昨日、ここでクリスピー・クリーム・ドーナツ(KKD)のことを取り上げたので、ついでと言っては何だが、今日はフーターズ(Hooters)のことを取り上げたい。
このファーストフードチェーンのことを私が取り上げたのは、2003年7月4日付の「現代アメリカバイト事情」だが、この店の売りはセクシーなコスチュームのウェイトレスで、店のロゴをあしらった白のタンクトップ、オレンジ色のホットパンツがトレードマークだ。
今やフーターズは、全米46州、アルゼンチン(Argentina)、アルーバ(Aruba)、オーストリア(Austria)、オーストラリア(Australia)、ブラジル(Brazil)、カナダ(Canada)、チリ(Chile)、中国(China)、コスタリカ(Costa Rica)、イギリス(England)、ドイツ(Germany)、ギリシャ(Greece)、グアテマラ(Guatemala)、メキシコ(Mexico)、ペルー(Peru)、シンガポール(Singapore)、スイス(Switzerland)、台湾(Taiwan)、トリニダード(Trinidad)、そしてベネズエラ(Venezuela)と世界中に展開しようという勢いだ。
お硬そうなイメージのシンガポール(Singapore)にまであるとはちょっと驚きだ。
もしかすると、シンガポールはカジノ誘致と併せて、完全にアジアのラスベガスを目指そうとしているのかもしれないね。(2006年5月27日「今日の一言」)
そして、当時のNewsweek Japanの記事では、「ホテルやカジノへの事業拡大計画のほか、日本進出の構想もある。」と書いてあり、私はいつ日本に第一号店ができるのか、アメリカでの株式上場はいつなのか、期待していたのだが、現在の段階で実現しているのは、どうやら2006年2月2日にオープンさせたHooters Casino Hotelだけのようだ。
このフーターズ、現在はウェイトレスの時給が公開されていないようだが、3年前にはわずか2ドル13セント(基本給)だけだった。要するに魅せてチップで稼げというわけだ。
いかがだろうか。
このあたりは国毎に違うだろうが、ここはファーストフードチェーンで、決して風俗店ではないのだ。
セクシーコスチュームで働くウェイトレスの時給が、マクドナルドより多少いい程度だったとして、果たして日本に第一号店はオープンできるだろうか。
そして、セクハラ訴訟や女性視聴者を気にするマスコミのブーイングに耐えられるだろうか。
でも日本もシンガポールのようにならないとジリ貧だと思うのは私だけだろうか。
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