偽善と言われるかもしれないが「スマトラ地震募金」を

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外貨と英字新聞

私はアジア・太平洋方面に旅行へ行くときはキャセイ航空を使うことが多い。

かつては友人と旅行へ行くときに、あえて「香港」と「マカオ」へ寄ってカジノで遊んで帰るプランニングをしたために、そして今は香港でオフ会をやるために、そこを経由するということから否応なしにキャセイ航空を使うことになる。

で、せっかくなので昨年の冬にアジア・マイルズに入会までしたことから、ますますこの傾向に拍車がかかっているのだ。

そして、海外旅行へ行く機会がある人ならわかると思うが、現地通貨で日本で両替不能なもの、あるいは硬貨については「記念」で持って帰るほかに、空港でユニセフに寄付するためのボックスが置かれている。

たいがいの人はそれを利用するのだろうが、キャセイ航空の場合は、機内で「寄付」するための袋が各座席にあり、それに入れて客室乗務員に渡すこともできるのだ。

普段ならそんなことをすることもない私が、バンコクから香港へ行くときに、たまたま余った100バーツ札(260円)を入れて渡しておいた。

クレジットカードでの募金なら募金者の名前がわかるが、私は匿名で金だけ入れて渡しただけなのに、帰国後数日したらユニセフから封書が来ていた。

案内書には電話帳やDM業者の名簿を元に送っていると書かれていたが、もしかすると機内の席で直接渡したので、アジア・マイルズの加入者ということで名前と住所がわかったのかもしれないと、偶然とはいえ、何となく釈然としない気持ちで封書は家の引き出しに放置されたままだった。

ところが、年末を押し詰まった12月26日(日)に起こったスマトラ地震による津波の被害は、100年に1回というレベルの大惨事となり、いまだに犠牲者が数万単位で日に日に増え、最終的には何人の犠牲者が出るかわからないということになっている。

各国では政府の救援活動とは別に義捐金の募集も始まり、いくつかの国際援助団体が動き出していた。

そう、私は思い出したのだ。
せっかく何の偶然か知らんが私の手元にはユニセフへ寄付しろと言わんばかりに封も切られてなかった封書があったのだ。

普段ならとっくに年末の大掃除で捨てていたはずのものだ。
で、今日、郵便局へ行くついでに「スマトラ募金」と書いて些少の寄付金を送ることにした。

手続きが終ったとき、私はちょっとだけいいことをしたような気がした。
まあ、普段ならそんなことはしない私なんだけどね。

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