バンコクでオイルマッサージ

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夜のワットアルン(Wat Arun)

最近は香港とタイ(バンコク)へ行くことが多くなり、現地でマッサージを受けることも多くなった。

タイでは街中にマッサージ屋が溢れ、ビーチでもホアヒン(Hua Hin)やサメット島(Koh Samet)のサイケーオ・ビーチ(Sai Kaew Beach)なら、マッサージ師(女性)が1時間300バーツから400バーツ(約1,000円から1,300円)でやらないか、と言ってビーチチェアのところまでやってくる。

ビーチにいるときは基本的に絵葉書を書くか、日記を書くかというレベルで、ほとんど暇だから誘いに乗ってやってもらうことにしている。
この場合のオーダーはたいていどの場合もボディマッサージかフットマッサージである。

ところが、今回の旅行で行ったカンボジアのシアヌークビル(Sihanoukville)のオーチティルビーチ(Ochheuteal Beach)では、1時間たったUS$3(約360円)というので、迷わずにOKする。

ただ、ビーチでのマッサージは、どの場合もネイルケア(nail care)をしないか、とかペディキュア(pedicure)をしないかとか追加のリクエストが少々煩い。
毎度のことなので、そういうリクエストは適当に相手をしながらマッサージだけをやってもらっていた。

ところが、何だかいつもと感じが違う。
何のマッサージだと聞くと、オイルマッサージだと言う。
こんなの頼んだっけ、と私もいい加減に体を任せてこの場は終わった。
何せ、たったUS$3(約360円)だったので、あまり気にもならなかったのだ。

そして、バンコクへと旅は続き、到着した初日にワットアルン(Wat Arun)へ行った帰りのこと。
ワットアルンからの渡船場の近くの屋台で軽食をつまんでいると、One Pho Original Thai Massageという看板を出しているマッサージ屋が見えたので、ちょっと入ってみる。

店の人がオイルマッサージがいい、と言うので、カンボジアでやってもらった「もどき」でなく、本場のものが体験できるのか、とオーダー(1時間500バーツ=約1,700円)してみる。

まずは、シャワーを浴びてパンツ1枚になり、お姉さんがうつ伏せになった背中や腰から足首までをオイルを塗りたくりながらマッサージをしてくれる。
それが終わると仰向けになり、胸元から足首までを同じようにしてくれる。

よく観光パンフレットに女性がうつ伏せになってマッサージをされている写真が載っているが、それをやってもらったというわけだ。
でも、このときは、これだったら普通のボディマッサージの方がいいかも、と単純に思った。

本当ならこれでバンコクのマッサージ屋通いは終わりだと思っていたのだが、2日のタニヤ通り(Thaniya Road)の日本料理屋でのバンコクオフ会が10時過ぎに終わってしまったので(2007年インドシナ旅行)、暇になった私はぶらぶらとスリウォン通り(Surawong Road)沿いにあった1軒のマッサージ屋(Bavana Thai Massage)で時間を潰すことにした。

ここで、いつもならフットマッサージでも頼むところなのだが、ここでもオイルマッサージがいいと言う。
何のガイドブックも予備知識も持ってなかった私は単に高い(店が儲かる)から薦めているとばかり思ったのだが、ここでやってもらったオイルマッサージを体験して初めて彼女たちが何でやたらに薦めてくるか何となくわかった。

前のOne Pho Original Thai Massageではパンツ1枚でやってもらったマッサージを、ここでは全裸でやってもらうからだ。
1時間たった400バーツ(約1,300円)で、***なこともやってくれるのか、とも期待したが、この料金ではそこまでのサービスはない。(ヘビの生殺しという話もあるが・・・)

後で料金表を見るとVIPルーム、600バーツ(約2,000円)とあったので、何が違うのか聞くと、個室でのマッサージサービスだと言う。
もしかすると交渉とチップ次第で***ということにもなるのだろうか。

サイフを見るとたった200バーツ(約700円)しか残金がなかった私はこれを体験することはできなかったが、以前泊まったホテルでピックアップした英字情報誌をチェックすると、body to body massageとか、special oil massageとかいうのがある。
おそらくこんなところだろう。

1年半ほど前にシンガポールでやってもらったスウェーデン式マッサージというのが、このオイルマッサージによく似た感じだった。(2005年 シンガポール・マレーシア・タイ旅行

パンツ1枚でやってもらうところも同じだったので、私の友人がspecialの意味を知って憤慨したと言っていたが、おそらくバンコクでの体験を元に語れば勘違いするヤツもいるだろうな。

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