語学の勉強に旅行ガイドはいかが

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スマホを操作する女性

海外旅行へ行ったときは、フルパッケージのツアーでもなければ、いやでも外国語を使わざるを得なくなる。

ところが、海外に行っているときは「英語で雑談できるようになればいいな、よし、帰国したらもう一度勉強しよう」と意気込んでいても、帰国して1ヶ月もすればそんな気は全くと言っていいほど失せる。
外資系企業の社員ならいざ知らず、多くの人は「普段は外国語なんて使わない」からだ。

そこでいいと思うのが外国語版の日本観光ガイドだ。
主要国の空港の売店はもとより、日本でも洋書コーナーに行けば売っている。

私がそんなものを買ったきっかけは自分のウェブサイトの英語版を作るのにどういう言い回しをしているのか学びたかったからだ。

それに、訳や言い回しがわからなくても、国内の観光地だからネットや図書館でガイドを見れば理解できるので、もどかしさをそれほど感じないで済むからだ。

例えば、東京から箱根へ行くときの方法で The Odakyu line, running from Shinjuku station, is the most convenient way to start a Hakone trip. Any of its trains can be taken as far as Odawara: 70 minutes for the Romance Car train, while the local and express Odakyu trains take 110 and 75 minutes.(新宿から出る小田急線は箱根旅行を始めるのに最も便利な方法である。小田原までならどの列車も利用できる。ロマンスカーは70分、普通列車は110分、急行は75分である。)と書かれている。

この例文だと英文から和訳は簡単だが、この日本語を英語にしようとするとちょっと難しい。
従って、自分で似たようなものを英訳するときは、これをアレンジして使えばいいというわけだ。

もっとも、外国人に駅などで聞かれたときは、Youを主語にしてもっと簡単な言い回しで言えるが、構文を知っていればオドオドしなくて済む。
それでも書くのと話すのでは違うのだけどね。(苦笑)

そして、今度ミシュラン(Michelin)が「ギド・ベール(緑のガイド)」(Le Guide Vert)の日本編(フランス語)を出すらしい。

もしフランス語圏へ留学とか旅行などで行く人、フランス人の友人がいる人などは、これを元に話題作りをするのもいい。
まして自分の出身地のことが掲載されているなら勉強にも身が入るだろう。

9月には英語版も出るようなので、一つ買ってみようかとも思う。
内容としては、ときおりNewsweek Japanで外国人から見た日本という類の特集がされるが、こちらも同じようなものらしい。

日本人とフランス人では価値観が違うので、そこへ行ってみてつまらないと思うかもしれないが、外国人から見た魅力ある日本の光景を楽しむのも悪くない。

旅行ミシュラン日本編、三つ星は17 仏語版を3月発売 (2009.1.31 朝日新聞)

仏タイヤ大手のミシュランが3月、旅行案内の伝統シリーズ「ギド・ベール(緑のガイド)」日本編(仏語)を初めて発行する。
全国約200カ所が評価対象になり、優れた観光地には星がつけられた。

フランス人の目から見た評価ではあるが、レストランガイド同様、世界の旅行者が日本の旅の参考にする。さて、三つ星は-。

■高尾山再び

最高の三つ星がついたのは計17カ所。

この格付けは、ミシュランが「フランス人がわざわざ足を運ぶ価値がある」と推奨する場所だ。
京都、奈良、姫路城などの定番観光地だけでなく、富山・五箇山(ごかやま)や石垣島・川平(かびら)湾といった通好みの場所も選ばれた。

「日本の魅力を実感できるところを選びました」とアンヌ・テフォ編集長(48)は語る。

ガイド執筆陣は日仏の12人。
ミシュラン本社の編集者と日本在住の仏人スタッフが1年かけて日本の全地方の200カ所余りを訪ねた。

それぞれに九つの項目の評価を総合判断し、編集者が格付けを決定した。次の1~9が評価項目だ。

  1. 印象深さ。和歌山県の高野山はこの項目で高い評価を得て、三つ星獲得。「浮世と全く違う時間が流れている。森の中を行くと伽藍(がらん)が現れる。西洋人にとってまさに神秘的」と編集者のカトリーヌ・ゲガンさん(43)。
  2. 知名度。東京が代表例だ。「この街の重要性に異論はありませんから」
  3. 遺産的豊かさ。典型は京都。
  4. すでにある名声。例えば世界遺産。ただ、必ず高い評価がつくとは限らない。
  5. 歴史的遺産価値。奈良など日本の歴史上重要な場所。
  6. 美しさ。屋久島が一例だという。「野生の植物がこれほど素晴らしい島は少ない」
  7. 真正さ。
  8. アクセスのよさなど諸要素。
  9. もてなしの質。

ミシュランは2007年、簡易版ガイド「ボワイヤジェ・プラティック」日本編を発行し、そこでも各地の観光地を格付けした。

その際、東京近郊の高尾山を三つ星評価。「あの週末ハイキングの山が世界的な観光地なのか」と国内で論議を呼んだ。

その高尾山、今回も再び三つ星を得た。
簡易版の編集にも参加したテフォ編集長は「また議論が起きるのは覚悟のうえです」と苦笑する。

今回、再び現地を訪ね、検討した。結果は「やはり三つ星に値する」。
都市に近いのにありのままの自然を楽しめる。「遠くに見える富士山は本当に美しかった」。

簡易ガイドよりも評価を上げた観光地は少なくない。
東京都内では、二つ星だった東京国立博物館が三つ星に。調査の結果、収蔵品の質を見直したという。

■フランス人の目で

逆に、日本人には人気でも星なし評価の観光地も。
若い女性に人気の函館。「欧米人はやはり、北海道には大自然を期待しますから」。

ガイドはあくまで、フランス人の目で見た評価なのだ。「フランスに来る日本人も、私たちにとっては平凡なものにしばしば感動しています」

フランス人にとって日本は「遠い、物価が高い、言葉が通じない」というイメージがあって旅行先としての認知度は低く、ガイド本も少なかった。

しかし、和食ブームや漫画・アニメの人気を通じて近年、関心が高まってきたことがガイド発行の背景にある。

外国旅行者を増やしたい日本政府観光局(JNTO)も後押しをした。
日本は、2010年に日本への外国人旅行者数を1千万人にまで増やす目標を掲げている。

昨年は約835万人(推計)。現在年間約15万人の仏からの旅行者を増やすため、JNTOは仏語版日本ガイドの発行を出版各社に働きかけた。

長谷川豊JNTOパリ事務所長は、今回のガイドによって「東京と京都ばかりだった外国人旅行者を地方に呼び込む効果」を期待する。

緑のガイド日本編は、3月16日に初版約1万部が、フランスを中心に欧州で売り出される。9月には英語版も。

ホテルやレストラン350軒以上を料金付きで紹介し、礼儀作法の基本や温泉の入り方なども解説した。
固有名詞は漢字でも記載。2年ごとに改訂するという。

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