少し前にユーラシア紀行を運営しているとんびさんが、ここ1年以上旅行会社で航空券を買わなくなり、もっぱら航空会社のウェブサイトを使うようになったと言っていた。
その理由の一つにウェブサイトから購入する正規の割引航空券が、格安航空券ともはや値段面での差がなくなったという。
確かにそうだ。
今回の夏の旅行は佐藤聖子さんの主催するマルタ会で知り合ったYokoさんがフランクフルトにいるというので、ドイツ経由で南欧かマグレブ諸国、要するにギリシャとかスペイン、あるいはモロッコなんかいいかな、と思い旅行会社に航空券の値段を聞いたときのことだ。
そこのスタッフ曰く、「航空会社で出している正規割引運賃だと○○円ですね。格安航空券も出てますが、正規割引の方が安いですかね~」とのこと。
つまり、昔と全く逆になってしまったわけである。
格安旅行会社受難の時代の到来を予感させるような出来事だ。
当然ながら同じ正規割引航空券を買うなら人手を介する旅行会社よりも直にウェブサイトで買った方が旅行会社に払う手数料分だけ安い。
いかも支払いをマイレージ加算されるクレジットカードで払えば、それだけポイントも加速度的に加算される。
従って、正規割引航空券がある区間のチケットを買うのに旅行会社を使うメリットはあまりない。
唯一、正規割引航空券は予約完了から入金までのスパンが短く、しかも変更や取消の手数料が高いことがあげられる。
つまり、ある程度、旅程が固まってからでないと予約できないのがデメリットだ。
要するに、従来型の格安航空券を使うメリットは、旅程に二股かけたいとか、混雑時にとりあえず予約だけしたいとか、そういうフレキシビリティを求めたいときになろうか。
それでもエールフランスのボンジュールウェブで提供している、ストップオーバーなしの単純往復航空券に適用される仮予約のシステムが全面的に導入されたら、ますます従来型の格安航空券は淘汰される運命にあろうか。
ところで、私の今年の夏の旅行については7月になったら予約しようかと思っている。
候補はタイ航空、エミレーツ航空、KLMオランダ航空、このあたりが渡航先に選択肢が多く安いからだ。
オープンジョーとなった区間は欧州の格安航空会社(Which Budget.com)を使うか、ヨーロッパフライトパスを使えばいいだろう。
それにしても4区間もフライト使うと燃油サーチャージが邦貨換算で5万円前後の加算、1990年代に欧州往復航空券が15万円を切った時代が嘘のようである。
株安、円安に燃油サーチャージ、それが今年も欧州旅行に二の足を踏ませる原因となるかもしれないな。
それに11月にはたびちゃん主催のネパールオフ、これは香港かバンコク経由(もちろんチケットはマイレージの無料特典でゲットする予定)になるだろうが、これで9月に欧州旅行へ行くってバカ過ぎないだろうか。
しかも休むといってるのは9月だけなのにね(爆)
まあ、これはジャンキーみたいなもので一種の中毒症状だからやめられないんだよな。
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