歓送迎会という名の義理ごと

この記事は約2分で読めます。

桜並木

昨日、職場の歓送迎会があった。
久々に新人、しかも「掃き溜めに鶴(むさくるしい所に似つかわしくない、すぐれたものや美しいものが現れるたとえ)」って感じの麗しい女性が入ってきたので、嬉しくなかったといえば嘘になる。

ところが、そういう女性はお約束で、とりあえず最初のうちは最上位の管理職の周辺(隣)に座らざるを得ない宿命がある。
私は一次会で美女の隣に座れなかった愚痴を書き垂れたいわけではない。

考えてみれば、私は1月からずっと毎週のように飲み続け(Weekly Party during winter in 2009)という感じがあったのだが、オフィシャル(職場)の飲み会は、自分のプロジェクトチームの打ち上げを除けば、その中に入っていなかったから忘年会以来、約4ヶ月ぶりということになる。

職場の飲み会というのは、私にとって、旅行でいえば添乗員付きパックツアーのようなものだ。
どちらも始まる前から中身が想像できるし、知的好奇心を満足させることはほとんどない。

そういった理由からオフィシャルな飲み会は単なる義理ごとの意味合いが強い。
ここでいうオフィシャルとは、いわゆる自分が属するセクションの、ということで、単に相手が会社の人間だから全く飲まないなんてことはない。

私の場合は、インターネットを通して同じ趣向を持った多種多様な人と知り合うようになってからは、職場での付き合いは相対的に低下の一途を辿っている。
まして、ギブ・アンド・テイクの関係を築けない相手との飲み会(義理ごと)など疎遠になる一方である。

企業の管理職クラスに読者が多いビジネス誌などでは「今やノミュニケーションという名の(飲み会を通じた)部下とのコミュニケーションは取りづらい時代だ」みたいなことが書かれている。

しかし、そうしたことを嘆く人たちは、たいていの場合、「会社人間」と揶揄される人で、おまけにITが苦手だったりもする。

今の20代、30代と話が合うはずがないし、部下の側から見れば、それは単なる苦痛なセレモニーに過ぎないとしか思わない。

自分も後輩からそう思われるような世代に完全に突入した。
話していてつまらねえヤツとか思われないように自戒を込めて義理ごと(飲み会)を振り返ろうと思う。

コメント

  1. ヨハン より:

    >自分も後輩からそう思われるような世代に完全に突入した
    私も若い頃は職場のオッサン達と飲むのが苦痛でした。だから自分が課長になってから二次会は若者に主導権を持たせてとことん最後まで(風俗も含め)付き合ったものです。
    今思えば無駄遣いだったかも・・・日本人の「つまらねえヤツ」はマイホームと妻子のために飲み会でも財布を死守ってタイプなのかもしれませんね。

  2. カルロス より:

    ヨハンさん、こちらにコメントいただきましたか(笑)
    >今思えば無駄遣いだったかも・・・
    それで職場がうまく回ればいいのではないでしょうか。
    >日本人の「つまらねえヤツ」はマイホームと妻子のために飲み会でも財布を死守ってタイプなのかもしれませんね。
    もしかして、それが理由ですか?海外転職(笑)

タイトルとURLをコピーしました