私は「2ちゃんねる」や「Yahoo!掲示板」などをあまり見たことがない。
趣味の関係で興味のあるところを見たことはあるが、匿名であることをいいことに罵詈雑言が飛び交っているスレッド(主に政治、経済、時事問題)を見てからイヤになったからだ。
それでも中には表の情報として出てこない鋭い書き込みなども散見されるが、完全にイヤになったのは、例のイラク人質事件以降だ。
それこそ名誉棄損やプライバシー侵害のオンパレードだった。
政府の大衆心理操作(関連:日本のマスコミがアンタッチャブルな理由)に乗せられた者たちの、まるで「小泉シンパに非ずんば日本国民で非ず」みたいなサーバー・リンチ的な書き込みにうんざりしたからだ。
2ちゃんねる名誉毀損を起こした有道出人(Arudou Debito)氏に対する書き込みの発端も、おそらく日本人のやることに逆らう外国人は成敗すべきとの短絡的な感情から出たものだろう。
そういうものを見た私は今後はそうやるであろう政府の情報操作手法に言いようのない恐怖感を覚えたものだ。
ところで、その「2ちゃんねる」がどうやら管理人の責任放棄によって閉鎖されるといった見方も出ているようだ。
9月22日付『2ちゃんねるの「ひろゆき」失踪・・・掲示板閉鎖も』という夕刊フジの記事が正しいとすれば、社会正義の見地からも早急にウェブサイトを閉鎖し、管理人を民事だけでなく刑事(名誉毀損罪など)でも裁く必要があるだろう。
そうしなければ、野放しになっている掲示板で何がされるかわからないし、それにも増して、こんな状況下でさえ彼がノウノウと「ひろゆき日記@オープンSNS。」で失踪日記などと悪ふざけを書いて、何の咎めも受けずにいられたらそれこそマネをするヤツはもっと激増するのだ。
特に、『週刊誌で「払える余力があっても払わない。相手からすれば債権だけど、こちらにとっては義務じゃない」と持論を展開し、ビタ一文払っていない。』などという下りは損害賠償請求訴訟の意義のすべてが雲散霧消(うんさんむしょう)してしまうような発言だ。
おおよそ社会的に大きな存在となったウェブサイトの管理者の言うことではない。
それに加え、ほかの記事を見ても、もはや彼を裁くのに法律によってどうこうというより、「怨み屋本舗(テレビ東京系列で毎週金曜日の深夜に放映)」の世界だ。
一時は英字紙Japan Timesにも紹介されたほどの時代の寵児だったが、こうなってはネット世界の表舞台から消えてもらう以外の選択肢はないだろう。
そうしなければ、本当に総務省がネット検閲を始めることになるだろうから・・・
コメント
こんなことになっているなんて知りませんでした。
勉強になりました。
>こんなことになっているなんて知りませんでした。
損害賠償請求訴訟が起こされているってことはどこかで見たことがありましたが、逃げ回っているとは私も知りませんでした。
ブログを見る限り事実に近いような雰囲気がありますね。
2ちゃんねるに賠償命令、助教授への中傷放置
http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun
情報収集にはもはやMIXIのほうが役立ですからね(そんな言葉ないない)。
2chはいりません。
でも、2chで本性出しててもMIXIで猫かぶって書き込みしてる、という人も多いんじゃないでしょうか。
2chがなくなっても、心の奥に潜む闇は祓えそうにもありませんね。
って、なぜ私はまともなことを書いているのでせうか
国王さん、お久しぶりというか、こっちは初めて?
こんな古いものに今更マジレスいただけるとは思いませんでした(笑)
まあ、趣味のページではたまにはあっちも役立つこともあるとか言いますが・・・
某ドクターの話では
私は趣味(旅行?)のことではあちらは見ませんね~