昨日、久しぶりに思い立って横浜スタジアムで野球観戦をした。
世界経済の状況は10年前と同じような恐慌前夜って感じもあるが、横浜ベイスターズは10年前の日本一になったときとは別世界のぶっちぎりのドンジリである。
昨日試合をした読売ジャイアンツとの戦績も、試合前まで2勝10敗1引き分けと20年前くらいの横浜大洋銀行とか言われたときを彷彿させるような負けっぷりだ。(ちなみに上位の阪神、中日とも似たような戦績だ)
ところが、やはり野球はデーゲームの中、ビールを飲みながら見る方がいい、と思っている私は、新聞で横浜スタジアムの試合がデーゲームであることを知ると、炎天下にもかかわらず、まるで海外旅行のときのように帽子とサングラスを持参し、ついでに新しく買ったデジカメのテストも兼ねていそいそと球場へ出かけた。
まあ、最近の読売不人気で試合開始1時間前でもチケットはあっさりと取れたのだが、初回にわずか5球で先制点を取られたときは、こりゃ3回でノックアウト、私も7回で帰宅だな、とか思った。
いくら何でもそろそろ読売相手にも勝つ頃と思ったのは浅はかだったと後悔し始めた。
チケットを買った後、ネットカフェで時間潰しをし、試合開始直前に球場入りした私が、あらためてスコアボードを見ると、横浜の先発投手は聞いたこともない選手だった。
ウィリアムスとは書いてあったが、当然ながら阪神のJFKの一角を占めるジェフ・ウィリアムス(Jeff Williams)が移籍してきたわけではない。
同じ左腕だがデーブ・ウィリアムス(Dave Williams)という昨日まで2試合(0勝1敗)しか登板していない無名の投手だった。
ただ相手の読売の先発のエイドリアン・バーンサイド(Adrian Burnside)という投手も昨日まで8試合(4勝2敗)にしか登板してないのだからどっちもどっちだった。
ところがドッコイ、試合は2回に横浜がすぐに追いつき、3回表のノーアウト二塁のピンチを脱すると、そのウラに相手の制球難に付け込んで逆転。
そのまま難なく5回が終了し、チアガールのアトラクションを見ながら、こんなドンジリチームの勝ち試合を見れるとはオレってついてるな、と何杯目かのビールを飲み干した矢先に先発のウィリアムスが3連打を食らい、ノーアウト満塁のピンチとなる。
通常、ドンジリチームはここで逆転を食らってそのまま相手のクローザーに抑え込まれて負けるというのがパターンなのだが、この日は違った。
しっかりとリリーフ陣が仕事をして、ようやく読売戦3勝目、炎天下のビールがうまいものになった。
何だ、こういうゲームをしていればAクラスになれるのに、と思ったのは私だけだったのであろうか。
ところで、昨年まで横浜のクローザーだったマーク・クルーン(Marc Kroon)、彼みたいな選手を他球団に放出せざるを得なくなるところに横浜の弱さがあるのだろうな。
こんなことでは私が生きている間に横浜が再度日本一になるなんてことがあるのだろうか。
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ウィリアムス2カ月ぶり登板で来日初○ (2008.7.21 日刊スポーツ)
【横浜4―1巨人】 横浜は新外国人左腕・ウィリアムスが来日初勝利。
度重なる故障で約2カ月ぶりの登板。この日の登板内容次第では戦力外のピンチだったが、5回1/3を1失点で切り抜け「凄くうれしい。パーティーをしたい気分だ」と笑顔を見せた。巨人戦の連敗を6で止めた大矢監督は「やっと勝ったね。ウィリアムスには“きょう勝負をかけろ”と言っていた。直球が走っていたからフライが多かった」と納得の表情。
左腕は「前半を棒に振ってしまったので自分本来の姿を見せたい」と巻き返しを誓っていた。************************************
コメント
横浜ファンですか?自分の住んでる所は昔からの大洋時代のファンが大勢います。10年前の優勝の時、横浜に見に行きました。
>10年前の優勝の時、横浜に見に行きました。
私は地元ということでずっと応援はしてますが、久さんも横浜まで見に来られたのですか。
それはたいそう熱心なことで(笑)
でも久さんの住んでいる地方に大洋時代のというと、マルハの関係者でもたくさんいますか?
いっぱいいますよ。なんせマルハは、下関が発祥ですよ。捕鯨基地だったですからね。
>下関が発祥ですよ。捕鯨基地だったですからね。
それは知りませんでした。
下関といえばフグかと・・・
冬は、フグでも食べましょうか。