初夢の準備はいいかい?

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パソコンを操作する女性

さすがに仕事納めの日にコラムを書くことはできなかった。
職場での打ち上げを早々に切り上げ、グルメの友人と品川プリンスホテルの味街道53次にある串揚げ「桑名」というところで1年間の総仕上げ(何のじゃ?)と相成ったからだ。


私にとっては来年もこういったところで、飲み会ができるようにとの思いを込めた打ち上げだったが、その先陣を切れるかどうか、ようやっと今日の10時前に楽天(4755)の買い注文が通ったというメールが携帯に入った。
その後も大量の売買が繰り返され、結果的に135,272株という出来高を伴って、ストップ高(前日比20,000円高)のままで引けた。

11月の日本エンタープライズ(4829)のときは、ちょうどラオス旅行中の11月30日に買ったものが、そのまま12月1日、2日と下落したまま低迷し、3日から9日まで5営業日連続でストップ高を演じたのだが、今度の楽天はどんなシナリオを描くであろうか?

どうやら2004年を通して有効だった分割銘柄の投機マジックを逆手に取って、ある程度買いが膨らんだところで、売りを浴びせて株価を一時的に下落させ、安く買い戻すということをやってるトレーダーも多いような気配も感じられるだけに一本調子でストップ高を続けるということもないだろう。

もし、それを跳ね返すだけの「買い」の強さがあった場合、ターニングポイントは1月6日(木)かもしれない。

要するに順調にストップ高を続けたと仮定して、12月30日(木)の大納会の引け値が147,000円(29日比20,000円高)、1月4日(火)の大発会が167,000円(30日比20,000円高)、株価が15万円を超えると値幅制限が3万円になり、1月5日(水)が197,000円(4日比30,000円高)、そうなると20万円超えとなる6日(木)と、それをクリアした場合の7日(金)の寄り付きは「売り」オーダーが一番出易いときだ。

安全を期すなら6日に指値22万円か?勝負するなら7日の寄り付きで成り行き売りか?

たぶん、この頃になると、ヤフーの銘柄掲示板には「買い煽り」と思える「この銘柄は30万を目指す」「これしかない」という強気一色の無責任な投稿が溢れるはずだ。
で、実際に7日(金)の正念場をクリアするようなことが起これば、30万円台に本当に到達するだろうが、腹八分目で止めておいた方がいいと私は思う。

まあ、これは非常にうまくいった場合の話で、こんな具合にうまくはいかないだろう。
とりあえず今日買ったものが165,000円になれば利益率30%、これがわずか1週間で稼げるのだから御の字という気持ちでいた方が欲を掻きすぎて後悔しないで済むかもしれない。

では、昨日と今日の値動きから簡単な分析をば・・・

会社名銘柄コード12/27の終値12/28の終値12/29の終値
九九プラス3338654,000683,000738,000
ケネディクス4321183,000177,000190,000
楽天475596,900107,000127,000
ソフトブレーン4779165,000195,000182,000
フォー・ユー7641167,000163,000155,000
スターツ出版7849302,000335,000340,000
  • デフレ時代のニューフェイス、99円ショップの九九プラスは強い。 今や楽天、イートレード証券、九九プラスは、2005年初頭のJASDAQ市場を引っ張る主要銘柄として注目に値するだろう。
  • 不動産ファンド運営のケネディ・ウィルソン・ジャパンは今日の切り返しで上昇基調になる可能性があるが、やはりREIT市場全体の動きには要注意であろうか。
  • 5分割のeコマース銘柄のソフトブレーン、27日、28日とストップ高の後、早くも利益確定売りに押され、明日の値動き次第では、もはや「お年玉銘柄」候補から脱落、早急の手仕舞いが必要か?
  • 3分割したということで、「お年玉銘柄」候補に入れた、本・CD・音楽ソフトのリサイクルショップのフォー・ユーだが、これは完全に「お年玉」どころか「ババ引き」になってしまったようだ。
    やはり、ビジネスモデルがブックオフ(3313)と類似のものであることが伸びない理由なのだろう。
  • オズマガジンの出版元であるスターツ出版、12月の大ブレークで「お年玉銘柄」候補に入れたが、とりあえずは順調な上昇基調にあり、12月14日に付けた年初来高値の723,000円(分割後調整値361,500円)を抜けば大ブレークも・・・

最後にイー・トレード証券(8473)、昨日、今日と順調に値を上げているものの、上に伸びた長いヒゲが非常に気になるところ。
利益確定売りするなら90万円ぐらいが妥当なところか?

2005年初頭のJASDAQ市場を引っ張る主要銘柄としては中期投資銘柄として「分割前」に売らずに持ちたいところだが、この株は証券会社であること。
来春まで良好な相場環境が続かなければ暴落の危険性があるだけに思案のしどころだ。

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