昨日のコラムで私は一般の日本人が北朝鮮へなど行くべきではないと書いた。
たぶん、これが日刊紙のように多くの人の目に触れるわけではないし、私がコラムを書いたくらいでは独善的な者は北朝鮮へ旅行へ行くであろうからあまり意味はないかもしれない。
しかし、今日のニュースは、もはや北朝鮮でのワールドカップの試合自体をやめるべき、というところまでいってるのではないか、という疑問を抱かせるには十分なものだ。
しかも4月2日付の読売新聞を見る限り、どうも被害が広がるのはこれからという気がしないでもない。衛生状態が悪い国で、しかも情報鎖国、ワールドカップの試合を見に行ってホテルで出される料理は平気なのか?それとも日本からのサポーターは全員、日本から食料を持参せよと指令するつもりか?
あと2ヶ月あるとはいえ、こうなったら行くべきではないだろう。誰か鳥インフルエンザウイルスを持ち帰って来たら、それこそ英仏滞在歴のある者の献血禁止などという、戯言を言ってるレベルではないのだ。
それがわかっているのか?小泉純一郎首相、尾辻秀久厚労相や町村信孝外相は!
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北朝鮮の鳥インフルエンザ、H7型の特徴示す (2005.4.5 ロイター通信)
[北京 5日 ロイター] 国連食糧農業機関(FAO)によると、北朝鮮の鳥インフルエンザウィルスは「H7」型の特徴を示している。
FAOの担当者が5日、北京でロイター・テレビに語った。
同担当者は、「H7型は、これまでアジアでの発生例がない。ウイルスの発生場所が特定できないため、追跡調査する必要がある」と語った。
同担当者は、北朝鮮での鳥インフルエンザ発生を受け、1週間にわたって現地調査を行っていた。
北朝鮮の鳥インフルエンザは平壌郊外の3カ所の養鶏場で感染が確認され、219,000羽のニワトリが処分された。
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北朝鮮の鳥インフルエンザ、中国が禁輸措置 (2005.4.2 読売新聞)
【上海=伊藤彰浩】 中国中央テレビの2日の報道によると、北朝鮮で発生した鳥インフルエンザに関連し、中国農業省は1日、北朝鮮からの鳥類、鳥肉製品の輸入を禁止した。
北朝鮮での流行が終息していないことを示すものと見られる。
先月27日に北朝鮮が認めた鳥インフルエンザ発生に対し、中国側は国境を接する遼寧(Liaoning)、吉林(Jilin)、黒竜江(Heilongjiang)の3省で予防活動を強化。鳥類の持ち込み禁止や車両の消毒などの対応をしていた。
2日付の「吉林日報」紙(電子版)によると、吉林省延辺(Yanbian)、琿春(Hunchun)、集安(Ji’an)などの国境都市では、先月末以降、入国者に対する厳重な検査が行われ、見つかった鳥肉製品を焼却するなどの措置がとられている。
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