまかりとっているようだ。

今日の読売新聞と、2002年7月11日の毎日新聞で、プロ野球選手と関わった高校野球関係者を処罰するというニュースを見た。(記事
もはや呆れるのを通り越して、哀れとしか言いようがない。

今時の先進的(私に言わせれば普通だが)な指導者や、一般の球児の思考の根底にこんな馬鹿げたアマチュア野球の規則が存在するのか?

2002年12月24日の朝日新聞によると、元プロ野球選手も引退後は経済的に恵まれない人がかなりいるという。

もちろん、プロ野球選手に限らず、一流と言われる人なら総じて、自分の経験や知識を後世代に生かして欲しいと思っているだろう。
また、それが少しでも生活の糧になるのならこれほど素晴らしいことはないし、本人の生きがいにも繋がる。

そうした流れをすべて塞き止め、旧体制側の老人の憩いの場としか機能してない高校野球連盟などもはや必要ない。
そういう批判をしないマスコミは、彼ら自体が高校野球の主催者であり、また別のものはプロ球団のオーナー会社だからなのだ。

さらには、こういう事件を生む規制メンタリティが日本の野球界の裾野を狭め、一流選手の国外流出を招いているような気がしてならない。

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